時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

根は”オヤジギャグ”なんだな・・・

2007年07月20日 22時58分00秒 | 政治
麻生外相のアルツハイマー発言が批判されている。
いっぽう野党の民主党のほうも末松代議士ブログが被災地視察を「珍道中」と表現して”炎上”している。

もちろん二人とも、患者や被災者を見下したり、馬鹿にしているとは思わない。聞く人、読む人へのユーモア提供のつもりなんだろう。しかしセンスが悪過ぎるからこうなる。
フジテレビの「はねトビ」でインパルスの板倉が、部下の若者にウケようとしてギャグを言うが、どれも逆効果で嫌われてしまう中年上司みたいな役をしているが、あれとまさに同じ。

教訓として言えるのは、政治家はユーモアなんか交えなくていい。真面目に誠実に話したほうが失敗がない。名言録などにチャーチル英元首相の”クスッ”とする言葉が書かれていて感心するが、あんな事を言えるのは一握りでしかない。
最近、こうした失言が目立つのも”そのまんま東効果”なのかな?でも彼とて(第一級にはなれなかったが)、数十年間、芸人として芸能界で磨かれた、いわば修行の賜物だ。素人が付け焼刃でおもしろい事を言おう(書こう)なんて思っても、そううまくできるものではない。市井の民がブログに書くのならまだしも、発言の責任を問われる公人である政治家は控えたほうが無難と思うよ(笑)。



段ボール肉まんは捏造?!

2007年07月20日 08時35分00秒 | 社会・経済
日本でも話題騒然となった中国の段ボール入り肉まんスクープが捏造放送だったと放映したテレビ局が発表した。まず驚くのが「視聴率稼ぎ」という捏造理由で、日本の数々の捏造番組とまったく同じ。しかし共産主義国家でどうして視聴率を稼ぐ必要があるのか?視聴率なんて資本主義の象徴みたいなもんだろ?――と疑問に感じたがテレビ朝日の『やじうまプラス』によれば、中国にも多数のテレビ局が乱立しており、広告収入増加のために激しい視聴率競争が繰り広げられているらしい。おかしな国家だ。政治は共産党独裁なのに経済は資本主義化している。こんな矛盾した政治と経済は遠くなく破綻しない筈はない。

捏造番組には絶対条件がある。それは視聴者が「いかにも有りそうだ」と信じられる内容であること。「そんな事はありえない」と思うようでは捏造する意味がない。中国じゃ段ボールを食材に使うことは有り得るのか――と嫌味を言ってやりたいが、残念ながらそうも言ってられない。我が国でも「ミートホープ社が段ボールを混ぜていた」と報道されれば「そこまでやっていたか」と信じてしまう(笑)。皮肉な話だ。

ただひとつ違うのは、今回の捏造発表が真実か?と疑う部分もあること。あるいは段ボール肉まん報道のほうが正しくて、今回の捏造発表のほうが実は捏造――そんな疑惑をまったく抱かないことはないのが、あの国の凄さだ(笑)。

【補記】
判決では懲役1年と罰金約1万5千円らしい。死刑なんて噂も有ったが中国にしてはマトモな量刑の判決が出た感じ。五輪も近いしね……