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イマを見つめて
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日商岩井に福田康夫まで? どこまで広がる守屋疑惑

2007年11月29日 18時22分00秒 | 政治
現在発売中の『週刊文春』12月6日号では防衛施設庁元長官嶋口武彦氏の実名記載で沖縄・普天間基地移設問題の疑惑を取り上げている。日商岩井(現・双日)の大物O氏をキーパーソンに、福田康夫首相(当時官房長官)の名前まで登場し、なかなか生臭いww

防衛省利権をめぐる、「守屋汚染」の検察捜査は、沖縄の米軍再編計画にも及んでいる。しかし、その利権の出発点に、守屋前防衛次官と山田洋行以外の防衛商社との関係があったことはあまり知られていない。防衛省関係者が語る。「守屋氏が総合商社の日商岩井とも親密な関係だったというのは防衛関係者の間では知る人ぞ知る話です。実は、沖縄の基地問題をライフワークと自任する守屋氏の”沖縄利権”、その核心は日商岩井との関係から始まっているのです」
そして日商岩井の実力者で、福田首相とは東京高等師範付属小学校の同級生だったというO氏なる人物が登場する。
普天間飛行場移設問題を巡る協議で、新基地の建設工法の決定に向けた原案作りに取りかかっていた頃、一本の電話が入ったという。電話の主は当時内閣官房副長官の職にあった古川貞二郎氏だった。嶋口氏が振り返る。「古川さんから『福田康夫官房長官からの話だ。日商岩井が、いい案があるから聞いて欲しいと言っている。先方は日商岩井の役員で福田さんの同級生だ』と言われ、日商岩井の幹部二人と防衛施設庁の長官室で会いました」

日商岩井かあ。ダグラス・グラマン事件なんてのも有ったよねえ。普天間移設問題と言えば、輸送機エンジン調達なんかより遥かに大きい利権で、山田洋行なんて小さな防衛商社だけで終わる訳ないと感じていたが……。

福田首相もO氏も、そして連絡を取り次いだ古川副長官も「口利きなど一切ない」と否定している(同文春記事)。商社への口利きはともかく、「普天間 福田官房長官」で検索すると、色々な話が出てくる。内閣のスポークスマンを務める官房長官であるから出て来るのが当然とも見て取れるが、深く関わっていたことは確か。文春はまだ守屋容疑者が疑惑の中心となる記事構成となっているが、これが政治家中心の構図になったとき、福田首相は額賀財務相を庇っていられる余裕を持ち続けられるのか?――見物だ。

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まだまだ謎だらけの坂出3人殺害事件

2007年11月29日 14時57分00秒 | 社会・経済
香川・坂出の3人殺害事件は川崎政則容疑者の供述通りに死体が発見され、動機も徐々に語られつつあるようだが、どうも腑に落ちない点が未だに多い。
被害者の三浦啓子さんは2つのパートを掛け持ちして1日に合計13時間も働いていたと聞く。短期間に何度も引越しをして、中には家賃未払いのケースもあったらしい。
そして川崎容疑者の殺害動機は、川崎容疑者の妻である啓子さんの妹に数百万円の借金をさせ、その金を借りていたいたためと容疑者が供述している(※山下清さんは否定)。

三浦さんが働き尽くめだったのも、借金返済のためだったのか? ならば、何のためにそんな金が必要だったのかという疑問が湧く。失礼ながら、ご自宅を見る限りでは贅沢な生活をしていたようには感じられない。また山下さん一家6人の生活の面倒を見ていたという噂が一時流れたが、これは山下清さんが否定している。この話が正しいとすれば、「何にそんなに金を使ったの?」と考える。
(1)ギャンブル
多額の借金を背負うケースとして、まず考えられるのはギャンブルだ。しかし三浦さんのプロフィールを聞くと、どうも競馬や競艇などのギャンブルのイメージは結び付かない。中年女性が一番ハマるギャンブルといえばパチンコだろう。しかし毎日13時間働いていればパチンコ屋へ行く時間など無いのではないか?唯一、考えられるとすれば「無尽講」のような地域固有のような物か。大都会では殆ど見かけられなくなったシステムだが、地方では未だに残る地域も見られる。
(2)悪徳商法・詐欺事件の被害者
三浦さんが何らかの悪徳商法や詐欺事件の被害に遭って、多額の借金を背負ったというケースは充分に考えられる。伝えられる三浦さんの性格を聞けば、警察等に解決を頼るのではなく、自力で解決しようとする事が考えられる。この場合、今回の犯行自体も川崎容疑者単独による怨恨での犯行という見方も変わってくるかもしれない。
(3)特異な宗教絡み
三浦さんが得意な宗教に入信していて、そのために大量の金が必要だったという可能性もある。川崎容疑者の妻であった妹は肺癌だった。こういう状況になると、医療だけでなく、藁にも縋る想いで宗教にハマってしまう人間は多い。こうした報道は一切報じられていない(宗教関係にはマスコミは慎重だ)が、可能性が全く考えられなくは無い。

ともかく、今回の事件で関わった人間たちと金の問題は非常に奇異だ。三浦さんだけでなく、山下さんご一家にしても、非常に質素な生活をしていたように見える。また、川崎容疑者もパン工場で勤勉に働いていたというし、亡くなった妹さんも働き者だったと報じられている。
簡素で勤勉に働く人々と多額な借金。果たして、その多額な金はどこに流れたのか?
この金の行き先が今回の事件の最大のキーポイントであろうと感じる。

それにしてもいっぽうではFX取り引きで3年間で4億円の利益なんて事件も聞く反面、数百万円の借金のために1日13時間も働き尽めの人もいる。格差社会というかワーキングプアというか、そうした現代の社会事情も背景には色濃く反映されている気がしてならない今回の哀しい事件である。

【追記】
現在、発売中の週刊文春によれば三浦さんは結婚運の恵まれず、男性関係でも苦労があったらしい。金の流れには、そういう線も有るのかもしれません。

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ダーレージャパン馬主登録抹消

2007年11月29日 05時57分00秒 | 趣味
ジャパンC優勝馬アドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博)を所有するダーレー・ジャパン・ファーム(DJF)が27日、中央馬主登録抹消をJRAに申請した。理由は明らかにされていないが、ダーレーを取り仕切る急進的なファーガソン氏と、穏健派の高橋氏との間に生じた考え方の違いが原因とみられる。繁殖牝馬約60頭を抱えるDJFの生産業務は、新代表の下で存続。アドマイヤムーンはダーレー・ジャパンが買い取り、種牡馬入りすることが決まっている。ダーレーのスポンサーであるモハメド殿下は、ドバイ首長(UAE副大統領兼任)に就任して以降多忙を極め、実務を任されていた側近のファーガソン氏が実権を握った。日本でも急激な変化を求め、クールモアと2大勢力を形成する欧州型を目指した。英国やオーストラリアからスタッフを送り込み、種牡馬を続々導入。セールでは馬を売る側に徹した。高橋氏はダーレー・ジャパンとダーレー・ジャパン・レーシングの役員を今月1日に解任され、ダーレーと日本競馬産業の共存共栄や融和を実行できない状況下に置かれた。中央に馬を送り込めなくなったダーレー。日本への本格進出計画は、一頓挫を余儀なくされる。

 アドマイヤムーンがJCで引退って裏にゃ、この事情があったんだねって感じ。故障とかなけりゃ、有馬をラストランにして引退ってのが普通だと感じてたけど……。
 トレード価格が40億だったっけ?モト取れないんじゃないのかねぇ。まあアラブの石油王にとっちゃ屁でもない金額かもしれないけど。
 でもファンにとっちゃ残念な引退だよなぁ。昔のオグリ騒動の時もそうだったけど、人間の都合で馬の生涯が左右されるのは気の毒だよなぁ。馬にゃ何の責任も無いんだから……。

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