不思議なハートの力00068リレーション⑤
--リレーション⑤-剣道大会②--
朋子は、神海を全力で応援することを誓った。
「ごちそうさまでした」
真菜美と朋子は、神海に礼を言って、神海の家を出た。
神海には、親しくなればなるほど、
真菜美も朋子も良い人であることが分かった。
神海は、心に問う。
(イクタス。私は、真菜美を倒さなければいけないのか?)
(そうだ。闇に縁するものは、滅びなければならない)
イクタスは、答える。イクタスとは、神海が合体した光の武神である。
(それは、殺すと言うことですか?
あなたにとっては、殺すことなど簡単なことではないのですか?)
(ただでは、殺めることは難しい。
なぜなら、闇の者アクティスに守られているからだ。
真菜美は、心の力が強い。
普通の状態ならどんな魔力を発揮(はっき)するか分からない。
まずは、心の力を奪(うば)うのだ)
(私の望みは、文武(ぶんぶ)を鍛(きた)え日本を世界を導く人に成ることです。
それには、真菜美を倒すことは必要なのですか?)
(お前の願いは叶えてやる。
その為には、我の願いも叶えるのだ)
(アクティスとは、どんな者ですか?)
(過去に我等、光の神を亡ぼした者だ。
闇は、悪なのである)
(分かりました)
渋々(しぶしぶ)であるが神海の意志は決まった。
つづく。 次回(リレーション-剣道大会③-)
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