不思議なハートの力00058征服②
神海は、そんなに身長は高くない。
昼休み。
給食が終わると3人組が近づいてきた。
一人は、神海より身長は少し低くいが豆タンクと言ったところか、
真ん中の男は小学生と思えないほど大柄で顔は鬼瓦みたいだ。
そして、もう一人は、背は少し高いぐらいで痩(や)せた細身だった。
カマキリに似ている。
「神海君。お近づきの印しに学校を案内しようか?
僕ら3人、君と友達に成りたいんだよ。」豆タンクは言った。
「別に案内してもらう必要はないけど。」神海は、言い切った。
「生意気な奴。君に断る権利はないよ。」鬼瓦は、押し殺した声で言った。
「ここで、やっちゃう。」カマキリが唇をなめた。(; ・`д・´)
「めんどくさい。連れ出そうか。」豆タンクは、神海の肩を抱き寄せた。
神海は、それを手で払い除け静かに言った。
「分かった。付いていく。先に行け。」
「なら良い。」三人は、神海を連れて教室を出て行った。
つづく。 次回(征服③)