ねこ饅頭な日々

タイトルは「ねこ饅頭な日々」ですが猫の話は勿論、日々起こる雑多な出来事、珍事件、身の回りのステキを書いていきます

細雪に登場する医院

2013年04月09日 21時25分13秒 | ブラリ芦屋、西宮、神戸

娘が内科にかかるときはここ重信医院。私は行った事がない。


阪急芦屋川駅の北側にある。

芦屋はお金持ちが多いと言われる。
近年では私のような庶民も住むようになり、マンションも増えたけれど・・・

阪急芦屋川駅から徒歩圏内にある町々は明治時代から大阪商人の別荘地や神戸の外国人貿易商の避暑地として開発されたと聞きます。
芦屋川や六甲山に近く大阪湾を見渡すことができ風光明媚な街並みが広がります。
芦屋川沿いにあり、海に近く、松林が点在する平田町などは歴史のある高級住宅地として名高いです。
そのころの芦屋には考えられないほどの大金持ちが多かったと聞きます。
ロバで通学する小学生がいたとか・・・(p・Д・;)すごぉ~!
重信医院がある商店街はそんなお金持ちを得意先にして配達売りをする店が多く
先々代の重信医院の院長は芦屋に住んだ谷崎潤一郎と親しくよく往診に行っていたので
「細雪」に登場する櫛田医院のモデルになったと言われているそうです。

「細雪」の一節
>櫛田と云ふのは、芦屋川の停留所の近くに開業している医師で、見立ての上手な、技倆の卓越した人であるだけに、
この近所で引っ張り凧になっていて、毎日夜の十一時すぎまで夜食にも戻らずに往診に廻っていると云ふ風なので、掴まへるのが容易でなかった。

へぇ~(*´∀`*)この重信医院がモデルなんだ・・・。


娘がどんどん写メを送ってくる。
窓ガラス、革張りの椅子、ドア・・・。
素敵だ。


「ママもどこか悪くなったら次はここに来るべきよ」とも書いてくる。


このステンドグラスの小窓、受付の文字素敵


いいなぁ(*´∀`*)


今度娘が行くときはついて行こうかな♪
大正時代からここに有り、良家の人々、子供達がこのドアをくぐって診てもらったんだなぁ・・・。