つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

人間国宝 荒川豊蔵展

2007-10-21 | 岐阜県
 岐阜県美術館開館25周年記念展「人間国宝荒川豊蔵」ー緋色を求めてー志野にかけた半生ーを夫の勧めで見に行きました。岐阜県多治見市生まれの豊蔵は、36歳の時筍の絵つけの志野焼の茶碗を名古屋の関戸家で見て、同じ年に岐阜県可児市の古窯跡で、同じ筍の絵の志野焼の破片(桃山時代)を発見しました。彼はその奇遇を喜び、その場所に竹の苗を植え、今は大きな藪になっています。そこが豊蔵の作品の出発点になっています。自身で焼いた筍の絵の茶碗は奥様に贈呈されました。(写真)
 作品の素晴らしさもさることながら、交友の幅広さにも驚きます。陶芸に入るきっかけは、北大路魯山人の窯のある鎌倉に誘われたことのようです。しかし、その発見により、美濃に戻りました。ある時は、奥村土牛とともに薄墨桜のスケッチしたり・・・彼は絵が得意で好きだったのです。前田青邨、熊谷守一、小山富士夫、奥村土牛とも茶碗の合作をしています。なお、彼は人間国宝第一回認定者です。11/4まで。

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7 コメント

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ちゃこママさま (matsubara)
2007-10-23 22:14:14
豊蔵は生まれつき感覚的に優れていたのだと思います。陶芸家の家に生まれた人でもないし、絵がすきで学んでた人ですから・・・

実はこの100年に5度泥棒に入られました。最初は深夜に日本刀を持った泥棒が入り、ほっぺたにぴたりと刀をつけて「金を出せ」。驚いた祖母は隣家に助けを求めました。ところが隣家は「怖いからいやだ、火事だと叫べ」というのです。そこでそれを実行し叫んだら泥棒は逃げたとか・・・
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好きです♪ (ちゃこママ)
2007-10-23 20:04:26
焼き物の中でも志野焼きは色目が好きです

人間国宝の荒川豊蔵は私も知りませんでした
でも志野焼きは大好きです
この筍の絵も見事です
何も解りませんが 感覚で好きです

matsubaraさんの玄関の備前は泥棒にあったんですか
ひどい事をする人もいるものですね
許せませんね
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平島人様 (matsubara)
2007-10-22 20:43:48
いえいえあのような名品はありません。
しかし、備前の作家ものの壺がりましたのに、玄関から泥棒が入りとられてしまいました。今は箱だけ残っています。警察に被害届けを出して3年、もう出てきません。作家ものは玄関に置かないように叱られてしまいました。
備前よりこちらの志野の方がいいですね。
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Unknown (平島人)
2007-10-22 18:07:30
人間国宝荒川豊蔵の作品を見る限り、自然に近い何かを感じる。自然の形で想いがこもった作品は、現在は誰も出す事の出来ない、もぐさ土の土味、釉調、それらにとても魅了されてしまうような静かな作品と想像いたします。松原様宅にも価値は違えどありそうな作品ですね。
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コスモスさま (matsubara)
2007-10-22 08:48:40
ブログ拝見しました。
啄木のあの歌の原作は三行ですが、ああして取り入れる場合はあれでよろしいと思いますよ。スペースがない時など都合で一行にする場合もありますし・・・
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Unknown (コスモス)
2007-10-21 22:20:54
訂正です。啄木の詩ですが、
 「三行」間違いです。
 「二行」になりました。
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Unknown (コスモス)
2007-10-21 22:08:26
こんばんは。
 今日の「人間国宝荒川豊蔵」の陶芸作品を拝見した事は有りません。
 私は自分が陶芸を学ぶ(とは、申しましてもマダマダ習いたての西も東も解らない状態ですが)まで、殆ど興味が有りませんでした。
今、記事を拝見していまして、とても立派な方なのに驚いています。その道を極める方はやはり違いますね。

 次は、お断りです。明日、五行歌を載せますが、どうしても啄木の詩が三行になってしまいました。
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