月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

爽やかな笑顔のはなし

2011年05月06日 20時05分38秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
Aさん宅のご法事を済ませて車を止めているところまで行くと、
道路をはさんだお向かいのお料理店の前で白衣の若者がニコニコしながらこちらを向いています。

幼い頃から知っているR君です。

こちらから手を振ると、ますますにっこりして、走ってこちらに来てくれました!

R君は学校を卒業後、そのお料理店に就職して、住み込みで修業をしています。

「R君!がんばっとるね~!!忙しい?」
「はい、連休中は二日間寝てないっす。忙しくて…」
「わあ、大変やね~。身体は大丈夫?」
「はい、大丈夫っす!!」

そのお料理店は仕出しもされていて、つい先日ご法事のおときにそのお店のお膳をいただきながら、R君のことを家族で話していたところでした。
聞けば、盛り付けなどはR君の仕事だそうです。

「次にいただく時は、R君の顔を思い浮かべながらいただきますね。ありがとう、がんばってね!!」
「はいっ!」

なんと爽やかな……

つらいこともあるでしょう…
甘えのきかない道でしょう…

でも彼はあんなに爽やかに笑って、駆けて来てくれました。

5月の風が吹き抜けたようでした!

願生(がんば)りましょうね!
お互いに!
ねっ、R君!