月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

真実之鏡

2011年05月28日 21時34分48秒 | 仏々相念(住職日記)

娘の姿に自分の姿が・・・

 

今日から永代経法要のご縁にお会いさせていただいています。

ご講師の先生には優しいご法話をいただいていることです。

 

4才になる娘さんが反抗期で直ぐに切れるのだそうです。

「フ~ンだ!お父さんとはもう遊ばない・・・」

そうする態度に直ぐに切れる自分が見えたのです・・・

 

お参りになられたご門徒さんのお話し・・・

法要が始まるまでに偶々おっしゃられたのです。

息子さんたちが仕事の合間に田畑の仕事を手伝ってくださるのだそうです。

でも、息子さんたちもイライラするし、私もイライラするし・・・

ケンカしてしまうのです。

ケンカしながら思うのです・・・親父とは一度もこんなことなかったな~って。

どれだけ親父が辛抱しとってくださったことか・・・

改めて優しい親父に出会ったことです。

 

気付けてよかった・・・


微笑感謝

2011年05月28日 21時15分20秒 | 仏々相念(住職日記)

優しさに包まれたなら・・・

 

大好きなご門徒さんが遠路お参り下さいました。

仏さまのようなお方・・・

こちらが心からホッとできるひと時をいただけるおはたらき・・・

 

もう7年忌のご縁となりました。

愛するご主人と突然の別れ・・・

沢山泣かれましたね。

でも、私と接していただく時には一生懸命の笑顔で・・・

あの時期が忘れられません。

 

お嬢さんもやっぱり仏さまのような方で・・・

こんな力の無い住職を大切に思ってくださるのです。

お父さんを乗せた霊柩車の後ろに続くバスに私も乗せていただいたことです。

お嬢さんが通われた学校、そこでの行事の事、家族で一緒に自転車で走ったこと・・・

バスから見える何ら変わりのない光景の中にタイムスリップするかのように当時の姿を重ねられて話して下さいました。

ご縁をいただきながらあの時の光景、言葉、涙・・・思い出していました。

 

寂しさ、変わりません・・・

でも、沢山泣いて、微笑んでくださるまことの優しさ・・・

ふ~・・・って力が抜けて行くようです。

 

生きることって辛いですけど、

その微笑みに支えられ生かさせていただくことの勿体なさ・・・

「大切に生かさせていただいてね!」って気付かせていただくことです。