現在発売中の『週刊文春』12月6日号では防衛施設庁元長官嶋口武彦氏の実名記載で沖縄・普天間基地移設問題の疑惑を取り上げている。日商岩井(現・双日)の大物O氏をキーパーソンに、福田康夫首相(当時官房長官)の名前まで登場し、なかなか生臭いww
防衛省利権をめぐる、「守屋汚染」の検察捜査は、沖縄の米軍再編計画にも及んでいる。しかし、その利権の出発点に、守屋前防衛次官と山田洋行以外の防衛商社との関係があったことはあまり知られていない。防衛省関係者が語る。「守屋氏が総合商社の日商岩井とも親密な関係だったというのは防衛関係者の間では知る人ぞ知る話です。実は、沖縄の基地問題をライフワークと自任する守屋氏の”沖縄利権”、その核心は日商岩井との関係から始まっているのです」
そして日商岩井の実力者で、福田首相とは東京高等師範付属小学校の同級生だったというO氏なる人物が登場する。
普天間飛行場移設問題を巡る協議で、新基地の建設工法の決定に向けた原案作りに取りかかっていた頃、一本の電話が入ったという。電話の主は当時内閣官房副長官の職にあった古川貞二郎氏だった。嶋口氏が振り返る。「古川さんから『福田康夫官房長官からの話だ。日商岩井が、いい案があるから聞いて欲しいと言っている。先方は日商岩井の役員で福田さんの同級生だ』と言われ、日商岩井の幹部二人と防衛施設庁の長官室で会いました」
日商岩井かあ。ダグラス・グラマン事件なんてのも有ったよねえ。普天間移設問題と言えば、輸送機エンジン調達なんかより遥かに大きい利権で、山田洋行なんて小さな防衛商社だけで終わる訳ないと感じていたが……。
福田首相もO氏も、そして連絡を取り次いだ古川副長官も「口利きなど一切ない」と否定している(同文春記事)。商社への口利きはともかく、「普天間 福田官房長官」で検索すると、色々な話が出てくる。内閣のスポークスマンを務める官房長官であるから出て来るのが当然とも見て取れるが、深く関わっていたことは確か。文春はまだ守屋容疑者が疑惑の中心となる記事構成となっているが、これが政治家中心の構図になったとき、福田首相は額賀財務相を庇っていられる余裕を持ち続けられるのか?――見物だ。
防衛省利権をめぐる、「守屋汚染」の検察捜査は、沖縄の米軍再編計画にも及んでいる。しかし、その利権の出発点に、守屋前防衛次官と山田洋行以外の防衛商社との関係があったことはあまり知られていない。防衛省関係者が語る。「守屋氏が総合商社の日商岩井とも親密な関係だったというのは防衛関係者の間では知る人ぞ知る話です。実は、沖縄の基地問題をライフワークと自任する守屋氏の”沖縄利権”、その核心は日商岩井との関係から始まっているのです」
そして日商岩井の実力者で、福田首相とは東京高等師範付属小学校の同級生だったというO氏なる人物が登場する。
普天間飛行場移設問題を巡る協議で、新基地の建設工法の決定に向けた原案作りに取りかかっていた頃、一本の電話が入ったという。電話の主は当時内閣官房副長官の職にあった古川貞二郎氏だった。嶋口氏が振り返る。「古川さんから『福田康夫官房長官からの話だ。日商岩井が、いい案があるから聞いて欲しいと言っている。先方は日商岩井の役員で福田さんの同級生だ』と言われ、日商岩井の幹部二人と防衛施設庁の長官室で会いました」
日商岩井かあ。ダグラス・グラマン事件なんてのも有ったよねえ。普天間移設問題と言えば、輸送機エンジン調達なんかより遥かに大きい利権で、山田洋行なんて小さな防衛商社だけで終わる訳ないと感じていたが……。
福田首相もO氏も、そして連絡を取り次いだ古川副長官も「口利きなど一切ない」と否定している(同文春記事)。商社への口利きはともかく、「普天間 福田官房長官」で検索すると、色々な話が出てくる。内閣のスポークスマンを務める官房長官であるから出て来るのが当然とも見て取れるが、深く関わっていたことは確か。文春はまだ守屋容疑者が疑惑の中心となる記事構成となっているが、これが政治家中心の構図になったとき、福田首相は額賀財務相を庇っていられる余裕を持ち続けられるのか?――見物だ。