昨年チケットを求めていた、石井琢磨x高木竜馬のニューイヤーピアノコンサートがありましたので、昨日はサラマンカホールに出かけました。同じ内容のコンサートが、4日には、東京の紀尾井ホール、11日には、大阪の住友生命いずみホールで開催。二人で二台のピアノをスピーディーな曲をあれほど弾きこなすには、二人の呼吸がよほど合っていないと不可能です。最初の「美しき青木ドナウ」に始まり、二曲のアンコール「こうもり」と、ヨハンシュトラウスの「雷鳴と稲妻」までぴったり息が合っていたのは驚異的でした。この二人は30代ですが、10代で浜松のあるコンクールで意気投合し、いつかこういう日が来るといいと思っていたとか。プログラムの二番目のトリッチ・トラッチ・ポルカは、よくニューイヤーコンサートに演奏される曲目らしいです。演奏が終わった時、客席の7割は立ち上がり拍手していました。ブーニンの時すらこういうことはなかったのに。普通は高木君のように楽譜をめくる人が付き添いますが、石井君はAIの楽譜。時代は確実に進んでいます。客席には和服姿もちらほら。チケットは、エランガ先生のお世話で入手できました。






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