古事記あらすじ6
第三章 天の岩戸
㈣岩戸開き
まず常世(とこよ)の長鳴鳥(ながなきどり)をたくさん集め、鏡や勾玉を作り作りました。大きなさかきの木に五色の布をつけ、八坂勾玉(やさかのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)を取り付け、、布刀玉命(ふとたまのみこと)がそれをお持ちになりました。
それから手刀男命(たじからのみこと)という高天原第一の大力の神さまが岩戸の傍に隠れました。岩戸の前では、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が踊りをおどることになりました。
岩戸の前には赤々とかがり火が焚かれ、高天原の神々が皆あつまりました。厳かな祝詞のあとは賑やかな神楽の始まりです。笛や太鼓に合わせて天宇受売命が踊り、神さまたちが手を打って歌い始めました。
その賑やかなこと賑やかこと。岩戸の中の大御神は何事だろうと、岩戸の扉をほんの少し開けました。すると外は昼間のような明るさです。大御神は「何事ですか」と、天宇受売命におたずねになりました。天宇受売命は「あなた様より尊い方がお生まれになりました」と歌いながら答えました。
その時さか木につけてある鏡が大御神の顔を写してピカッと光りました。大御神はもっとよく見ようと、岩戸をまた少し開けました。そこに待ち構えていた天手力男命が、扉の隙間の手をかけ引き開けてしまいました。
コケコッコーと長鳴鳥が鳴きましした。世界はまた元のように明るくなりなりました。
須佐乃男命は長い髪や髭を切られ、手足の爪まで抜かれて下界に追放されました。
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