家の近所を、怪しい風体のオッサンが、地図見ながらウロウロしていた。
すれ違いざまに見えたオッサンの腕に、「猫探し中」と書いた腕章が。
飼い主さんが「ごはんよ~」と呼ぶ声を録音したテープを流している。
うちのポストにチラシも入っていた。
この近くでいなくなったらしい。
このあたりでは、外にいる猫はめったに見ないけど・・・
飼い主さん、どんな思いで毎日を過ごしていることか。
るりちゃんが、無事にお家に帰れますように。
ばまちゃんはどこにも行っちゃダメだよ。
うるさいニャ!バシッ!
すれ違いざまに見えたオッサンの腕に、「猫探し中」と書いた腕章が。
飼い主さんが「ごはんよ~」と呼ぶ声を録音したテープを流している。
うちのポストにチラシも入っていた。
この近くでいなくなったらしい。
このあたりでは、外にいる猫はめったに見ないけど・・・
飼い主さん、どんな思いで毎日を過ごしていることか。
るりちゃんが、無事にお家に帰れますように。
ばまちゃんはどこにも行っちゃダメだよ。
うるさいニャ!バシッ!
先日とある場所を歩いていたら、電柱に張り紙を発見。
白い紙に黒いマジックで手書きした、安直な感じのその張り紙には、
柴犬子犬 ゆずります。2万円。
父犬ゆずります。 無料。
他に毛色とか性別も書いてあり、携帯番号と名字が。
3日ほど後に同じ道を通ったら、まだ貼ってあったが、もう上半分剥がれかかっていた。
こんなふうに張り紙して引き取り手を探すくらいなら、どうして子犬を産ませたりしたのかな。
つい先ごろ、本当は行きたくもない、生体販売をしているホームセンターに行ってしまったのだが、
そこで売られていた犬がみな20万円くらいだったのを考えると、2万円は格安ではないか。
売れなくて困っているのだろうか。
それに「父犬 無料」って何なの?
子犬とったから、もう不要なのか?
なんだかとても胡散臭いぞ。
張り紙に近づいてよく読んでいたら、電話番号と名前の下に、誰が書いたか鉛筆書きで、
飼い主のせきにん
って書いてあった(笑)。
張り紙書いた人、気がついただろうか。
↑に書いたホームセンターに行った時のこと。
めったに見ることのないペットコーナーを見て、私は仰天してしまった。
チワックス、マルプー、プーマル(マルプーとどう違うのか不明)というMIX犬が、
198,000円~208,000円という価格で売られている。
一代MIX犬が、デザイナー犬とかハーフ犬とかバカみたいな名前つけて
大流行なのは知っていたが、これほど高い値段がついているとは。
売れるからこの価格がついているってことだよね。
私には正気の沙汰とは思えない。
これ読んで気を悪くされた方がいたらごめんなさい。
でもこれが私の正直な気持ちです。
MIX犬だから血統書がないのはもちろんだろうが、両親の血統書は入手できるのだろうか。
ひょっとしたら、両親が純血種かどうかだってアヤシイのでは。
純血種の場合でも、血統書が偽造されたり、両親犬がウソだったり、どう見ても別の血が入ってる?
ということがないわけではない。
しかしMIXの場合は、そもそもスタンダードがないのだから、オトナになってどんな風貌になるかわからず、
本当にその親の子でなくても、文句のつけようもないではないか。
それにこの店のショーケースには「両親のいいとこ取り!」って書いてあったが、
誰がそんなこと明言できるんだ?
双方の犬種に多い遺伝性疾患を、それぞれから受け継ぐ可能性がないと、どうして言えるのか?
高いお金を出して買わなくても、「チワックスっぽい雑種」とか「マルプーかも知れない雑種」とか、
外見がそれっぽくて、保護団体のところで新しい家族を求めている犬は、きっとたくさんいると思うよ。
最後にもうひとつ。
積水ハウスのCMの柴犬、可愛いと評判なようですね。
まだ2ヶ月くらいの柴犬の子が、はじめてのお留守番という設定で、
ゴミ箱倒したり、おもちゃ散らかしたり、花瓶の花を食べそうになったりするやつ。
私はあれを見て、単純に「可愛い~」という気持ちになれない。
あの犬はたしかに可愛いんだけどね。
「こんな小さな犬を、自由にして留守番させちゃダメでしょ~」
と言いたくなっちゃうの。
家の中には危険がいっぱいなのよ。
コンセント齧って感電したり、ゴミ箱の中のもの食べちゃったり、命に関わることだってあるんだよ。
せめて誰も見ていないときは、サークルで囲った中に入れて、安全を確保してあげようよ・・・
と思ってしまうわけです。
それじゃCMになんないけどな(笑)。
犬は大好きだけど、いや大好きだからこそ、犬が出てくるCMやTV番組を観て、
無邪気に喜ぶことができない。
今日は「わんわんわん」で犬の日だそうですね。
「犬の日」らしく微笑ましい話題にすればいいものを、ちょっとひねくれた記事書いてみました。
今日の一枚
千葉の「ホテルすいらん」の部屋です。
オトナになっても、う~にゃんは留守番は嫌いでした(犬はたいてい留守番嫌いだよね)。
みんなが仕事に行くときは諦めて寝ていたけど、休みの日には、
絶対に置いて行かれないよう目を光らせていました
これは私が小学校高学年か中学生の頃の実話です。
我が家の裏庭には古い物置があって、壊れていてきちんと扉が閉まりませんでした。
ある時、その物置の中で、いつの間にか猫が子供を産んでいたのです
物置にはあまり出入りする用事がなく、子猫が生まれたことを、誰も気づきませんでした。
おかげで猫は誰にも邪魔されずに、すくすく育ったらしく(真実はわからないけど)、
ある日突然、庭に猫の親子が現れたのでした。
いきなり庭に子連れ猫が出現したので、そりゃもう驚きましたよ
よく観察していると、猫は物置に堂々と出入りしているではありませんか。
そこで私は初めて、物置で子猫を産んだらしいことを知ったのでした。
こういう場合、私はもちろん歓迎するタイプなので、さっそく猫に牛乳を振舞いました。
最初は警戒してシャーと言っていた母猫も、たぶんどこかの飼い猫なのでしょう、
すぐに牛乳を飲み、2~3日もすると膝に乗って甘えちゃうくらい懐きました
それから数日後、猫一家は忽然と姿を消しました。
きっと子猫が大きくなってきて、物置の巣はもう要らなくなったのでしょう。
当時は外飼いの猫が子供を産むことなど、うちの近所では当たり前に見られた光景でしたから、
いなくなってしまったことも、私はごく普通のこととして受け止めていました。
さて、それからさらに数日後のこと。
庭に突然、猫一家が帰ってきたのです。
少し大きくなった子猫を引き連れて。
そして驚いたことには、大人の猫がもう一匹いたのです。
物置出産時代には、見たことのない猫でした。
母猫はニャーっと挨拶して、また牛乳を飲みました。
後ろでは子猫たちが、もう一匹の猫と遊んでいるのです。
この猫は、しっかりと子猫の遊び相手になってやっていました。
母猫はまるで、
「おかげさまで、こんなに育ちました」
と見せに来たようでした。
いや絶対そうだと思います。
もう一匹の猫は父親に違いない、と当時の私は思ったのですが、
猫の父親が育児に参加するとは、どうも考えにくい。
そういうことってあるのでしょうか?
あるいは母猫の姉妹だとか(おばさんってことだニャ)、赤の他猫だけど、
たまたま仲がよくて乳母をやってるとか?
真相は謎です。
これっきり、猫が来ることはありませんでした。
黙って姿を消したから、ひとことお礼を言いに来たんだと、私は信じています。
だって学生だった私が家にいた、日曜の昼に来たんだから。
一宿一飯の恩は忘れない、義理人情に厚い猫の話でした。
まいすも寝てばかりいないで、拾われた恩を宝くじ高額当選で返してほしいよね~
(それにしても窮屈そうな寝方だね)
うーーーーーよく寝た。ん?なんか言ったかニャ?
動物たちの恐ろしい夢のなかに
川崎 洋
犬も
馬も
夢をみるらしい
動物たちの
恐ろしい夢のなかに
人間がいませんように
小学校6年生の時、友達が教えてくれた詩です。
それ以来ずーっと、私の中では1番の「好きな詩」となっています。
う~に~はどんな夢を見ていたのかな。
いつも幸せな夢を見て、安心して眠っていてくれたのならいいけれど。
そしてう~に~が見る楽しい夢の中に、私が出てきていたら、なお嬉しい
2008年6月。14歳の誕生日の寝顔。
お祝いのケーキ食べた後、笑いながら寝ています
2008年12月。14歳半のう~に~の寝顔。
いつも笑った顔で寝ていたなあ。
こんな寝顔を見ると、きっと幸せな毎日だったんだよね。
と思えて、ちょっと安心する。
HP「たのしいいぬねこ生活」の表紙に選んだ写真。
ふたりが仲良くくっついて寝ている貴重なショット
平和そのものの感じがして、とても好きな写真です。
川崎さんの詩には入ってないが、猫も夢を見るらしい
まいすは最近、よく寝言を言います。
こたつの中から「うー」とかいう声が聞こえてくる
怖い夢じゃないといいのだけど。
(もしかして、病院に連れて行かれる夢っ)
まいすが過去にどんな目に遭ったのかはわかりません。
もしも怖い思いをしたことがあるのなら、そんな過去のことは、今ではきれいさっぱり
忘れてくれているといいと思います。
人や犬を怖がらないところを見ると、実は嫌な思いなどしていないのかも知れませんが
昨晩のまいす。う~に~のベッドで、う~に~の服を着たIKEAゴルの横で寝ていました
まいすもう~に~に会いたいのかな。
会いたいよね。私も会いたいよ
可愛い寝顔
いい夢見ろよ。
人に頼って生きていくしかない犬猫たち。
人に大きな愛と友情を示してくれる彼らが、人に怖い思いをさせられることがなくなりますように
何十年も前に川崎さんが詩に書いて、小学生の私が共感したこと。
同じことを、今も思っています。
川崎 洋
犬も
馬も
夢をみるらしい
動物たちの
恐ろしい夢のなかに
人間がいませんように
小学校6年生の時、友達が教えてくれた詩です。
それ以来ずーっと、私の中では1番の「好きな詩」となっています。
う~に~はどんな夢を見ていたのかな。
いつも幸せな夢を見て、安心して眠っていてくれたのならいいけれど。
そしてう~に~が見る楽しい夢の中に、私が出てきていたら、なお嬉しい
2008年6月。14歳の誕生日の寝顔。
お祝いのケーキ食べた後、笑いながら寝ています
2008年12月。14歳半のう~に~の寝顔。
いつも笑った顔で寝ていたなあ。
こんな寝顔を見ると、きっと幸せな毎日だったんだよね。
と思えて、ちょっと安心する。
HP「たのしいいぬねこ生活」の表紙に選んだ写真。
ふたりが仲良くくっついて寝ている貴重なショット
平和そのものの感じがして、とても好きな写真です。
川崎さんの詩には入ってないが、猫も夢を見るらしい
まいすは最近、よく寝言を言います。
こたつの中から「うー」とかいう声が聞こえてくる
怖い夢じゃないといいのだけど。
(もしかして、病院に連れて行かれる夢っ)
まいすが過去にどんな目に遭ったのかはわかりません。
もしも怖い思いをしたことがあるのなら、そんな過去のことは、今ではきれいさっぱり
忘れてくれているといいと思います。
人や犬を怖がらないところを見ると、実は嫌な思いなどしていないのかも知れませんが
昨晩のまいす。う~に~のベッドで、う~に~の服を着たIKEAゴルの横で寝ていました
まいすもう~に~に会いたいのかな。
会いたいよね。私も会いたいよ
可愛い寝顔
いい夢見ろよ。
人に頼って生きていくしかない犬猫たち。
人に大きな愛と友情を示してくれる彼らが、人に怖い思いをさせられることがなくなりますように
何十年も前に川崎さんが詩に書いて、小学生の私が共感したこと。
同じことを、今も思っています。
私が中学生の頃からゴールデンに憧れていたことは、旧ブログに書いた。
その記事はこちら
外国の犬の写真集を見て、利口で温和そうな姿と、
「気立てがよくて優しく、訓練を終えて盲導犬になる確率が最も高い」
という解説を真に受けて(笑)、飼いたい犬ナンバー1になった。
と旧ブログではそこまでしか書かなかったのだけど、
実はゴールデンが一番好きな犬種になったのには、もう一つ理由がある。
高校生の時に読んだ「わが動物讃歌」(ジェームズ・ヘリオット著)という物語。
ヨークシャーの農村の駆け出しの獣医(著者)が体験した、いろいろな出来事を綴った短編集だ。
実話に基づいて、ユーモアたっぷりに、心温まる物語に書き上げられている。
昭和53年初版。捨てられなくてずっと取ってある。
この中に、ゴールデンが主役の物語がある。
まだ1歳くらいの若いゴールデンは、ある廃屋の小屋の壁に鎖で繋がれて、
長いこと放置されており、かすかにクンクン鳴いているのを発見された。
そしてドクター・ヘリオットが現場に呼ばれたのである。
そのゴールデンは、子犬の頃からそこに繋がれたまま、一度も外に出たことがないのではと
推察されるほど、ひどい状態だった。
腰の後ろの方はすれて腐っていて、衰弱して骨と皮ばかりになっていたのだ
だが、そんな悲惨な環境に置かれながらも、
「この犬の静かな目には、われわれを信用しているという表情があった。
頭を激しく振ってさんざん吠えたあげく、やっと信じるようになるものや、
やたらとこわがって凶暴になる犬もいるが、この犬は大騒ぎをしない犬だった。
人には完全に忠実で、何の不平も言わずにただされるままになっているのだった」
(引用:「わが動物讃歌」ジェームズ・ヘリオット/中川志郎監訳 徳間書店)
これを読んで、益々ゴールデンが好きになった。
過酷な環境に置かれても、人への信頼と友情を失わない。
それが私の抱くゴールデンのイメージとなった。
ま、勝手な思い込みではあるのだけど
でも実際にゴールデンのう~に~と暮らしてみて、私が抱いたイメージは
間違っていないと思った。
う~に~は温和で平和主義で、人に対する愛情と信頼に溢れていた
愛嬌があって無邪気で、寛容で忍耐強かった。
そしていつもどうやって人を喜ばせようかと、うずうずしていた。
(時々その方法は間違っていた)
若い頃はハイテンション過ぎ、はしゃぎ過ぎで手を焼くこともあったが、
年をとるにつれて物事を理解する能力に長け(訓練性能がよいというのとは違う)、
なんだか人間のようになってきた。
私は時々、晩年のう~に~の中には、徳を積んだ坊さんでも入っているのではと
思ったものである。
本当に入ってたらイヤだけど
物語の主人公、ロイというゴールデンは、長年一緒に暮らした犬を亡くしたばかりの、
ドノヴァンさんという老婦人に引き取られ、手厚い看護と愛情をたっぷり受けて、
見違えるような立派なゴールデンになり、幸せな犬生を送る。
そして愛犬を亡くして「もう犬は飼わない」と言っていたドノヴァン夫人も、
ロイから幸せと生きがいをもらうのだ。
いい話だな~
ゴールデンはたしかに、人への信頼と愛情に満ちた犬だと思う。
それでも、虐待されて怖い思いをして、人を怖がるようになったり、
感情を素直に表現できなくなってしまうゴールデンもいる。
そんなゴルたちが、新しい飼い主さんの愛情を一身に受けて、どんどん本来の
ゴールデンらしくなっていく様子を、いくつかのブログで見ることができる。
もちろんこれは、ゴールデンだけではない。
純血種・雑種に関わらず、不幸な境遇から救われて、幸せな第二の犬生を歩き出した
犬たちのブログはたくさん見つけられる。
まあそれだけたくさん捨てられているってことだから、決して喜べることではないが、
それでも、そういう素晴らしい飼い主さんと幸せな犬のブログを見るたびにほっとする。
そして、ドノヴァン夫人とゴールデンのロイの物語を思い出す。
ヘリオットの短編の中で、最も好きな一編である。
ドクター・ヘリオットの本は米英ではたいへん人気があるそうだ。
私が30年以上も前に読んだこの本は、今では廃刊になっているけれど、
たぶん同じ内容で(読んでないからわからないけど)、
「ヘリオット先生の動物家族」というタイトルで、ちくま文庫から出ているようだ。
また、集英社文庫から「ドクター・ヘリオットの愛犬物語」という、犬の物語を集めた
短編集が出ており、ロイの話は、こちらの上巻でも読むことができる。
うちにはこの文庫本もある。
こちらは1992年初版で、私が読んだのは、う~に~がうちの子になってからだ。
訳者は畑正憲とジェルミ・エンジェル(ムツゴロウ王国にいた外人サンね)。
こちらは今も購入できます。面白いよ。
あらためて両者を読み比べてみた。
「わが動物賛歌」の方は、ロイが12歳になって、元気に堂々とドノヴァン夫人の
お供をして歩いているというところで終わるのだが、「愛犬物語」にはその続きがある。
ロイは10代の後半まで生き、ロイの死後、ドノヴァン夫人は町の老人ホームに入ったそうだ。
人生最後の犬を見送った後、潔く老人ホームへ。
うーむ。私の理想である
意味はないけど、こたつでぬくぬくしてるまいすに立てかけてみた
ゴールデンに限らず、犬は人を信じ、愛を惜しみなく与えて人を幸せにしてくれる。
種の違う私たちに限りない友情を示してくれる犬たちが、裏切られたり悲しい目に遭うことがないように、
と切に願う。
みんなが幸せな一生を送れることを、空の上から願ってるよ。
美味しいものを食べさせてもらうことは、大きな幸せのひとつだよ
byう~に~@15歳7ヶ月
うーん卵焼きデリシャスbyう~に~@14歳7ヶ月