闇と光の慈愛のコントラスト(91)新たな時
==第二章、闇と光==
--新たな時(004)光の未来②--
「アイリス。生きていて良かった。
アイリスを助けてくれたエンビも。
ありがとう。」
アクティスは、本当に感謝した。
「アクティス。あなたこそ無事でよかった」
アイリスも、闇の民が居ることに感謝した。
自分のせいで闇の民は全滅したと思っていたからだ。
「私は、済んでのところでお爺様(おじいさま)が逃がしてくれたのです。
他にも逃げた者はいます。
しかし、呪いをかけられています。
イリノイスは、あの場にいた全ての闇の民に呪いをかけました。
呪いをかけられた民を救わなくてはなりません」
「私も協力します。
エンビもありごとう。
イリノイスだけは、許せない」
アイリスは、声を震わせた。
「私も協力します」
エンビもサンディアも頷(うなず)いた。
「隠れるにはもってこいの場所です。
この洞窟を拠点にしましよう」
洞窟は、複雑に分かれ相当奥まで連なっていた。
アクテイスたちは、光を手から出し照らしながら違う洞窟の奥に進んだ。
行き止まりで止まる。
アクテイスは、両手で何かを包む仕草をする。
包まれた空間には、手を握ったくらいの石があり闇が集まりだした。
やがて、光だした。
天井に放り投げる。
天井に着く済んでで止まる。
それは、太陽の様に燃えだしていた。
次に、アクテイスは、地面に両手を当てた。
地面が振動する。
「だ だ だ だぁぁあん」
地面が細かい土に変わった。
「サンディア。畑にまく種を取って来て」
「分かった」
サンディアは、次元移動して一瞬で種を持ってきた。
合わせて道具も持ってきた。
「さあ。ここが私たちの住むところよ」
4人の新たな未来がここから始まる。
つづく。 次回(光の未来③)
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