0022_魔物の誤解③(手の呪い)裕也日記
メンディア「う」
裕也「う」
二人は右手を押さえた。
エジェ「どうしたの二人とも?」
裕也「ちょっとね
痛むだけ」
エジェ「見せて」
裕也はエジェに右手の手のひらを開いて見せた。
エジェは手のひらを押さえる。
「痛い?」
裕也「ううん」
今度は自分の手を裕也の手の上にかざしてみる。
そして、ぶつぶつ呪文を唱えた。
「我らに敵対する者
正体を現せ
闇の長の名において」
裕也の手から黒い煙が少し漂う。
エジェはその煙の匂いを嗅(か)いだ。
「くんくん」
「懐かしい」
「闇に閉ざされた匂い」
「夢でみる匂い」
つづく 次回(夢の道筋)
メンディア「う」
裕也「う」
二人は右手を押さえた。
エジェ「どうしたの二人とも?」
裕也「ちょっとね
痛むだけ」
エジェ「見せて」
裕也はエジェに右手の手のひらを開いて見せた。
エジェは手のひらを押さえる。
「痛い?」
裕也「ううん」
今度は自分の手を裕也の手の上にかざしてみる。
そして、ぶつぶつ呪文を唱えた。
「我らに敵対する者
正体を現せ
闇の長の名において」
裕也の手から黒い煙が少し漂う。
エジェはその煙の匂いを嗅(か)いだ。
「くんくん」
「懐かしい」
「闇に閉ざされた匂い」
「夢でみる匂い」
つづく 次回(夢の道筋)