ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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闇と光の慈愛のコントラスト(28)人の船出

2013年12月25日 18時07分08秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(28)人の船出


--人の船出--

天空の城で、生まれた人間。
しかし、
今まで、暮らしていた土地が洪水で埋没し、
それを神に救われる。
そんな記憶を持ち、神への忠誠を誓し人。
自分たちの本当の出生をしらない。
本当は、闇の長、アクデシアの命の種から生まれたこと…。

生まれてから7日目。
船は、完成した。


ドッボォフは、船の操作盤を取り付けた。
「これでよし、完成だ
 良くやったブリンス」
「神に感謝します」
ブリンスは、ドッボォフに頭を下げた。
「ここで、しばらく待つように」
ドッボォフは、そう言うと作業場を出た。

しばらくして、マイァシが入って来た。

マイァシ「人よ
     それでは、船出の儀式を行う
     船の前え集まれ」
人は、言われたとうり、船の前に整列した。
「ブリンス フォロア パアソネ トラベバ ロイアナ」
ロイアナは、知識を詰め込まれ、倒れたが、どうにか乗り越え、意識を
取り戻し、船出に無事に出席できた。
「男 全員いるな」
「はぃ」人の男は、一斉に返事した。
マィアシは、話を続ける。
「お前たちに、船を寄贈する
 これで、洪水で溺(おぼ)れ死ぬこともない
神の言いつけを良くまもるように」
「ブリンス 人を良く導くように
 フォロア パソアネ トラベバ ロイアナ ブリンスの指示に従うよう

に」
人の女性が入って来た。
「それぞれ 妻を召すように」
「ブリンスの妻 ジアル」
「フォロアの妻 エビィ」
「パソアネの妻 キャリ」
「トラベバの妻 トウリ」 
「ロイアナの妻 デフェ」

「それぞれ 夫の横に立つように」

「ブリンス 家畜を連れてくるように」
ブリンス「はい」
男全員をつれて、部屋を出ていった。
しばらくして、
男たちは、別の部屋につないであった家畜をつれて入って来た。

「ヤギ一組」
「牛一組」
「馬一組」
「犬一組」
「羊一組」
「鶏(にわとり)一組」
「七面鳥一組」
マィアシは、読み上げる。
「それでは、船に乗り込むがよい」
マィアシは、船尾から人の先頭を切っる。
それ続いて、人、家畜は乗り込んだ。

マィアシは、操縦版の前で、ブリンスに支持をした。
「浮上」

静かに船は宙に浮いた。

つづく 次回、船の遺跡
コメント
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