月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

迦陵頻伽(カリョウビンガ)のはなし

2013年01月20日 22時16分50秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日のご縁は、五七日のご法事でした

七日参りのご縁の度にご院さんがお経本を持って行き、みなさんに読んでいただいているようです

「みなさん、どうぞ声に出してお経さんを読んでくださいね~、お浄土の鳥の迦陵頻伽(カリョウビンガ)のように…」

そうお伝えをしておつとめを始めると…

だんだんと聞こえてきます

一文字ずつ丁寧に、そしてリズムよく読んでくださるお経さんの声

三人の娘さんや、ご親戚のご婦人方々が一緒におつとめをしてくださいました

まさに迦陵頻伽が美しい声でご説法をしてくださるように、みなさんの声がそのままお浄土のお荘厳です

心地よいというか…なんとも穏やかなおつとめでした

ありがとうございました!

※画像は徳正寺本堂の襖絵に描かれた迦陵頻伽です

 


仏様之眼

2013年01月20日 20時17分16秒 | 仏々相念(住職日記)

どのように映っているのでしょう・・・

 

4歳の女の子と3歳の女の子。

可愛い姉妹がお参りされていました。

 

長い長~いお勤めは退屈でしょうがない様子でした。

体をよじってみたり、足を出してみたり、お母さんの膝の上に乗ってみたり・・・

あ~、退屈なんだろうな~、もうちょっとだから・・・

って視界に入る姉妹を感じながら心で励ましていました。

 

後ろに座られるお母さん、「ちゃんとしない!」って小声で注意します。

躾としておっしゃられるのでしょう。

でも、もの凄くいい子にしていましたね、って、オッチャンはそう思います。

 

長い無量寿経が終わると美味しいおやつをいただき満足そう。

「チョコ、美味しい?」

「うん」って最高の笑顔。

後のお勤めは隣室にある台所でオバちゃんに遊んでもらっていたようです。

「キャ、キャ・・・」って楽しそうな声が聞こえてきます。

 

子どもの嬉しそうな声っていいですね。

こちらまで幸せになれるようです。

そんな声を聞きつつお勤めをさせていただいたのですが、

親さま(阿弥陀さま)の眼にはどんなに映るのだろうかってフッと思ったことです。

 

きっときっと、一緒に喜んでおられるんでしょう。

楽しいね・・・

嬉しいね・・・

よう参ってくれたね!って、

可愛くて可愛くて堪らないようにニコニコ顔のお顔に見えることです。

 

これからも大切に生き抜いてほしいな~

次ぎ会える時にはどんな少女になっているのでしょう・・・

今日みたいに「おじちゃん、バイバ~イ!」って言ってくれるのでしょうか・・・

 

また、会おうね!