こんなにのんびりした日々を送るのは
もう何年振りだろ。幼稚園のとき以来かも。
小学生のころもまだ時間には余裕があったかも。
小学生の頃、二階の自分の部屋の窓から
ぼーっと山の一部と空に流れていく雲を眺めていたりした。
地球儀や地図を見ながらその土地の想像をするのが
好きな子供だった。
(わたしは幼稚園の頃、ソビエト連邦が日本の頭上にあることを
地球儀で発見して、空を眺めながら、そこにソ連があるという
不思議を感じていた)
とにかく子供の頃はよくぼーっとしていた。
そして、今。
再び、ぼーっとしている。
毎日家事以外は、家トレと英語の勉強と本読んでる。
読みながら、それが夜中だろうと昼だろうと、眠くなれば寝たり、
起きたり。笑
家族が仕事と学校なので朝はとりあえず(笑)起きて、すーを散歩にはつれていくけど
あとは気まますぎる。
別にどこに行かなくても楽しい・・・
ゴロゴロしながら本読んで、
たまに掃除とか。笑
これまで出かけすぎてたし。笑
長い旅だったなあ、みたいな。笑
*
この週末は夏至で日食で・・て
案の定、東京は曇っていた。
こんなとき、いくら曇り空に祈ったって無駄ってことくらい
知っている。
いくら祈っても、自然は人間のことなんか気にしてない。
長女と親友が「地球に似た惑星が見つかった」という記事を
教えてくれたきっかけで
一昨日からわたしの中に宇宙が広がっている。
で、宇宙のこといろいろ読んでて、
宇宙の広さが138億光年だとか、その世界が
その遠さが、というのを日本語で読んでいるんだけど
もう理解できない・・・・でも知りたい・・・。
そんな中で、1977年に打ち上げられたボイジャー1号が
1990年に約60億キロメートルかなたから撮った地球の写真に
心をうばわれた。
もうすぐ太陽系を離れるボイジャー1号に地球を振り向かせて
撮らせたそのいきさつなど。
これが地球から最遠の地から撮られた地球の姿なのだって。
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わかる? wikipediaからの写真
右の茶色の帯の中の超小さい点。
これがわたしたちの地球。
この小さい点のような地球が写ってる写真を
「the Pale blue dot」淡い青い点
と呼んでいるのだそう。
美しすぎる。
なんて小さいの。
この小さいこの点の中で
わたしたちのすべてがうじょうじょとうごめいているなんて。
まさにうごめくの漢字の「蠢く」
はかない。果てしない。・・・
(わかる?わたしのこの遠い感じ・・・心が)
知りたい。もっともっと知りたい・・・
*
さて。笑
日食、見れましたか?
広島の友達はよく見えていたみたい。
東京は曇ってて
はーたんとすみれと3人で川まで曇り空の中を
歩いていきながら
わたしは曇り空をにらみつつ(笑)
どーせ、祈っても無駄よね、と空に話しかけていた。
これまでも
何千回も山では天気は思い通りにならなかった。笑
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でも、雲から晴れて出てこないかなあって
期待もしてた。そういう自然の一面も知っている。
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17時くらいに少し雲から太陽が出てきて、部分日食、見えた。
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この日食グラスをかけないと見えないし
写真は撮れなかったけど。
おおおおおっ欠けとるわっ、て叫んでしまった。
(この日食グラスは何年か前の金環日食のときの)
一応夏至を感じながら、まだ明るいねとか言いながら
夕飯準備にお酒飲みつつ、テーブルでそんな話もした。
はーたんは
「なんだっけ、あれ(日食のこと)月が欠けてた」
わたし
「てか月じゃないんですけど、太陽ですけど」
なんか私より天然のはーたんなのだった。
新月なので、地球のあちこちからは美しい満天の星が見えるだろうけど
雲がなくても東京の家からそんなに眺める気がなくて
夜空を見上げることもなくふつうに過ごしてた。
外が晴れてようが雨だろうがどっちでもいい。東京に住んでたら
感性もにぶるのかもね。
でも、心の中身はとってもすっきりリセットされてる感。
余計な期待とか、余計な波のない
静かな穏やかな、ぼーっとした日々なの・・・。
はあ、でも・・・
the Pale Blue Dot。
どれもこれも小さなことよね。
はるかなどこかの知らない世界に心を寄せる。
コーヒー飲みながら。