月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

常例法座のご案内

2011年05月14日 22時26分49秒 | 徳正寺からのご案内&お知らせ

今月の常例法座のご案内

 

親鸞聖人のご命日をご縁としてひと時、

阿弥陀さまの御前に座らせていただきましょう。

 

 

日時、毎月16日(土日祝日となる場合は次の月曜日となります)

 

朝10時

 

お勤め、正信偈

 

法話、住職(750回大遠忌法要に会わせていただいた喜び)

 


現役走行

2011年05月14日 21時47分41秒 | 仏々相念(住職日記)

高松からの帰り道・・・

 

ニコニコさんでの高松往復。

いろんな事を考えながらの片道3時間でした。

といっても、昨日の気持ちを胸に安全運転でカタカタコトコト・・・

 

時間的に余裕をもって出発したので飛ばす必要もなくマイペースで走行。

永ちゃん聴くとアクセル踏んでしまうので、ラジオラジオ!

聴く小説みたいな番組もあり結構楽しめたことです。

 

道中思うことにこれから会うであろう人々であったり、ご縁を頂いた時の事であったり・・・

自分なりに気持ちを整理してお参りするのですが、構えたことは何にもなりません。

言葉にならないまま、いつも終わってしまいます・・・

情けないことです。

こんな情けない住職でもやっぱり大切に思って下さり、車まで荷物を持ち見送ってくださいます。

帰り際、「僕も矢沢永吉さん好きなんです」

ブログを読んで下さったみたいで・・・

思わず握手してしまいました!

今度、ゆっくり話しましょう!ってお別れしました。

 

しかし、毎度毎度の事ながら「こんなんでいいのか・・・」って問いかけながらの帰り道。

 

高松で給油を済ませて高速へ・・・

リッター18キロぐらいで走っています。

大洲のあたりで7が並びました、177777㌔!

何か気持ちよく、思わずパチリ!

まだまだ、現役です!ウチのニコニコ!


即席拉麺

2011年05月14日 20時37分09秒 | 仏々相念(住職日記)

長いようで短い・・・

 

お嬢さんと2人暮らしのお父さんと話すひと時をいただきました。

明るそうなお父さん、否、9年の時の流れがそうしてくれたのかもしれません。

 

小学校低学年だったお嬢さん、当然お母さん側に・・・ってお父さんも思っておられた。

その方がきっと幸せになれると思っていたし、育てる自信もなかった・・・

でも、娘が私を選んだのです・・・

不安いっぱいの毎日でした・・・

 

私もお父さんのお人柄に甘えて聴かんでもいいようなことをついつい聴いていました。

「すいません、余計なことを聴いてしまって・・・」

「いや、聴いてもらってよかったんです。」

 

今は高校2年生になられたとか・・・

「今日、娘も本当に来たかったんですが、いろいろ補習だったり資格を取得するための授業が休日でも入るんです。休んでお参りしようか、とまで言ってくれたんです。」

真面目で優しいお嬢さんのようです。

 

最近になってお父さんが身体を壊され入院なさったとのこと。

心臓やら肺やらでダメかと思いました・・・

でも、娘がいるから、1人に出来ないから・・・ガンバりました!

生きなければ・・・

何かそこはよく分かるような気がして・・・

お嬢さんも不安ながら一生懸命に支えられたんだと思います。

私、こんなん大好きです!

お前がいてくれるからガンバれる、歯を食いしばれる!

思いっきり頷きながら感動して聞いていました。

 

「良かったですね、お嬢さんがいてくれて」

「そうなんです」って爽やかな笑顔でした。

 

でも、食事はやっぱり大変だとか・・・

「インスタント・ラーメンが好きでね・・・」

「美味しいですもんね!」

「あんなもんばっかり食べていたから身体壊したんです」

只今ラーメン禁止中だとか・・・

 

大事な命ですもんね、大切にしなければ・・・

愛しいお嬢さんと一日でも多く過ごさなければ・・・

 

そんな話しをしながら、愛しい娘に会いたくなったひと時でした。


両親之業

2011年05月14日 20時00分33秒 | 仏々相念(住職日記)

ここで・・・

 

高松のご門徒宅にお参りさせていただきました。

13才の若き少年の49日のご縁です。

 

「少しは落ち着かれましたか?」

「徐々に・・・です。」

若いご両親の一生懸命がヒシヒシ感じる一言でした。

落ち着ける筈がない、しんどいこと極まりないところにいること分かっていながら、こんなこと言ってるダメ住職です。

言葉がなくて・・・本当に情けない・・・

 

息子さんと3人で、ここでいろんな事を話したのでしょうね・・・

いっぱい笑ったのでしょうか?

時には叱りつけることもあったかもしれません。

その可愛い息子さんを亡くし、2人でどうやって過ごして来られたのでしょう・・・

この空間に座りながら何を語られていたのでしょう・・・

そう思うだけでも切なくなってきました。

ご夫婦で肩を寄せ合い、励まし合い・・・一日一日。

 

事あるごとにここに座りながら、

「今日・・・こんなことがあってな・・・しんどかった・・・」

って、つぶやいてこられたのでしょう・・・

そうしなければ潰れそうになるから・・・

寂しくて、つらくて潰れそうになるから・・・

返事は返ってこないけど、思いっきり泣いて明日への力をいただくのでしょう。

 

そう、その涙のおはたらきとなって支えて下さっているのでしょうね。

大丈夫のVサイン、私たちに向けとってくれるんですよね・・・

「僕がいるから大丈夫だよ!」って。

私は、そう聞かせて頂きながらお写真拝見させていただきました。