時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

賞味期限は誰のもの?

2007年11月20日 08時53分23秒 | 社会・経済
今朝は「ミシュラン東京版・星が付いた店はこれだ 」なんてタイムリーなニュース(?)が報じられた。食品偽装で賑わっているこの時期に、ミシュランもなかなか皮肉な事をなさる。船場吉兆も入ってたら面白かったのにな(笑)。

食品偽装と言えば、「賞味期限が短すぎる?政府内で議論始まる」というニュースも。
この話題を取り上げた『やじうまプラス』(テレビ朝日系)では「賞味期限のほうを見直すなんてとんでもない!!」と例によって政府批判をしていたが、この問題は政府見解が正しい面も多い。

賞味期限改竄のニュースを聞いて、疑問を持った方も多いのではなかろうか? 賞味期限の期間がメーカーに任されているにも関わらず、期間を延ばすのではなく期限の日付を書き換える。理由は「まだ食べられるから」。だったら何故、期間を延ばさない? 中には賞味期限の表示が義務付けられていないのに、わざわざご丁寧に賞味期限を記載して偽装している例もある。

賞味期限を短く設定する理由について、メーカー側は「個人差があるため、お年寄りや小さいお子様、身体が弱い方々など全ての方が安全に食べられるように」と説明することが多い。
それだけか?
賞味期限をできるだけ短くすれば、それだけ商品購入の頻度が増して売り上げがあがる――そんな目論見が皆無とは考えにくい。「賞味期限が切れたら、さっさと買い換えましょう」ということだ。
そういう実態を見れば、政府の「賞味期限が適正かどうか検証しよう」という動きは、消費者側に立った物と見られる。なんでもかんでも政府を批判すれば良いってもんじゃない、朝日!

ちなみに筆者宅の台所には、賞味期限が'06とか'05なんて物が結構ある(笑)。「これはまだ大丈夫」とか「これはもうダメ」なんていうのは経験から個人が判断するのが暮らしの知恵だ。