うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

一応、バス会社の事務出身ですから…

2005-03-20 15:18:23 | 表へ出ろ
車内に電光掲示板が装備されているバスがある。大概は方向幕のちょうど真裏あたりに設置されていて、次の停留所名とか広告なんかが流れていたりするわけだ。なじみのない地域でバスに乗る時、あれがあるのとないのとでは安心感が全然違う。私の住んでいる地域のバスは電光掲示板が標準装備なので慣れてしまっているから、装備されていないバスに乗ると、不安でたまらなくなってしまう。ひどい会社になると路線図すらなかったりするから恐ろしい。

昔、茨城県の土浦に出かけた時、そのせいで恐ろしい目に遭ったことがある。何と運転士が方向幕を間違えていて、行くつもりの場所と別方面へ行くバスに乗ってしまったのだ。慌てて乗り換えようとしたが、どこで降りたらいいのか路線図がないからわからない。今から思えば運転士に訊けば済む話だったのだが、動転していてそこまでの考えが及ばず、当てずっぽうで「ここだ!」と降りたら、たまたま目の前に本屋があったので地図で調べると、幸運にも乗り換え停留所まで比較的近い距離だったので、マヌケな運転士をブツブツ呪いつつ歩いたのだった。そのトラウマが残っていて、地方のバスに乗るのは未だに怖い(でもバス好きなんだけどね)。

祖父のお葬式でバスに乗った。横浜市営バスには全車に電光掲示板が設置されている。
横浜駅から久保山に向かう途中に「藤棚」というバス停がある。電光掲示板には「次は藤棚」とだけ出て、広告の類は流れない。藤棚の次のバス停は「藤棚町2丁目」という。バスが藤棚停留所を発車して、運転士がボタンを押すと「♪ピンポンピ~ン(チャイムの音)…次は藤棚町2丁目、藤棚町2丁目でございます…」とアナウンスが流れ、電光掲示板に「次は藤棚町2丁目」と表示が出て、続いて広告が流れたのだが、そこに問題があった。

「藤棚幼稚園へは藤棚でお降り下さい」

「藤棚」って、さっき通過した所じゃねーかよっ!通過してから流すな藤棚幼稚園。て言うか、交通局の担当者もちゃんと指摘してやれよ。これじゃ間違えるヤツが絶対出るぞ。
ちなみに、帰りのバスでも同じように「藤棚幼稚園へは藤棚でお降り下さい」と出ていたが、これは藤棚町2丁目の次が藤棚になるから問題はない。要するに、1停留所につき往復で広告を出すようになっているシステムなわけですね。

…だったら藤棚町2丁目じゃなくて藤棚の案内に広告出せば良かったんじゃないか、藤棚幼稚園。