月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

時季之音

2013年01月05日 19時01分10秒 | 仏々相念(住職日記)

ガッチガチやで・・・

 

今朝の寒いこと、寒いこと。

流石、寒の入りって感じでした。

これから一番寒いどん底に向かいます。

くれぐれも体調を整えて願生りましょう。

 

昨日、坊守がお飾りしていたお餅をお下げして一日かけて賽の目に切ってくれました。

スケジュールの都合、数日かけてする仕事を一日で切ってしまいました。

カッタン、コットン・・・

一日中、家中に響いていました。

 

御育てをいただいた方々の顔が浮かぶのでしょうか・・・

今年の御講さんに配ることを思うのでしょうか・・・

丁寧に、丁寧に、

カッタン、コットン・・・

 

優しい音です。

 

これから縁側で寒の風に当てていくのです。

カリン、コリン・・・

そんな音に変わるまで・・・

 

そんなことなんて知らなかったコイツ。

坊守が拵えて下さるからこそいろんなことを教えて下さることです。

数日は、縁側に広げているあられをガラガラ、ゴロゴロと動かす役目をいただいていることです。

カビささないように・・・

 

寒の入りの寒さの中、ガラガラ、ゴロゴロ・・・

しんどいのによう切ってもろうて・・・

せめてこれくらいはさせて頂かないとって、ガラガラ、ゴロゴロ・・・

 

なんかいいものです、その時季に接するって・・・

優しき音が聞こえますか・・・