夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

ギターの【鳴り】について

2019年09月13日 16時25分55秒 | 日記
【鳴らないなあ】【音に刺がある】【力任せに・・・】などと感じる時は湿度が50を超えている。日本で普通にこの条件を維持するのは中々大変なことである。ギターの演奏や教授を生業としている人にしか出来ない。趣味でやっている人のタタミ、障子、襖の部屋では殆ど不可能である。

逆に、この湿度条件を満たす環境なら合板で作った楽器でも結構鳴ると思う。

では・・・仮にそのような環境を持って居るとしようか、合板製ギターを買うか?と言うと多分殆どの人は買わない。多くのギター趣味人にとってギターとは【持つ満足感】【磨いて眺める喜び】が【演奏する喜び】に優るのだろうと思う。
(ある楽器製作所の説明文には音の事は何も書いてない、飾りがどんなに美しいかを書いてある。一方、ドイツのアコースティックギターメーカの説明には理想の音をどのように得ようとしているかを書いている。)

さらに、10万円のギターの音と100万円の音を聴き分ける程精密な耳、音楽的感性を持つ人は稀だと思う。何故そう言うか?と言えばネットで聴く演奏に【ろくなものがない】・・・無論素晴らしい演奏もある、素晴らしい演奏をしているのは殆ど女性の演奏家だ。
ぶん殴られるかもしれないがセゴビア、イエペス、ブリーム、ウィリアムス等大御所の演奏の何がいいのかわからない。失礼ながら日本の大御所、先生方の演奏にも感動も感心もしない、途中で聴くのをやめる。韓国人の方が聴かせる演奏をしている。

脇道に逸れた!・・・情報を見ると100万を超えるギターが簡単に取引されている。唖然とする。もう忘れたが神経回路に使う函数がある。独立変数が1より小さい間は従属変数も比例して上昇するが1を超えると従属変数に殆ど変化がない。ギターの場合、【性能・鳴り】=f(価格)に於いて20万円がその閾値だろうと思う。20万越えのギターは音楽的必要によって選ばれるのではない、【持つ喜びやコダワリ】で選ばれるのだ。苦い経験からの結論。それより高価なギターは子供のおもちゃモードだろう。

大した音楽的感性もないのに高価なギターを買う・・まあ勝手だが・・・のは何となく幼稚。

「地元は政治家であることの原点」・・・たわけ!

2019年09月13日 11時05分47秒 | 日記
国政に参与する政治家がこんなこと言うのは日本国だけじゃなかろうか?

国政に参与したら【世界の中での日本】を念頭に置かなければならない。私のような名もなき市井人でさえ、息子が自衛官になったら【公の御用に与っている】と、親の立場での総てを憚っているのだ。それが、「地元は政治家であることの原点」と言って頻繁に地元に行って確たる国家観もないジジババミーハーに【わしが国サのセンセーサマ】と拍手喝さいを受けるパフォーマンスをやったり言ったりするのはい要は【票が欲しい】、ちやほやされたいだけ、じゃなのか?

こんなチンケな人物が大物政治家面出来ている日本は孫正義に言われるまでもなく後進国だ。こんな人物に国家を委ねる事があってはならない、だってそうだろう?田舎の、山村の、漁村の、テレビで下りもしないお笑いを見て喜んでいるようなジジババミーハーに日本の行く末を委ねられるか?ジジババミーハーが悪いとかアホだと言っているのではない、人にはそれぞれに【分】と言うものがあるのだ。【分を弁える】ことを【分別がある】と言う。

誉のある事に使われる器もあればそうでないことに使われる器もある。しかしどちらも無くてはならないのだ。

【分を弁える】についてもう一つ言いたい事がある。ある高齢の元女性皇族の方が言って居られた・・・『高貴の家に生まれ、・・・(暗に、自分の思いを封印して)・・・生きなければならなかった・・・(そこには一個の【人】としての苦しみ)があった・・・』
振り返って決して幸せではなかったとの取り返せない思いがお有りになったのだろう。でも立派!公の人、立場を弁えて居られた。
私のような田舎の一般大衆でさえ、【家格、家風、その他先祖伝来の考え方】に合わないと言う理由で結婚を諦めさせられた事もあったのだ。最近の雲上姫、その(甚だ失礼な言葉ながら)【ご両親】、国民を愚弄なさってはいまいか?