2014年の7月12日、福島にばまちゃんを迎えに行った。
前日の夜、羽生P.A.にある『鬼平江戸処』で軍鶏鍋を食べ、
う〜に〜旅でお馴染みの『旅籠屋』の須賀川店に泊まった。
ばまちゃんが来たら旅行もできなくなるからと思って、1泊したのだった。
シェルターでこちらを胡散臭そうに見つめるばまちゃん。
三春シェルターに着いて、ばまちゃんと初対面。
福島のテレビ局が取材に来ていて、ばまちゃんと対面する様子がテレビ放映されちゃった
私が指をかぷっと甘咬みされたのもテレビに映った
家に着いたばまちゃんは、キャリーから出ないし飲まず食わずトイレも行かずで心配したけど、翌日の夜にはフードを食べた。
1週間食べない猫もいるらしいから、ばまちゃんは小心者なわりには、慣れるの早かったと思う。
うちに来て1ヶ月後。
まだ部屋には入らず、廊下でくつろいでいた。
いつの間にか一緒に布団で寝るようになって、私の横にいつもいるようになった。
糖尿病になってしまい、体調も悪かっただろうし、嫌なこともいっぱいしてしまったけど、
それでも私のそばにいることを選んでくれた。
猫はまいすしか知らなくて、シェルターのボランティアの方や多頭飼いの方に比べたら、猫に対する知識も経験も足りなかった。
私にもっと知識と経験があれば、ばまちゃんを糖尿病にせずに済んだのでは、
もっと長生きできたのでは、と考えると、ばまちゃんに申し訳ない気持ちになる。
2020年、うちに来たばかりの頃とは顔つきがだいぶ変わった。
飼い猫らしく、可愛い表情になった。
ばまちゃんと過ごせた毎日は、とても楽しくて幸せだった。
ばまちゃん、うちに来てくれて、うちの生活に馴染んでくれて、本当にありがとう。
読書タイムもばまちゃんが一緒
ばまちゃんのいない生活は、今も寂しくて寂しくてしかたない。
だけど毎日、話しかけている。
ばまちゃんはうちにいるような気がする。