その微笑が・・・
どうせ生きるのなら笑って暮らせたらいいですね。
でも、辛いことしんどいこと沢山あるからなかなか笑えないことです。
ハードディスクに録音されていた昔話を見ました。
「傘地蔵」でした。
ま~いろんな流れがあるんでしょうか・・・
山場になるまでの話がちょっと違っていたのですが・・・
とにかく傘を手に家へと帰ります。
お正月のお餅もお金も何も手にすることなく。
大雪になった帰り道・・・
六地蔵がスッポリと雪に埋まっています。
「これはこれは・・・」
お爺さんは急ぎ雪を除け手に持っている傘をお地蔵さんにつけて帰ります。
優しいお婆さんは温かく迎えます、
「それはそれはいいことをなさいましたね!」って優しく微笑まれながらおっしゃるのです。
それを見ているコイツはウルウル・・・
お爺さん、幸せやな~・・・って。
餅はどうした!
金はどうした!
年末にギスギスしてしまってもおかしくないのに、
お爺さんと粗末なお粥を美味しそうに啜られます。
今日一日あったことを、話しながら・・・
そんな優しきお婆さんの微笑みを見ながら、
なんと欲深いコイツが見えてくることです。
何のために生きているのやら・・・
あなたの微笑みをいただいて毎日があります。
あなたの微笑みを前に今日一日を語りましょう・・・
手を合わせながら語りましょう・・・
しんどかったね~・・・
嬉しかったね~・・・
あなたの優しさに触れながら、
その日その日を慚愧しつつ生かさせていただきます。