光る君へ第47話「哀しくとも」
刀伊の入寇での隆家の活躍に比べ、都での公卿たちの対応はお粗末でしたね。遠く離れた所で起こった事件とはいえ、あんまりでしたね。「事件は現場で起こっているんだ!」って隆家絶叫すればよかったのに。
前回46話では最後に周明が矢で胸を射貫かれて終わりましたね。でもそれがあまりにも衝撃的で、隆家や双寿丸の活躍も吹っ飛んでしまいました。まひろのほうも周明の死をただ悲しむばかりで、なかなか立ち直れないようです。昼間の白い月をまひろは周明のことを思ってい見ているのでしょうか。
一方道長の方はまひろのことを心底心配していましたね。もちろん公人の道長としては「今回の公卿たちの有り様はあまりにも緩みきってあきれ果てた」と怒りをあらわにしています。ただ私人道長としては、まひろのことが頭から離れないのでしょう。しかし公人道長の立場上、安否の確認などは到底できません。そこが私人道長の苦しい所ですね。
多分それしか方法が無かったのでしょうね。「籐式部から便りあったか」娘の賢子に何気ない様子で声をかかましたね。おっかない顔で……。もしかして初めて賢子に話かけたのではないでしょうか。
「先日まだ太宰府にいると文がまいりました」賢子の返事を聞いた時の道長の表情が良かったですね。「良かったー」って感じを唇の微妙な動きで表現していましたね。もちろん賢子には顔を背けて、見られないようにしてはいました。
その後賢子を振り返り「太皇太后さまにはお目をかけていただいておるか」と問いかけます。怖い顔から次第に優しい顔になり、最後は父親の顔になってましたね。こんな表情ができるなんて俳優さんてすごいなと思いました。
さて次回はいよいよ最終回です。予告編では皆が笑顔をになっていました。怒った顔、困った顔、戸惑った顔、いろんな顔を見せてくれた俳優さんたち、最後はどんな笑顔を見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。
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