きれいだよな・・・
この度でのご法話をお聴聞させていただきながら4才の娘さんのお姿をお話しくだされる。
ウチもそんな時があったのかな~って思うのです。
「あっ」っという間・・・
家に出たムカデを退治するのに殺虫剤でシューっとするご講師。
その隣りでジーッと見ていた4才の娘さんは、「虫さん、ガンバレ!虫さん、ガンバレ!」って声援されたとか・・・
笑わせていただきながらも純粋な子どもの心の綺麗さみたいなものを思わせていただいたことです。
お父さんの行為がどういう行為なのか理解できなくても、弱っている、苦しんでいる虫さんの姿は分かるのでしょう・・・
その純粋な声を聞きながら退治しなければならないお父さんを案じたことです。
私にもこんな純な気持ちを持っている頃があったのでしょうか・・・
すれば、いつからムカデやゴキブリ・ゲジゲジ・・・と退治しなければならなくなったのでしょうか・・・
そりゃあ、親がする姿を見ていたのかもしれません。
「なんで・・・?」って尋ねると「人間に害するから!」って明確な答えをいただいたのかもしれません・・・
そしてまた、自分もそうやって子どもに伝えたのかもしれません。
でないと、ムカデが現れて「帰ってきたウルトラマン」に出てくる怪獣と混同して遊ぼうとされても困るし・・・
痛いと泣く子どもを思うと鬼にもなるのですね。
もっと言うと痛いと泣く子どもを見る自分が辛いのでしょう・・・
平気で退治しています。
急ぎ急ぎ蠅たたきを手に「ドリャ~!」って掛け声までかけて・・・
退治すれば「暴れん坊将軍」顔負けの見えを切り、逃がしてしまうと悪役もびっくりの捨て台詞「チッ」・・・
もはや僧侶とは名ばかりのオゾマシイ姿を引っさげておることです。
せめて「虫さん、ゴメンね」ぐらいの気持ちでいたいですね・・・
いつまで保てるやら・・・
蚊の季節ですね・・・