昨日は、午前中は五藤さんの出品されている版画展を見るため名古屋へ、午後は岐阜市民会館での遠藤さんのシャンソンコンサートに友人と出かけました。版画展はいつもと会場が異なり、地下鉄新栄町で下車して東桜会館へ。この駅で下車するのは10年ぶり。駅にヤマザキマザック美術館があり、入館しています。
五藤さんの作品は2点。「天空の城」は、はじめは、郡上八幡城とは気づきませんでした。こういうポイントは一般観光客は知りません。もう一点は、「深山競演 秋」。この背景の黒には並々ならぬ努力が必要です。黒一色刷るだけでは深みが出ないので、黄色などを下地にするのです。これは着物の喪服を染色する時の手法と似ています。昔、着付けを習っていたとき、先生から聞いていました。黒を染める前に色々染めるのだそうです。黒色だけ刷るのに4日間もかけられたそうです。それほど和服も版画も漆黒は難しいものだと分かりました。午後からシャンソンということでモンサンミッシェルもアップしました。
お昼を名古屋で済ませ、岐阜に向かいました。遠藤伸子さんのシャンソンを聞くのは10年ぶり。とても75歳とは思えない美しさ。何しろ努力の人で、47歳でデビューし、その後カーネギーホールで歌われました、生後まもなくあの大戦でお父上を喪われ、11歳でお母上を亡くされました。それから結婚、子育てをすませてからデビューされたのです。お母上のカーネギーホールで歌いたかったという夢を、自分が果たそうとして・・・アンコールの一つはラビアンローズでした。
ヤマザキマザック美術館入口
五藤さんの 深山競演 秋 五藤さんの 天空の城
モンサンミッシェル
プログラム
終了後ロビーで
とても75才とは見受けられませんね、矢張り気持ちに張りがおありになるのですね。
貴女のように常に向上心を持ってと思い参考にさせて頂いて居ります。
日々新たな技法を追求されている
ご主人様に敬意を表します。
東京展にはなかなか行けないですが、
東京より東海展の方がレベルが高いように
思いました。東京は全国の玉石混淆ですから、
ただ多いだけという気がしました。
日本版画院はレベルが高いですね。
コンサートのチケットは、エランガ先生の
紹介の歌手でした。私も10年前から
知る人でした。先生は交友関係が広いです。