月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

一枚之紙

2011年11月24日 19時31分52秒 | 仏々相念(住職日記)

お元気でしたか~・・・

 

今日も冷たい風の吹く寒~い一日でした。

左手に持つお念珠をギュ~っと握りしめています、寒さや腰の痛みに負けないように・・・

だからでしょうか、星月菩提樹の珠が年々こげ茶色を増しています。

 

「こんにちは~、お寺で~す。御無沙汰していま~す!」

「こちらこそ御無沙汰して申し訳ございません。」

そんな挨拶の多い一日でした。

でも、親鸞さんのご縁をいただくお陰で一年に一度は会えますもんね・・・

このひと時がなかったら・・・恐ろしいことです。

 

しかし、年に三度発行しています「月のひびき」徳正寺寺報や年に一度の「さらさらと」徳正寺仏婦会報などお配りしているのですが、これだけでも御無沙汰感が違うのかな~って今日つくづく思ったのです。

お取り越しの時だけは「月のひびき」を私や坊守から直に手渡しさせていただけます。

あとは、総代さんや世話人さんにご迷惑をお掛けしてお配り願っていることです。

「いつもの「月のひびき」ですが、読んでくださ~い。」って差し上げております。

「これ楽しみなのよね~、いいこと書いてますもんね~。」なんておっしゃるお方も稀にいてくれて・・・

こんなこと言ってくださると照れ臭く恥かしいのですが、「あ~、読んで下さっているんだ~。」って嬉しくなります。

一人でもそう言ってくださる方がいるお陰でガンバれますもんね!

 

「月のひびき」は、ご法座のご案内がメインなのですが、徳正寺であったご法座の様子や私や坊守のつぶやき、御門徒のコーナー等で構成されています。

例え、お会いすることがなくてもひょっとしたらこれで徳正寺の空気感じて下さっていたのかもしれません。

「あ~、こんなことしているんだ~。あ~、住職はこんな考えしているんだ~。なんて坊守さんって優しい人。」って。

そう思うと、これはこれでいいよな~って思いながら手渡したことです。

「こいつはこいつでガンバってくれているんだ!」って一枚の紙の重たさに頼もしい力を感じたことです。

 

明日も「月のひびき」を手渡しながらどんな出会いがあるのでしょう・・・


本格的冬

2011年11月23日 19時24分27秒 | 仏々相念(住職日記)

それらしく・・・

 

今日は「小雪」。

小雪降る本格的な冬の訪れなのだそうです。

 

やっとお取り越しらしい季節になったことです。

各御門徒宅をお参りするのに身を屈めながら早足に歩いています。

「こんにちは~!お寺で~す。今日はお取り越しさんのお参りをさせていただきま~す。」

「は~い!よう参っていただきました。」

御仏間にお参りするとストーブ等を焚いて下さり暖めていて下さいます。

「すいませ~ん、暖かくしていただいて・・・有難いことです。」

先達が御苦労してくださったお陰で我が家の如くドンドン入っていきます。

迎い入れていただく・・・もの凄く有難いことです。

 

最近では留守であったり、戸締りがされてあったり、今日は結構ですって言われたり・・・

ご縁に会えないこともしばしば・・・

ところによってはお宿の引き受けも難しくなってきていて、御無理を言ってはいけないと思いつつも何とかお願い申し上げご法座のひと時をいただくところもあります。

さあ、どうする・・・

このまま、ここで止めてしまうのか・・・

名案が浮ばぬままひと時を過ごす、「なんとか今年もお取次させていただきました・・・」っと感謝しつつ。

 

その度に、親鸞さんのことを思うのです、

受け入れもないような時に「本当によく願生られましたね」って思わずにはおれません。

お陰でこの私は安心して阿弥陀さまに向かわせていただくことですが・・・

 

丁度今、案じて下さる総代さんの奥さんから電話がかかります、

「Mちゃんです!お取り越し待ってます。久しぶりに御院さんやAちゃんに会えると思うと嬉しいです。」

弟妹を思うが如くにいつもいつも先手先手で・・・

涙が出ます。

 

親鸞聖人750回大遠忌をお迎えしている今年、さあどうする・・・

このまま衰退させてしまうのか・・・

大きな大きな責任です。

 

大切にお勤めさせていただきながら、一人でも多く阿弥陀さまのおはたらきに気付かせていただき喜べるようなひと時にさせていただきたいな~・・・

 


一応住職

2011年11月22日 22時58分07秒 | 仏々相念(住職日記)

坊さんにでも・・・

 

いろいろ思うところがあるのでしょう。

「ワシ、思うんやけど、坊さんにでもなっとったらよかった・・・」とおっしゃられる御門徒。

どういう思いでかは聞きませんでしたが、「今からでもすればいいじゃないですか!」

「とてもとても無理無理・・・」

「いやいや、思い立たれたのならすりゃいいじゃないですか!でもね、見るほど楽なもんじゃないですよ!やってみれば分かりますよ!何事も・・・」

 

私みたいな者でも一応住職としてやっているんですから誰でもできます。

でも抱えている重たさ・・・しんどいものです。

家に帰るとヘトヘト・・・

何の仕事でも同じですよね。

そのしんどさを表に出すか出さないかですよ。

大変な仕事をされているのにニコッと爽やかにされている方に出会うとプロだな~って思います、裏ではガタガタなのでしょうが・・・

 

私も思います、他の仕事してたらな~って・・・

その大変さも知らずに・・・

 

「もういい、何もかも捨てちゃろ!どうでもいいわ!・・・」って思うことしばしば。

でも、世間知らずの私は自分可愛さのあまりしがみ付いているのです・・・寺に。

仏さまや御門徒よりも、何よりも自分が可愛いから・・・しがみ付いているのです。

 

こんな人間でも・・・一応住職なのです。


ふるさとのはなし

2011年11月22日 18時30分39秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

今日、明日は私の里のお寺の報恩講です

昨夜、電話をかけてみると準備で大忙しの様子でした

京都から叔父も帰っていて、4歳の姪っ子とお供えのおみかんを並べていたとか…

そういえば、私も子どもの頃は、子どもも一人役でいろいろなお手伝いをしていた(させられていた?)な~と、懐かしく思い出していました

子ども心に、たくさんのお手伝いの方々が、わいわい!ばたばた!と、にぎやかに動かれる雰囲気が大好きで、台所や張場を行ったり来たりしていたお調子者の私
「本堂にお参りしんさい」と言われ、しぶしぶ本堂へ…
本堂にも大勢のお参りでした
ご法中も大勢ご出勤されていて、報恩講でしかなかなか聞けない美しい節のおつとめも好きでした


こちらもお取越しのご法縁の真っ最中ですので、ここ何年もお参りにも行っていませんが…

やっぱり懐かしく、青空にふるさとを思っていました
(光善寺の報恩講は晴れることが多いので…)


あ~、ちょうど今時分は、お夕飯の手打ち蕎麦が振る舞われている頃です!

懐かしいな~!
作法もののおつとめにあいたいな~!!
おときやお蕎麦、いただきたいな~!!
みんなに会いたいな~!!

ふるさとにかえりたいな~!!


体調管理

2011年11月21日 19時44分33秒 | 仏々相念(住職日記)

真冬並みの寒気が・・・

 

寒くなりましたね。

原チャリでお参りさせていただくのですが冷たいこと、冷たいこと。

「しも~た~(しまった!)、手袋すればよかった・・・」ってブツブツ言いながらハンドルを握りしめていたことです。

冬ですよ、冬!

 

早いものでこの原チャリ、私の所に来て1年が経ちました。

あの時も寒くて・・・

凍えそうになりながら、でももの凄くワクワクしながら今治から走って帰って来た。

ちょっとした用事の時、原チャリっていいです。

今日も絶好調で走ってくれました。

 

明日も真冬並みの寒気が入って来て寒くなるそうです。

くれぐれも体調管理に気をつけて願生りましょう!