おじさんの人生はB級

想いは着実に現実となる。B級の結果の場合もあるけど。

レンタカーでHONDA FITを運転してみたら、CX-30とずいぶん違うことに気がついた

2022年11月28日 | くるま
北海道旅行に行ってきました。
移動にレンタカーを借りたのは、HONDA FIT(フィット)。走行距離が6,000km程度だったので、新しい車だったと思います。
メーカーが違うと、ずいぶん勝手が違うなと感じました。

■まず始動!
フィットのエンジンSTARTボタンは、運転席右側。
エンジンスタートから、ギアをドライブに入れて、パーキングブレーキを解除するまですべて左手で済むマツダ車と違って、右見て、左見てっていう感じでした。
さらに、運転中はSTARTボタンがずっと赤く点灯しています。
乗車したのはガソリンエンジン車でしたが、EV走行ができるモデル用の仕様かもしれないけど、メーターパネル脇だからちょっとうるさく感じました。
まず運転席に座った印象が、視界がとても広い。
とても明るい印象の車内で、また広く開放感を感じるものでした。

■走り始めてみて
ATはCVTなので、6速ATに慣れていると違和感を感じます。
立ち上がりは、エンジン音の高まりとリンクして速度が上がるわけではないので、不思議な感覚です。
回転数は、常にゾーンに収まっていて、燃費走行にはあっているなと思います。
今回300kmほど走りましたが、燃費計は20km/Lを越えていました。

■運転支援機能は
まず最初に、機能の説明を受けていないので、操作方法が正しくない解説があるかもしれないことを、ご容赦ください。

北海道は、一般道でも信号が少なくまっすぐな道が多く、市街を出ると運転支援機能が役立ちます。
まずセットSTEPに違いがありました。
CX-30だとCTCボタンと速度設定の2STEPですが、フィットはアダプティブクルーズコントロール(ACC)ボタンと速度設定をして、車線維持支援システム(LKAS)も設定し3STEPを要します。
キャンセルの作法は同じくボタンとブレーキなので、迷うことはありません。
停車時からの発進と、走行中の復帰は作法が違いました。
フィットの発進はアクセルを踏むしかありませんでした。CX-30だと、RESボタンで発進できるので足を使いません。
また、走行中にキャンセルした機能を復帰させるのに、CX-30はRESボタンで復帰するのですが、フィットは速度設定ボタンでやるようでした。
これだと、設定速度が変わってしまう時があって、戸惑いました。

制御は、速度制御とブレーキに差を感じました。
ブレーキの制御は、フィットの方がスムースで優しく感じました。
速度制御ははっきり違いがあります。CX-30は設定速度で巡航中、下り坂などで設定値を越えると、2kmを目安にブレーキ介入するのですが、フィットは速度が上がるままで65km設定で71kmまで上がっても介入がありませんでした。個人的にはフィットの制御の方が好きです。

フィットの白線認識レベルは、良く見えている白線なのに認識しないことが多々ありました。一方、ぬれた路面で見にくいケースで認識したり、ちょっとLKASは不安を感じました。
また雪がちらちらと降り始め、衝突軽減センサーの異常アラートが鳴り出しました。停止中、ずっとブザーが鳴っていて、アラートのキャンセル方法がわかりませんでした。

■ナビやその他のスイッチ
2泊3日乗りましたが、フィットで慣れなかったのは視線の移動とボタン操作です。
視線の移動が不要なHUDのありがたみを感じるだけでなく、フィットはナビの位置が低いため視線が左下まで移動するのですが、前方の景色が視界から消えます。
CX-30のナビは、ダッシュボードの上でウィンドウの視界を遮らないぎりぎりの高さにあるので、視線はほぼ横移動ですみ、視界には前方の景色が残っています。この安心感はずいぶん違います。
またエアコン類のボタンは、些細ですが押し方の違いも感じました。
フィットは一般的なプッシュボタンで、大袈裟かもしれませんが見つけたボタンを押す時に、当たり前ですが押すアクションが必要です。
CX-30はピアノのように鍵盤型なので、上から押さえるタイプです。ボタンを見つけた後は、力を抜いて腕が下がるのに任せてボタンが押されるので、ボタンを見つけて操作は終わりです。
動作のアクションが少ないので、運転への集中度に違いを感じました。
ここは、両社の思想の違いなのか、ターゲットに合わせた差異なのか、違うもんだなぁと感心しました。

■居住性
フィットの良さは、室内と荷室の広さ、一番気に入ったのは左右のウィンドウが低いことです。
CX-30は、ウィンドウの高さが高く、駐車券を取る時など不便で、これは今でも慣れません。

最後に、たまに違う車を運転すると、違いが結構あることに気がつき、新鮮でした。

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