「ワクチンをいつ接種したかは公表しない。」と、宮内庁が発表したのは、
上皇后が接種を受けることに最後まで逡巡されていたからだったようです。
そして、いざ接種すると怖がって接種を拒否していたことなど、どこ吹く風。
「国民を思いやっての御決断」と美談仕立てにした記事。
上皇后の逡巡振りを伝える前半と後半の「国民を思いやっての御決断」が木に竹を接いだようになっているところが興味深い。
NEWSポストセブンが記事に付した写真。
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国民に寄り添う姿勢であり続けられている(2020年3月。東京・港区。時事通信フォト)
優先接種を固辞、副反応を憂慮… 美智子さま、ワクチンで揺れた日々2021.06.11 19:00 女性セブン
抜粋
「上皇后美智子さまは、ワクチンを接種することにご抵抗感を抱かれていたといいます。1つはワクチン接種のメリットとデメリットについて熟考されていたこと。もう1つは接種のタイミングについてでした」(宮内庁関係者)そもそも感染リスクが低い生活のなかで、ワクチンを接種する必要があるのだろうか。6月4日に98才のお誕生日を迎えられた百合子さまは、ワクチンを打たない選択をされたという。
「百合子さまはご高齢であるのに加え、お住まいの赤坂御用地での生活は感染する可能性が極めて低いといっていい。感染リスクと、ワクチン接種の副反応などで体調を崩されるリスクを天秤にかけた結果、『ワクチン接種はしない方がいい』という判断になったそうです。百合子さまご自身も納得されていると聞いています」(前出・皇室ジャーナリスト)
百合子さまの場合は、周囲が「しないほうが良いだろう。」と判断し、百合子さまも納得された。ということのようですね。
私の周囲にも医者から「病後のため当分接種しないほうが良い。」と接種を止められたひとがいます。
どのようなワクチンであれ、副反応のリスクは必ずある。ワクチンを打つかどうかは、感染を防ぐメリットと、副反応のデメリットを見極める必要がある。実際、日本国内でも副反応の報告は多数上がっている。頭痛、吐き気、倦怠感、アナフィラキシーショックなど多岐にわたり、なかには、接種直後に心筋梗塞やくも膜下出血で命を落とした人もいる。
ワクチンと副反応の因果関係については目下研究が続けられているが、疑われているのは既往歴との関係だ。
「上皇陛下は昨年1月、意識不明で倒れられ、原因は不明とされています。美智子さまは2019年9月、乳がんの手術を受けられ、現在は指のこわばりが続いています。そうした事情からか、おふたりは副反応についてかなり関心をお持ちのようでした。ご自身でお調べになったうえで、皇室の医療を統括する皇室医務主管や、侍医長に積極的に『アナフィラキシー反応はあるのですか』といった質問を熱心にされていたそうです」(前出・皇室ジャーナリスト)
接種対象が高齢者に広がってからもなお、上皇ご夫妻は接種を躊躇されていたという。「上皇ご夫妻は、『ネット予約ができない』『電話予約の窓口がパンク』など、満足に接種が進んでいない社会情勢を認識されていたため、『多くの国民より先にワクチンを打つのは申し訳ない』という思いでおられたようです。ただ、最終的には、おふたりが接種をされないとほかの皇族方に影響が出るということで、接種を了承されたという経緯がありました」(前出・宮内庁関係者)
「多くの国民より先にワクチンを打つのは申し訳ない」と、おっしゃっていますが、御二人とも既往歴がいくつかありアナフィラキシーショックが怖くて打つのが嫌だったのだと思われますが…。
上皇ご夫妻は6月1日、仙洞仮御所で接種を受けられたという。悩み抜かれたうえでの接種の事実を国民に知らせたことも、上皇ご夫妻のご意思とみられる。
「当初、宮内庁は皇族とはいえ個人情報なので、ワクチン接種については公式発表するつもりはないというスタンスでした。しかし上皇ご夫妻は、ワクチン接種に不安を抱いている国民のためにも、ご自分たちの情報が伝わる方がいいと考えられたのだと思います。報道という形で“非公式”にでも伝わることで、国民がワクチンを安心して接種できるメッセージになると考えられたのではないでしょうか。実際にここ数日、接種を迷っていたが、上皇ご夫妻も受けられたので打つ決断をしたという高齢者の声も聞いています」(前出・宮内庁関係者)
6月1日、午前に接種された常陸宮ご夫妻、三笠宮信子さま、高円宮久子さまの様子をみていたら、大丈夫だったので午後打たれたのでしょう。
ご高齢で病身の常陸宮殿下が接種を受けられて何かあったら取りやめるつもりだったんじゃない?
「上皇上皇后が接種を受けられないと、他の皇族方が受けられません。」と促されて渋々接種。いざ接種したら今度はそれを「国民の不安を除くためにしたのです!」と美談に仕立てる。
本気で「国民の不安を除くために接種を受ける。」と考えていたのなら「個人情報だから公表しません。」と宮内庁に発表させたりしないでしょう。
「咳をしてもひとり」尾崎放哉
「咳をしても美談」