月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

所作振舞

2011年05月11日 20時23分11秒 | 仏々相念(住職日記)

優しいよな~・・・

 

東日本での震災・事故が起こり2カ月になります。

大変な状況のなか、少しずつ復興に・・・

 

皇族についてどうこういうつもりはありません。

好き嫌いがあるのは、各々の問題です。

でも、被災なされた方々を慰問なされる姿にはいつも優しさをいただくことです。

今日は、福島を慰問なされていました。

飛行機、バス等々から降りられるときの天皇陛下のお姿には頭が下がります。

先に降りられる陛下、しかし、直ぐに振り向き皇后陛下の手を取られます。

その手のはたらきをいただき降りられた後の皇后さまのお姿のなんと優しさに満ち溢れていることか・・・

安心されるのでしょうね・・・

嬉しいのでしょうね・・・

そんな変わらない日常を過ごしておられるのでしょうね・・・

取ってひっ付けたような姿でしたらあんな優しい空気は流れないでしょう!

そっと、手を差し伸べてくれるはたらきがあるからこそあの優しさになっていくのではないのでしょうか。

お互いを認め合い、支え合う・・・

そんな生き方になっていますか?

 

勿論、被災なされた方々への姿勢にしても言うまでもありません。

あの姿というものは、絶対に忘れてはならない姿だと思うのです。

あのような姿勢でご門徒に接していただろうか・・・

仁王立ちして見下げる態度を取っていたのでは・・・

偉くもないのに偉そうにして見苦しく、どんよりとした空気ばかり作っていたのでは・・・

あなたはどうですか?

何事も自分の事として振り返らないと淋しい人生で終わってしまいますよ。