草むしりの得意料理その2
鰯
一昨日の節分の日には、スパーの総菜コーナーに大量の巻寿司が並んでいた。節分の日に巻寿司にかぶりつくなんて、いつから始まったのだろうか。しかし日曜日の夕飯が買った巻寿司で済むのだから、何もそんなことに目くじらを立てることもなかろう。早速買い求めたのだが、何だか物足りない。
もっと他に何かないかと店内を探したてみたら、鮮魚コーナーの一角に鰯が置かれていた。巻寿司の影に隠れるようにひっそりと置かれている。そういえば昔は節分の日には、鰯を焼いていたような気がする。鰯を焼く煙が、鬼は嫌いだと聞いたことがある。あの風習はいったい何処に消えてしまったのだろう。
なンて、ことは全然思わなかった。大ぶりで鮮度もいいし、刺身用と書かれている。〆鯖の要領で酢〆にしたら美味しかろうと思い、早速買い求めた。
魚の酢〆の作り方はいたって簡単である。三枚におろして小骨を抜いたサバや、手で開いて背骨を取り除いた鰯に、やや強めに塩を振り冷蔵庫で半日寝かせる。その後表面の皮を剥ぎ、酢でよく洗う。洗った酢は捨て、新しい酢に十五分浸して出来上がり。
美味しくするポイントは酢でよく洗うことと、十五分酢に浸すこと。表面の皮は冷蔵庫で冷やしてから剥ぐと、綺麗にはがれる。
以前NHKの朝ドラ「ごちそうさん」に、柿の葉寿司の具として登場した〆鯖を見て興味を覚え、インターネットで作り方を調べた。脂がのっていてトロリとしているのに、あっさりしており、魚の生臭みも無い。以来〆鯖は、私の得意料理になった。ところが困ったことに、夫の一番嫌いな料理でもある。
せっかく作っても嫌な顔をされるよりはましと、結局その日は塩焼きにした。ところがこれがまた美味しい。塩を振って焼いただけなのに。こんなに美味しいなんて。
言い直します。私の得意料理は「鰯の塩焼き」です。焼きたてのアツアツにカボスを搾り、焼酎のお湯割りを添えます。
鰯
一昨日の節分の日には、スパーの総菜コーナーに大量の巻寿司が並んでいた。節分の日に巻寿司にかぶりつくなんて、いつから始まったのだろうか。しかし日曜日の夕飯が買った巻寿司で済むのだから、何もそんなことに目くじらを立てることもなかろう。早速買い求めたのだが、何だか物足りない。
もっと他に何かないかと店内を探したてみたら、鮮魚コーナーの一角に鰯が置かれていた。巻寿司の影に隠れるようにひっそりと置かれている。そういえば昔は節分の日には、鰯を焼いていたような気がする。鰯を焼く煙が、鬼は嫌いだと聞いたことがある。あの風習はいったい何処に消えてしまったのだろう。
なンて、ことは全然思わなかった。大ぶりで鮮度もいいし、刺身用と書かれている。〆鯖の要領で酢〆にしたら美味しかろうと思い、早速買い求めた。
魚の酢〆の作り方はいたって簡単である。三枚におろして小骨を抜いたサバや、手で開いて背骨を取り除いた鰯に、やや強めに塩を振り冷蔵庫で半日寝かせる。その後表面の皮を剥ぎ、酢でよく洗う。洗った酢は捨て、新しい酢に十五分浸して出来上がり。
美味しくするポイントは酢でよく洗うことと、十五分酢に浸すこと。表面の皮は冷蔵庫で冷やしてから剥ぐと、綺麗にはがれる。
以前NHKの朝ドラ「ごちそうさん」に、柿の葉寿司の具として登場した〆鯖を見て興味を覚え、インターネットで作り方を調べた。脂がのっていてトロリとしているのに、あっさりしており、魚の生臭みも無い。以来〆鯖は、私の得意料理になった。ところが困ったことに、夫の一番嫌いな料理でもある。
せっかく作っても嫌な顔をされるよりはましと、結局その日は塩焼きにした。ところがこれがまた美味しい。塩を振って焼いただけなのに。こんなに美味しいなんて。
言い直します。私の得意料理は「鰯の塩焼き」です。焼きたてのアツアツにカボスを搾り、焼酎のお湯割りを添えます。