優しい空気が・・・
そのところ、そのところで優しい空気に触れさせていただきます。
そんな空気に触れつついつも自分のことを思います。
コイツの有様を教えて下さるのでしょうね。
「息子の分まで大切に生きてよ・・・」
遠方から帰られていた甥につぶやかれたオバサン。
優しかった、本当に優しかった息子さんをお亡くしになられて数か月・・・
寂しい日常があるのでしょう。
その息子さんを見るように甥を見ておられます。
優しいまなざし・・・
涙が浮かんでいます。
息子が元気だったら・・・
やっぱり大切な息子さんを今でもさがすのでしょう。
「親父、転んだらいけんからズボンの裾をおっとこうな!」
そう優しく微笑まれながらお父さんの膝元に足を着かれました。
元気なお爺ちゃんでしたが奥様をお亡くしになられてから力を落とされました。
今では息子さんご家族が支えておられます。
支えることの現実のしんどさ・・・
自分自身でいっぱいいっぱいなのに、
しんどくてたまらないのに支えていくのです。
オレが看てやらなかったら・・・
そう思われながらの毎日なんだと思ったことです。
優しい空気に包まれるような思いがしたことです。
そんな日常を生き抜いておられる方の微笑ってもの凄く尊い・・・
尊い・・・