不思議なハートの力00065リレーション②
--リレーション②-豪邸--
白の石垣が続く、その後ろに3メートくらいの緑のイブキの木が植えてある。
そのお屋敷の出入り口の門に着いた。
2メートルぐらいある鉄格子の柵がある。
二階建ての広い屋敷が奥に見える。
土台は、白を基調とした鉄筋造りのようだが、2階は木材を使っていた。
執事のセジェスが何かボタンを押す。
「ガラガラガラ…」
自動でゲートが開く、車で屋敷の中に入る。
車は、中の屋敷の入口に止まった。
車から執事のセジェスが降りてきて車のドアを開ける。
3人は、車から降りる。
メイドが迎えに出ていた。
黒のフリフリのロングスカートにエプロン。
「お帰りなさいませ」
神海は、会釈する。
真似して真菜美と朋子も会釈する。
(本当にメイドているんだ)
真菜美は、感心した。
メイドが屋敷のドアを開ける。
広々とした玄関である。
神海は、自分のルームシューズを履(は)く。
メイドは、2人に薄ピンクのスリッパを出した。
(もふもふのスリッパだ)
朋子は、はしゃぐ。
靴をお客様用靴箱にしまう。
神海は、メイドに「リビングに案内してください」と言う。
「場を離れます。
先に着替えてきます」
そう2人に告げて自分の部屋に行く。
2人は、案内されリビングに着いた。
白と黒の混ざった大理石のテーブルを囲むように紺の4人掛けのソファーが置いてあった。
敷(し)いてあるのは、パステルカラーの絨毯(じゅうたん)である。
メイドは、ソファーを手で指し、「お寛(くつろ)ぎください」と言い出て行った。
ランドセルを肩から降ろし、2人は座った。
ふかふかで体が沈む。
朋子は、必死で体を前に倒して堪えていた。
神海が、着替えてポロシャツにジーンズで戻ってきた。
ポロシャツには、キリンのマークがある。
朋子の様子を見て、
「もたれて良いよ」
神海は、優しく言った。(おい!真菜美は、無しか?))^o^(
「ありがとう」
朋子は明るい。真菜美は、既にもたれていた。
(やけくそぉお)
真菜美は、心の中で叫んだ。
つづく。 次回(リレーション③-紅茶とケーキ-)
メモ:中学生になった記述がありましたが訂正です。
まだ、小学生6年です。