ありがとう~に~♪

犬猫ネタがないので、主に見た映画と食べたものを記録するだけのブログ

まいすからの贈り物

2014-01-26 09:01:35 | まいす(猫)のこと

お正月休み中のある日。
近所の公園にバドミントンをしに出かけました。

学生時代にバドミントンをやっていたとかいうことは全くなく、
子供のお遊び程度です。
う~に~を迎える前には、運動不足解消のため、
休日に時々やっていたのです。

う~に~がうちに来てからは、公園ではバドミントンではなくフリスビーやボール投げ。
だってそうでしょ。
バドミントンなんかしたら、う~に~羽根食べるもの(笑)。

そういうわけで、ラケットはこの20年もの間、
押入れの隅にしまわれて、埃をかぶっておりました。

ラケットがそこにあるのは、このところ何となく目に入っていて、
まいすがいなくてヒマになっちゃったし、久々にやってみようかな
と年末に100均のお店で羽根を買ったのでした。

そして、さあ公園に行こう!
とホコリが積もったラケットを取り出したところ・・・





なんと、まいすの手型がくっきりと付いているではありませんか。

このラケット、押入れの隅に立ててしまっておいたもの。
だから、まいすはラケットの上を歩いたのではありません。
手を伸ばして、ポンと触ったのです。

なんだか無性に嬉しかった。
「ここにいるよ」って、まいすからのメッセージを受け取ったような気がしました。
時々まいすは私の頭を、机の上からエラそうにポンっと叩くことがありました(笑)
そんなふうに、頑張れっ!て励まされているようでした。

自分がいなくなってから見つけることを、まいすは知っていたのでしょうか。
それとも、旅立った後に私たちがバドミントンをすることを知って、
手型をつけに帰って来たとか!?
いやいや、まさかそれはないでしょうけど。

たぶん相当古いものではないかと思います。
ここ数年のまいすは高齢になり、あまりあちこち探検して歩くこともなかったので、
若いときに付けたものじゃないかな。
だけどそれを亡くなった後に見つけたことに、なにかの意味があるような気がしています。

まいすが生きているときにバドミントンをしようとして発見していたら、
きっときれいに拭いて消してしまったでしょう。
もちろん今はまだ埃は掃わず、そのままにしてあります(笑)。

今日は四十九日。
まいすはまだ、この家のどこか、私たちの近くにいるように思えます。
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まいすのこと⑧

2014-01-25 15:05:36 | まいす(猫)のこと

12月9日
昨日病院から帰った後は、あまり食べなかった。疲れてしまったのかも知れない。
まいすの好きなフードが切れたので、今日仕事帰りにいくつか買ってこようと思った。


最後に撮った生きてるまいすの写真。12月9日の朝。
抜糸をしてきれいになったお腹をバーンと見せて寝ています。
出勤前、こんなふうに気持ちよく寝ていたまいすを見て、安心していました。

たぶん食べないとは思ったが、元気な時は好きだった腎ケアというドライフードを、
20粒くらい食器に入れて置いていった。

昼休み、ダンナからメールが。
腎ケアを手から食べさせたら、全部食べたって!
想像していなかったことなので、とても嬉しかった。
ああ、これでまた一歩進んだな。これからだんだん自分で食べるようになるんだろうなと思った。

そんな気持ちで寄り道してフードを買いこみ、電車に乗った私にかかってきた電話は、
まいすの死を知らせるものだった。
普段はメールでやりとりするので、電話が来るというのは緊急のことに違いない。
だから電車の中だけど電話に出た。
それでも私は、声を聞くまで、まいすが死んだということにはまったく思い至らなかった。
言葉を聞いても、すぐには理解できなかった。

急いで帰宅すると、まいすはコタツに寝ているままの状態で、それもまだ温かくて柔らかくて、
いくら触っても反応がない以外は、ただ寝ているとしか思えなかった。
たぶん逝ってしまって何分も経っていなかったんじゃないかと思う。

ダンナが歯医者に行ってほんの1時間程度留守にしている間に、ひとりで逝ってしまったまいす。
3時半ごろ、ダンナが出かける少し前にも、ウェットフードと腎ケア12粒を食べていたのだ。
その1時間くらい後に、まさか死んでしまうなんて。

ごはん食べて、いつものようにぐうぐう寝ている時に、突然心臓が止まってしまったのだろうか・・・
身体の下にしている方はおしっこで濡れていたけれど、これは亡くなった後に出たのだろう。
吐いた形跡もなく、何かで苦しんでコタツから出ようとした形跡もない。
眠ったまま、その場から全然動いていないような姿だった。

かかりつけの病院に電話すると、きれいにケアしてくれるとのこと。
急いで連れて行った。
先生は脈や心音を確かめ、舌の色などを診て、その後看護師さんが、ドライシャンプーで
きれいにしてくれた。
私が一番気になっていたこと・・・私たちの皮下補液や強制給餌が原因で、
まいすを死なせてしまったのでは?という疑問には、こう説明してくれた。

「補液が原因で肺水腫を起こしたりすれば呼吸が苦しくなるので、そのせいではない。
 強制給餌で誤嚥となったら必ず苦しむし、吐き気もあるはず。舌の色もきれいで窒息などの
 死因は考えられない」

最後の皮下補液は前日の夜。その後おしっこはよく出ていて、補液はちゃんと吸収されている
と思われた。
強制給餌も、たしかに嫌がってはいたが、口に入ったものはしっかり飲み込んでくれていた。
だいたい強制給餌の1時間ほど後に、自分でウェットとカリカリを食べたくらいだから、
具合が悪くはなかったはずだ。

やっぱりいくら考えても、本当の死因はわからなかった。
ただ言えることは、たぶん全然苦しまなかっただろうということ。

きれいにして水色のリボンを着けられたまいすを囲んで、先生や看護師さんたちが口々に
言う。
「マイペースのまいちゃんらしい旅立ち方だね」
「最後に食べたのが処方食のカリカリっていうのも、まいちゃんらしいね」と(笑)。
うん、なんだかそんな気がする。


病院で可愛いリボンを着けてもらって、お気に入りのベッドでいつものように寝ているみたいなまいす。

こうして、まいすの入院、手術、退院といった一連の大騒動は、あっけなく終わってしまった。
あまりに突然の幕切れで、しかもそんな幕切れは全く想定していなかったから、
あの時の落胆といったら、たぶん今までの私の人生で一番だと思う。
それくらい打ちひしがれた出来事だった。

あれから月日は過ぎて、明日は四十九日。
まだ全然まいすのいない生活に慣れないし、立ち直れてもいない。
でもあの日から毎日、答えの出ないことをあれこれと考え続け、自分なりに納得し始めたことも
ある。

「まいすのこと」を書いている間に溜まった写真もあるので(ほとんど食べ物とかだけど)
これからまた日々のことを、つれづれに綴っていこうと思います。

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まいすのこと⑦

2014-01-19 09:01:40 | まいす(猫)のこと

12月8日

朝の写真。片方だけコタツから出て伸びている足が可愛くて撮りました。

抜糸のために、川崎の病院へ。
病院に行く前に、まいすは自分で2階に行き、トイレに入った。
でもそこではしなくて、再び自分で階段を下りて下のトイレで大を済ませた。

自分で2階へ行き来したのは、退院後初めてのことだった。
あまり食べていないわりには立派な快便で、それも喜ばしかった。

病院で抜糸のほか血液検査、エコーなどひととおり行う。
混んでいる病院なので、検査待ちの時間が3時間近くかかった。

この日の数値
BUN 36.7
CRE  3.04
IP    4.6

木曜よりもさらにCREとリンが下がり、たいへん良好な結果であった。
BUNとCREはこの2年間維持していたのとほとんど同じくらいで、
正直、あそこまで上がった数値がもとに戻るとは予想していなかった。

ひとつ気になる点は、木曜日は正常値だったのに、若干貧血気味になっていたことだ。
腎不全になると腎性貧血を起こすことがあり、ひどくなると増血剤を使って治療をする。
だがまいすの場合は、カリウムの数値が低いことからも、栄養摂取が十分でないため、
血液を作ろうとしても追いつかないのではということだった。
今後悪化するようなら要注意だが、今のところは心配なさそう。

この先、また結石ができて詰まるようなことが起きなければ、
これからも今までのような調子で何年もいられると思っていた。
先生だって、これから回復していくことしか言わなかった。
でも高齢の場合はかなりゆっくりであるそうだ。
16歳で結石手術した猫さん、結局石が取れずにステントを入れた状態で退院し、
食べたり食べなかったりを繰り返し、一か月くらいでようやく安定したという話を聞いた。

まいすもきっと、ゆっくり回復していくのだろう。焦ってはいけない。
まだまだ先は長いのだから。

病院を出るときには日が暮れかかっていた。
まいすは車の中で、嗜好性の高いオヤツのカリカリを一袋5g一気食い。
そして窓に手をかけて、外を眺めていたのだ。
具合が悪い間は、車の中でもベッドにいるだけだったのに。
こんな姿を見て、誰が明日死んでしまうなんて思うだろう。

抜糸をしたけど、あと2~3日は見ていないときはエリカラしてくださいと言われ、
今夜から布団で一緒に寝ようと思っていた私は、ちょっとガッカリ。
実は先週も、けっこうエリカラをはずしてやっていたのだが、こっそり舐めていたらしく、
少し赤くなっていたのが先生にバレバレだった(笑)。

あと数日で飲み薬も終わるし、エリカラもなくなって一緒に寝られる。
もう少しの辛抱だ。
病院から帰る車の中で、私は疲れていても明るい気持ちだった。


動いていく夕暮れの景色を見つめるまいすも、久々に車の中で楽しそうだった。

こんなに明るい兆しが見えていたのに、なんで翌日あんなことになってしまったのだろう・・・
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まいすのこと⑥

2014-01-18 16:26:19 | まいす(猫)のこと

12月2日
1週間ぶりに家に帰って来たのだけれど、食欲は思ったより出ない。
コタツとトイレの往復のような状態。
1時間おきくらいにトイレに行くので、そのたびにエリカラをはずしてやり、
ついでにフードを食べさせる。
ミオやねこ元気などのパウチはそこそこ食べるが、処方食は食べない。

明日かかりつけの病院で皮下補液をする予定だったが、川崎の病院に聞いてみたところ、
あまり食べないのであれば毎日補液をした方がよいとのことだった。
夕方、病院で補液。

12月3日
ダンナが出かけるので、私は休暇を取って一日まいすと一緒にいた。
と言っても、まいすはほぼコタツの中にいたが。
夕方、川崎の先生が心配して電話をくれた。
トイレに行った後を狙って強制給餌もしてみるよう言われ、少しやってみる。案の定、嫌がる。
自分でまったく食べないわけではないので、自らの意思で食べることを大事にしたいと思い、
食べそうなウェットを数種類いつも近くに用意して、すぐに食べさせられるようにした。
量を食べないこと以外は、苦しいとか辛そうな様子はない。
この日は補液はせず。

12月4日
ダンナが午前中に病院に連れて行き補液。
その後、多摩川に行って少し歩いたらしい。
日中は陽当たりのいい2階で、気持ちよく寝ていたようだ。
強制給餌もしているが、食欲も少しずつ出ているし、元気になってきていると思う。

12月5日~12月7日
5日の夕方病院に行き、補液と血液検査。
先生が処方食とそうでないウェットを皿に入れて持って来たら、処方食でない方をよく食べた。

この日の結果
BUN 36.7
CRE  3.2
IP    6.0

おお、ずいぶん下がっているではないか。
食欲がないのは数値が上がってしまったからでは?とこの3日間心配していたのだが、
腎機能はたしかに改善されていることがわかった。
そうなると食べないのは、やはり手術による消耗とかストレスとか、そういったことなのだろう。
とにかく危ない点はなさそうでひと安心。

ただしカリウムが低くなっていた。
これは食べる量が少ないせいらしい。今のところ対処の必要はなし。
今後1日おきの補液になるので、これからは自宅でしようと思い、やり方を教わり一式持ち帰った。

この日の夜中から、日に日にまいすの調子が上がってきた。

毎晩、私は布団を敷かずに、まいすのコタツを覗けるような格好でホットカーペットの上に寝ていた。
疲れているので、布団を敷くと、まいすがコタツから出ても目が覚めない可能性があるから。
こうして寝るとよく眠れないので(笑)まいすが動けばすぐに目が覚めて、
ごはんをあげたりできるし、トイレもチェックできる。

この晩から、トイレから出た後の盛大な爪とぎ復活。
具合が悪くなってから今まで、爪とぎをすることはなかったのだ。
夜中から早朝に活動することが多いので、つきあうこちらは苦労するのだけど、
コタツから出て座椅子に寝てみたり、押入れを開けろと要求したり、
クローゼットの中に入ったりと普段の行動が増えてきた。

まだ食が細いけど、夜中にごはんの催促をするようにもなった。
それまでは、日に何度もコタツの中に皿を入れて食べさせていたけど、
コタツの外で催促し、私がパウチを開けて食器に入れるのを待ちきれないように、
顔を近づけてきたりした。
食欲の完全復活以外は心配な点はなく、回復することを疑わなかった。

回復を信じていたから、嫌がる強制給餌をし、薬も飲ませた。
余命が宣告されているような状態なら、そんなことはする気はなかった。
嫌がるまいすを押さえてごはんや薬を口に入れるのは、やっている私たちだって気が重く、
できればしたくなかった。
早く元気になるためには栄養が必要だ、食べること最優先と病院にも言われていたから、
罪悪感に苛まれながらもやったのだ。
その成果があって、一時は4キロを割った体重も、それ以上は減らさず、4キロ超えまで
戻すことができた。

でもこんな結果になるのなら、嫌なことなんて一切しなければよかったなあ・・・
結果論でしかないんだけどね。
この一週間が、まいすにとって本当に心安らげる時間だったのかどうか。
そのことを思うと、私は今も胸が苦しくなるし、まいすに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。


12月5日朝のまいす。
またもや開いてるお腹の写真ですが、顔を撮るためにコタツをめくると、気持ちよく寝ている
まいすを起こしてしまうので、こんなのばかりになりました。
毎日こんなふうにヘソ天で寝ていたから、リラックスしていたとは思うけど。
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まいすのこと⑤

2014-01-15 19:28:26 | まいす(猫)のこと

12月1日
午前中に病院から電話がなかった。てことは、予定通り退院だ。
先生の手が空きそうという午後の時間に病院へ。
呼ばれるまで、入院中のまいすのそばで待つ。

看護師さんは「処方食フードに飽きたみたいで、朝からあまり食べないんですよ」と言う。
もともとカリカリの方が好きで、元気なときでもウェットはあまり食べなかったからね~。

ケージには、ウェットの他にロイヤルカナンの腎サポが10粒ほど置かれていた。
一度出してみたら、すごい勢いで3、4粒食べたけどそれだけだった、とは聞いていたが。
やっぱり食べていない。

ところが面会に行き、手で1粒ずつ口に持っていったら、あっという間に10粒完食。
まだ食べそうな感じ。
実はまいす、残していても、手から1粒ずつあげると食べるんだよね~。
家でもいつも、残したフードはこうやって食べさせているのだ。
過保護じゃないよ。
目が見えにくいうえに歯がなくて食べるのが下手で、口に入れてもこぼしてしまうことが多く、
そのうち食べるのをやめてしまうから手伝ってあげるんだよ。
腎不全は食べないのが一番よくないから、こうして必要量を毎日確実に食べさせて、
2年半好調を保ってこられたのだ。

だけど2週間前に具合が悪かったときは、どんなに目の前に近づけても顔を背けるだけだった。
それがいつものように手からパクパク食べるんだから、かなり回復しているんだと嬉しくなった。

この日の数値
BUN 49.4
CRE  3.59
IP    7.0

点滴をやめたのでやっぱり上がってしまったが、これくらいなら家で過ごすのに問題はないだろう。
抗生物質の飲み薬を2種類、10日分出された。
今後は食欲と数値を見ながら皮下補液をしていくこと。とにかく食べるのが大事である。
結石はまたできる可能性があるが、結石予防のフードはタンパク質が高すぎて今のまいすには
よくないので、今までどおり腎臓用フードを食べさせること。
つまり今後の結石の予防と、寿命が尽きるまで腎臓の機能をいかに保つかを秤にかけると、
腎臓を大事にした方がいいということだ。

当面の予定として、一日おきに皮下補液をし、木曜日にかかりつけ病院で血液検査。
一週間後の日曜日に抜糸と検査ということになった。

こうしてまいすは一週間ぶりに家に帰って来た。
帰宅してコタツに入り、すぐにドライフードを5gくらい食べた。
病院でも食べたから、もう食欲は戻ったのだとすっかり安心したのだが、この後、
ドライフードはちっとも食べなくなってしまった。
とにかくコタツで寝っぱなし。
頻尿だから1時間ごとくらいにトイレに出てくるけど、すぐコタツに入ってしまう。
この一週間ものすごく疲れたのだろう。家に帰って安心したのかな。

食べることが重要なので、処方食でない美味しそうな缶やパウチのフードを食べさせた。
カロリー摂取には足りないけど、そういう嗜好性の高いのはけっこう食べてくれた。


退院した日の夜。
まあこれくらいリラックスして寝ていたので、調子が悪いわけではないのでしょう。
病院でオムツを貰ったけど、ちゃんと自分でトイレに行っていたので、使うことはなかった。
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まいすのこと④

2014-01-12 14:59:15 | まいす(猫)のこと

11月25日
病院の面会時間は午後1時~4時。
早退しないと行けないので、仕事を2時で上がって病院へ。

まいすは昨日と同じ集中治療室にいた。
面会に行くと、初めに看護師さんが案内してくれて、どんな様子か教えてくれる。
そして必ず担当医が、空いた時間に説明をしてくれる。
まいすのケージには「目が見えません。声かけてください」と連絡事項が書いてあった。
いい病院だなと思った(高いけど)。

まいすは、指につけたウェットフードをペロペロなめたというではないか!
しかも看護師さんの指をパクッと噛んだとか。
まいすはよく甘噛みをするのだけど、歯がないからふにゃっとして全然痛くない。
だけど看護師さんは、思わず「痛っ!」と言っちゃったらしい(笑)。

おしっこもじゃんじゃん作られているし、衰えてはいても両方の腎臓が機能していることも
わかった。
胸水もほとんどなくなり、呼吸が苦しいのもほぼ緩和されている。
膀胱を切開して砂粒を取り出し洗浄したので、著しく頻尿になっているとのこと。
トイレは設置してあったが、点滴の管が繋がっていてうまく入れないので、
どうしても床でしてしまう。
足が汚染されるのを防ぐためオムツを履いていた。

この日の数値
BUN 145.5
CRE   9.67
IP    10.8

まだまだ高い数値だけど、CREがずいぶん下がって安心した。
病院側にすれば、もっと下がると期待していたらしいけど、思ったほど下がらなかったらしい。
若いともっと一気に下がるのだそうだ。
高齢だからしかたない。順調な回復といえるだろう。


まだ辛そうな感じ。

11月26日
面会に行けずダンナだけ行った。

この日の数値
BUN 100.2
CRE   5.71
IP     5.0

BUNがなかなか下がらないが、CREはだいぶ下がった。リンは正常値に。

11月27日
この日も面会に行けずダンナだけ。

この日の数値
BUN 66.8
CRE  4.27
IP    4.7

BUNが100を切った。このBUNとCREの数値なら、2年半前の悪化時よりも
少し低いくらいだから怖くない。
もう最悪の事態の心配はないと思われた。

11月28日
早退して面会へ。
集中治療室から普通の入院室に移っていた。
ほぼ寝ているけど、触るとゴロゴロ言って甘える。可愛い。

この日の数値
BUN 50.0
CRE  3.46
IP    6.1

なぜかリンがちょっと上がった。
BUNとCREは、これくらいで生活している猫はたくさんいるというレベルだと思う。

そろそろ数値が下げ止まりかも知れないので、点滴を今日でやめるかもとの話。
点滴を止めると数値は上昇すると思うが、それは想定内である。
数値の上がり具合によって、今後の補液や退院予定を考えるとのこと。

11月29日
2人とも面会に行けないので、夕方電話で先生に話を聞いた。
朝の検査で数値がまだ下がっていたので、今日も量を減らして点滴をしたとのこと。
明日の朝は留置針をはずし、点滴をしない予定。
退院の具体的な打ち合わせを、明日の面会時にすることにした。
療法食をペーストにして出してもらっているけど、匂いを嗅いで、ちょっと舐めたらプイっとするらしい。
食欲が出ないのはしかたないか・・・

この日の数値
BUN 38.7
CRE  3.10

数値はずいぶん下がって、具合が悪くなる前とそんなに変わらなくなってきた。

11月30日
面会に行ったら、点滴がはずれ、輸液パックを抱いて寝ていた。
手術直後、寒がるので温めた輸液パックを湯たんぽ代わりに入れてくれていたのだが、
まいすはこれが大好きで、離れないし、ふみふみするし、抱っこするしで、取ることができなくなったとか(笑)。
だからもう温めてはいないのだけど、それでも輸液パックにじっと乗っているまいすだった。

この日の数値
BUN 38.6
CRE  3.03

もう普段のまいすの数値とほぼ変わらない。
正直言って、ここまで下がるとは思っていなかった。手術してよかった。本当に嬉しい。
これからだんだん回復して、いつものまいすに戻ると信じていた。


輸液パックを枕に何だかムッツリしている。

一日点滴をやめたので、明日の数値は上がると思われるが、一応明日は退院予定。
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まいすのこと③

2014-01-05 00:03:41 | まいす(猫)のこと

11月24日

あの状態で何も処置をしないで、まいすは手術までもつのだろうか?
と不安な一夜を過ごしたが、朝になっても何も連絡はない。
てことは、とりあえず生きてるんだよね、と言いながら病院へ。

執刀する若い男性の獣医師から説明を聞く。
前日の話ではいくつかのプランがあったが、少し話が違っていた。
高齢であることや状態を考慮し、短い時間で手術を行いたいこと、
左側にある小さい石は、尿管が細すぎて取り除くのは無理であること、
そうすると、おそらくステントも腎瘻もせず、右側の石を取るだけを目的とする
手術となりそうな感じであった。

この日の朝の数値
BUN 185.6(さらに上昇) 
CRE  16.4(少し下がった)
IP    12.4(さらに上昇)


手術前に面会した時のまいす。胸水が少し溜まって呼吸が早かったので、
酸素量を調節できる集中治療室に入っていました。

手術の予想時間を聞くと、石を取るだけなら早ければ2時間くらいとのこと。
そこでまた4階のラウンジで、食べたり雑誌見たりメールしたりしながら待った。
最初の2時間くらいは余裕で待っていたのだが、3時間を過ぎた頃からじりじりしてきた。
4時を過ぎて、周りの人がどんどん名前を呼ばれて減っていくのに、いっこうに呼ばれない。
いくらなんでも遅すぎないか?2時間て言ったのに。
居ても立ってもいられなくなり、意味もなくウロウロ歩き回ったりした。
考えてみれば、何か異変があったら呼ばれるのだから、呼ばれないというのは
まだ手術が終わっていないだけなのだが、そう思う心の余裕がなかった。

結局、終わって先生が出てきたのは5時半頃。
ラウンジには、もう他に誰もいない。
時間がかかった理由は、石のある場所が悪く、取ろうとすると腎盂部分にコロンと入ってしまい、
取るのに相当苦労したからなのだった。
諦めてステントを入れることも考えたが、スコープを使って確認しながら、
やっと取ることができたのだそうだ。
かかりつけの主治医が、場所が難しくて自信がないと言ったのは本当なのだった。

石を取り出したほか、膀胱に砂状に溜まっていた石もきれいに掃除してくれた。
時間はかかったが、手術は問題なく無事に成功したようだ。
説明を聞き終わって、まいすに面会。
さすがにぐったりしている。麻酔が醒めて寒いのだろう、フリースにくるまって
震えていた。


小さな身体で5時間の大手術に耐えたまいす。ほんとによくがんばったね。


まいすを苦しめていた石。ストラバイトではなくシュウ酸カルシウム結石であることが
後日判明した。
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年末の箱根

2014-01-03 17:31:27 | お出かけしたこと

「まいすのこと」はお正月向きの記事じゃないので、三が日はお休みします。
まいすが元気になって、今ここにいるのならいいけれど、
結末がわかっている以上、書いてても読んでても楽しい記事じゃないからね。

で、昨年末の話。
急に思い立って、箱根に行きました。

まいすが旅立って以来、時が止まってしまったうにまいす家。
年末年始という実感がなくて、大掃除も正月料理の準備もせず、年賀状もギリギリまで手をつけず。
なので年の瀬だというのにヒマだったわけですが、家にいてヒマだとけっこう辛い。
いろんなこと思い出して、考えたくないことも考えるから(じゃあ掃除しろよ>自分)。

う~に~が亡くなった後、まいすがいるから家を空けられないって言い訳をして
引きこもっていたのですが、実はもともと出不精で家にいるのが好きな性格。
ですがもう、まいすを言い訳にはできなくなりました。
ここで無理矢理にでも出かけないと、本当に引きこもりになりそうな気がして、
日帰りでも行ける箱根に出かけたわけです。

で、行ったのは箱根ガラスの森美術館
初めて行きましたが、けっこう楽しめました。


キラキラしてすごくきれいなんだけど、写真では写せなかった。

ちょうど今の時期、ヴェネチア仮面祭というイベントをやっていて、
無料で好きなマントや仮面を借りて館内を見て回れるのです。
時間制限は45分。


私が借りたのはこれ。猫の仮面はひとつしかなくて、これだ!と決定。


ダンナのはこれ。



猫の仮面、けっこう怖いかも。子供が見たら泣くぞ。

私たちは10時くらいにここに到着したのですが、11時過ぎにマントを返しに行ったら、
ものすごい混みようでレンタルルームがごった返していました。
荷物や上着を入れるロッカーの空きがなくなってしまい、待たされる状態となっていました。
ここに来るときはできるだけ早めの方が良さそうです。

またこの時期、ヴァイオリンとアコーディオンのデュオコンサートもあり、
一番前の席に陣取って、しっかり聴いてきました。
演奏ももちろんですが、2人ともカッコよくて癒やされました。
やっぱり音楽もビジュアルが大事だわ(笑)。

他に体験工房もあり、カフェでは食事しながら生カンツォーネが聴けるなど、
一日いても楽しめそうでしたが、私は仮装とコンサートで満足したので、
2時間ほどの滞在で帰りました。


うかいグループの経営だけあって、お庭がゴージャスで素敵。

思いのほか楽しめたので、また違う季節に来てみたいな。
バラの季節もいいみたいだし、カモのヒナが見られる頃も楽しいカモ(新年早々おやじギャグですまぬ)。

お昼は小田原の早川漁港の「三太郎鮨」というお店で食べました。

最初からこのお店を知っていたのではなく、漁港の近くならお店がたくさんあるだろうと
だけ思って立ち寄ったのでした。
ところが、年末だからかいつもなのかわからないけど買い物客がいっぱいで、
昼時を過ぎているのに、どこのお店も行列やら満席やら。
とにかくどこでもいいから入れるところ、と探して歩いていたら、
メインの通りから少しだけ入ったところにあるこの店を発見。
すぐに入れたので「大丈夫かこの店?」と思ったけど、そんな心配は不要で、
たいへん美味しくいただきました。


日替わりランチ1575円の本日の刺身はカワハギ。肝もついてるよ!

キンメの煮つけ、揚げ物、小鉢(私の好物アンキモだった!)、味噌汁。

ご飯が白飯かちらしを選べるのです。それなら選ぶでしょ、ちらし。

ちらしはボリュームがあるってメニューに書いてあったのを頼んでから見て、
しまった少なめにすればよかった!と思ったのに、全然問題なくぺろっと平らげてしまいました。

入れなかった定食屋さんは1000円前後のランチが多かったので
ここは若干お高めだから空いていたのかも知れません。
でもお寿司屋さんだからお高めは当然だと思うし、この内容で1575円なら
お得ではないのかな。

その後、干物などを買って夕方には帰宅。
充実した一日でした。

しばらくは犬猫のいない生活だから、今まで行けなかった場所に行ってみるのも
いいかもね~。
なんて思った2013年の年の瀬の一日でした。


今日はう~に~とまいすの出番はなかったけど、今年もよろしくお願いします。
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2014年

2014-01-01 18:51:07 | 日記

明けましたね

うにまいす地方は暖かく穏やかな元旦でした。

心は晴れなかったけどね

昨年もいいことはたくさんありましたが、年末のまいすの一件ですべて吹っ飛びました。
今年はどんな年になるのかな。
このブログで、楽しいことばかり報告できればいいなと思っています。

う~に~もまいすもいなくなってしまったけど、このブログの中では生きています。

それでは、う~に~&まいすから年頭のメッセージをお届けします






今年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまにとって、幸せな1年になりますように。
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