10/10 夜はやはり熟睡はできなかった、何度も目が覚め時計を見てがっかりした。
随分寝たと思ったのに23時だったり、そろそろ朝かと思ったのに2時だったり。
ご来光を見るために早く起きダウンを着て外に出た。
富士山、他の山並みも美しい。
あ (*_ _)人
子供のころ毎年父に連れられて信州旅行に出かけた。
父とドライブした八ヶ岳はちまき道路、信州の街、一緒に見上げたであろう山々が見える。
この旅は父をポケットに入れて連れてきた。
「パパが好きな信州やね」そう言って二人で泣いた。
鼻をグシュグシュいわせて朝ごはんを食べに行った。
朝ごはんもバイキング。
食欲がない、お皿に盛ったのはこれだけ、でもこれでも頑張って食べた。
小屋を7時に出発。
高い所が苦手な姉。
気づいてないだろうけれど富士山も応援しているよ。
大きな霜柱。
丁寧に歩く。
はしごは登るより、下りるのが怖い。
先に登った私が上から姉を撮った。
私も怖いのだ、写真がえらく斜め( ̄∀ ̄)
横岳に向かう道はほとんどがこんな感じ。
7:49 三又峰
そして横岳 8:07
ガレ場を歩いて硫黄岳山荘に到着。
ここで休憩 (ノ≧∀≦)ノ
山小屋によって特色がある。
ここはあちこちに描かれた絵や、イラストが飾られて楽しかった。
白玉ぜんざい
9:15出発!
硫黄岳はこんな山。
ケルンをたどるように登っていく。
7つ目のケルンからの眺め。
今日歩いてきた山が見えている。
頂上を過ぎて反対側に下山すると爆裂火口が見える。
前回はガスがかかって見えていなかった。
物凄い迫力だった。
下の青い屋根が夏沢峠のやまびこ荘(休業中)
高度が下がると背の高い木が増え、明るい林をゴキゲンで歩く。
足元は小さな小さな苔の世界
オーレン小屋前で早いお昼ご飯にする。 10:50
強清水を汲みコーヒーを入れた
ずっと持ち歩いていた少々ぺったんこのパンとフルーツ。
11:27出発
色々な種類の苔がびっしり。
↓これは触ったら猫の鼻みたいだった。
「猫の鼻に似た感じ!これ宝物!」宝物に認定
ホワホワの美しい苔、これも宝物
大好きなものだらけ、宝物だらけ!!
せせらぎの岸の苔
時間に余裕があったから、ずいぶん苔の観察して遊んだ。
今日泊まる夏沢鉱泉に着いた。12:20
お部屋はこんなん!!まるで旅館だ!!
自家製の野菜を使ったお料理が出るらしい。
お味噌も自家製ヽ(*´∀`*)ノ
日帰り入浴もできる。
これがその温泉。
硫黄のにおいがして、ジンジン熱いお湯で気持ち良かった。
さて晩御飯。山ではいつも食欲がないのにこの日は全部完食!
美味しかった!豆乳鍋、煮魚、カレーコロッケ・・・。
手づくりのカレーコロッケは茄子やご飯も入っていた
そして最後に選べるデザートが付いている。
私は桃のシャーベット、姉はココナツのアイス
部屋の窓からは北アルプスの峰が見えていた。
こ夏沢鉱泉はお料理も美味しい、お風呂がある、茅野駅までの送迎もある。
そして何よりスタッフがとても親切だ。
みんなニコニコ楽し気に仕事をしている。
姉は「このコース気に入った八ヶ岳に来たら最後はいつもここに泊まりたい!」と言っていた。
そやね、そうしようね。
10/8 大阪22時発 茅野行きの夜行バスに乗って出発。
10/9 7時茅野駅着。そこから美濃戸口までタクシー。
途中運転手さんが牧場で停まってくれた。
(≧▽≦)人(≧▽≦) 雲一つない晴天!!
美濃戸口からは徒歩・・・、その先の登山口までは四駆でしか行けないのだ。
と、四駆が私達の横で停まった「よければ乗っていきませんか?」って
ひゃっほ~!!( *´艸`)( *´艸`) ではお言葉に甘えて・・・。
てなわけで40分ほど予定より早く登山口に到着。
美濃戸登山口 8:44
今回も北沢コースで・・・ 8:52
(o^∇^o)(o^∇^o)「来たね~!!来たね~!!」
青空が嬉しい、恭姉ちゃんと一緒で嬉しい
濃い影が嬉しい
沢の音が嬉しい
色んな感情で泣きそうになる。
樹林帯に入る~
森の甘いにおいがする。
八ヶ岳は美しい苔を見て歩くのが楽しいヽ(*´∀`*)ノ
双子「宝物!」って叫ぶ
幹の色、手触り・・・。
「宝物!!」
しっとりフカフカ
「わぁ!早よ触ってみ~!!」
「宝物!!」宝物認定に忙しい
おぉ峰が見えてきた。
赤岳鉱泉10:50着
ちょっと寄り道、山小屋オリジナルグッズを買う。
中山乗越 11:23通過
行者小屋に11:30到着。
屋根にたくさんお布団が干されていた。
ここでお昼ご飯にする。
私の来ているTシャツはここのオリジナル
これを着て山を歩いていると何度も羨ましがられた。
欲しい山T ベスト5に入る人気なんだ ( ̄∀ ̄)
12:17出発
行者小屋を越えると急にこんなんになる( ̄∀ ̄)
ストックをリュックに片付ける。ここからは両手を空けておく。
鎖や梯子が次々と出てくる。
渾身の力で岩にとり付き登っていく。
どこにつかまって、どこに足を掛けるか。
おぉ~!
今日泊まる山小屋が見えた。
頂きが赤岳、左下が「赤岳天望荘」だ。
岩をよじ登り続けてようやく地蔵峠に到着13:24。
稜線に出たら富士山が見えた。
ヾ(°∇°*) ヾ(°∇°*) 富士山!!!
天望荘でササッと受付を済ませた。
自分たちの部屋に荷物を置き、小さいリュックだけで、急いで最高峰を目指す。
小屋を出発したのが14時。
女性のお風呂が15:20だから、何としても15時には帰りたい。
双子は急いだストックは邪魔になるので置いてきた。
頂上が見えたヽ(*´∀`*)ノあとちょっと!14:27無事登頂!!
写真や動画を撮って、後ろ髪がひかれたけれどスタコラサッサと双子は下った。
お風呂に入りたいからオフロオフロオフロ♪
ここもガレ場あり、怖い岩場あり、注意深く進む。
泊まる天望荘が見えている。
連なる峰々は翌日歩く横岳、硫黄岳だ。
天望荘に15時に戻ってきて、大慌てでお風呂に走った。
(∩.∩)(∩.∩)お風呂間に合った♪
チェックインするとこのカップが手渡される。
名前を書いてチェックアウトするまで持ち歩く。
お茶、コーヒーが飲み放題(≧▽≦)
17時夕食。ここはバイキング形式
私は山では疲れ切って食欲がなくなる。
よくあるレトルトのミートボールやハンバーグがきついのだ
ここはどのおかずも美味しいし、好きなものを好きなだけ選べるから嬉しい
フルーツポンチと杏仁豆腐をたっくさんもらい
おかず少々と炊き込みご飯と豚汁、美味しく完食!!
談話室のおこたでのんびりして夕暮れを待った。
北アルプスが見えている、槍もはっきり見えた。
寒いね・・・また談話室に戻った。
ふと外が気になってちょっと出てみた。
わぁっ!!幻想的な風景が広がっていた。
刻々と色が変わっていき 暗くなり、すぐに富士山は見えなくなった。
ほんの一瞬の風景だった。
小さな小さな個室に戻り、荷物の整理を済ませて
お布団にもぐり込む。
二人で写真の見せっこをする、色々思い出してケラケラ笑った
私「寝られへん、全然眠くない」そう言いながらすぐに眠ったらしい。
夜中何度も目が覚めたけど、まあまあ眠れた。