昨日は、極寒の日でしたが、今年初めての南町民センターでの岐南町短歌会を開きました。歌話は、樋口一葉を取り上げました。一葉の五千円札も津田梅子に変わりました。一葉がたった24年の人生で約4000首もの和歌を詠み、極貧の中でも歌会では素晴らしい作品を残していることも伝えたかったのです。亡くなる年には、「たけくらべ」を森鷗外が絶賛していたことも。
17歳で父親を亡くし、やがて兄も亡くして、一家の経済を背負い、貧しい生活を強いられます。そして結核で他界するのです。華族の中で平民という差別を受けながら、素晴らしい歌を詠みました。
北海道出身のCさんは、雪が降ると、寝巻のまま、裸足で雪かきする習慣があり、岐阜でも知らず知らずのうちにそうしてしまうのだそうです。会終了後は、食事会。短歌以外の話をするのも楽しかったです
毎月県歌人クラブ紙に提出している歌をテキストの中で皆さんに披露していますが、その中で次の歌がFさんの目に留まり、信州出身の彼女は木曽義仲の墓地が気になったようでした。琵琶湖近くにあるお墓を訪ねるようすすめました。
私の歌
義仲寺に葬らるること芭蕉から門人たちへの遺言らしき
今月の歌
津軽には七種の雪があるそうなどんな雪とてやさしく降れよ Hさん



