これは黙示録の次の記述についての閃きである。憶えの為に書き留める。少し長いが・・・
17:3かくてわれ御靈に感じ、御使に携へられて荒野にゆき、緋色の獸に乘れる女を見たり、この獸の體は神を涜す名にて覆はれ、また七つの頭と十の角とあり。
17:4女は紫色と緋とを著、金・寶石・眞珠にて身を飾り、手には憎むべきものと己が淫行の汚とにて滿ちたる金の酒杯を持ち、
17:5額には記されたる名あり。曰く『奧義大なるバビロン、地の淫婦らと憎むべき者との母』
17:6我この女を見るに、聖徒の血とイエスの證人の血とに醉ひたり。我これを見て大に怪しみたれば、
17:7御使われに言ふ『なにゆゑ怪しむか、我この女と之を乘せたる七つの頭、十の角ある獸との奧義を汝に告げん。
17:8なんぢの見し獸は前に有りしも今あらず、後に底なき所より上りて滅亡に往かん、地に住む者にて世の創より其の名を生命の書に記されざる者は、獸の前にありて今あらず、後に來るを見て怪しまん。
17:9智慧の心は茲にあり。七つの頭は女の坐する七つの山なり、また七人の王なり。
17:10五人は既に倒れて一人は今あり、他の一人は未だ來らず、來らば暫時のほど止るべきなり。
17:11前にありて今あらぬ獸は第八なり、前の七人より出でたる者にして滅亡に往くなり。
七つの頭、また山とは?・・・これまで地上に現われた主要な覇権勢力。
十の角とは?・・・・全ての政治権力者、機構。
解釈・・・人類歴に登場した全ての覇権勢力のどの時代をとっても【政治】及び【政治を執り行って民衆を支配する人物】を【コントロールするもの】が居た。最も分かりやすいのは宗教組織。
それは【神】ではないが【神の立場】に立ち、その行動の実態は【従属する神は居ないと主張】するが故に黙示録は【女王】と記述している。
現代もそれは居る。アメリカの政治家を、英国の政治家を、日本の政治家を、中国の政治家をソ連の政治を蔭からコントロールして来たモノが居る。
それを黙示録は【大いなるバビロン、大淫婦】と言っている。