ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0022_魔物の誤解③(手の呪い)裕也日記

2011年09月22日 20時38分30秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0022_魔物の誤解③(手の呪い)裕也日記

メンディア「う」
裕也「う」
二人は右手を押さえた。
エジェ「どうしたの二人とも?」
裕也「ちょっとね
   痛むだけ」
エジェ「見せて」
裕也はエジェに右手の手のひらを開いて見せた。
エジェは手のひらを押さえる。
「痛い?」
裕也「ううん」
今度は自分の手を裕也の手の上にかざしてみる。
そして、ぶつぶつ呪文を唱えた。
「我らに敵対する者
 正体を現せ
 闇の長の名において」
裕也の手から黒い煙が少し漂う。
エジェはその煙の匂いを嗅(か)いだ。
「くんくん」
「懐かしい」
「闇に閉ざされた匂い」
「夢でみる匂い」

つづく 次回(夢の道筋)

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