あるものに憧れている人はそのものをよく知らない。
だから憧れるのである。
憧れはそのものをよく知るための入り口である。
入り口に入ったばかりは自慢したくなるものである。
自分の憧れが正しかったことを証明したいのである。
多くの場合は道のあまりの険しさに挫折し引き返すことになる。
あるものを嫌っている人もそのものをよく知らない。
だから嫌うのである。
嫌うのは別のものへの . . . 本文を読む
素朴な疑問である。 テレビのチャンネルを回していると、たまたま通信販売の番組が目にはいることがある。私は見ているだけで胸くそが悪くなる。販売担当者の説明に対する共演者のリアクションが大げさでわざとらしくて嘘っぽいからである。見ていて恥ずかしいくらい魂胆が見え見えである。それを図々しくもヌケヌケと平静を装ってオーバー気味にコメントしている。「私は役者だから演じるのが仕事」と言う言葉が返ってきそうだが . . . 本文を読む