夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

DSDディスク(その1)

2011-01-30 16:28:04 | オーディオ
AVシステムからのピュアオーディオ分離を画策してからしばらくたちます。
スピーカーは、現在所有のGX100を使用することは決まっています。
あとアンプは当然必要なので、GX100と組み合わせて試聴して決めるつもりです。
問題はプレーヤー。
最初は普通にCDプレーヤーを買うつもりでいました。
SACDの音が好きなので、SACDも聴けるプレーヤーを探すと
意外と選択肢が少ないのです。
まあ、パイオニアのPD-D9MK2あたりかなと思っていました。


が、HP-A3を買って以来、PCがトランスポートとしてかなり使えることが分かってきたので、ちょっと迷いが。
そこへラックスマンからDA-200なんてものが発売されました。


内容としては、D-05のDAコンバーターをP-200に組み込んだものと理解していますが、
あとからCDプレーヤーを買ってDA-200をプリアンプとしても使えるのでかなり使えそう。
また、HD-650みたいなハイインピーダンスヘッドフォンも十分に駆動してくれそう。
なんかこれ1台でいいんじゃないの?という気分になってきます。

ただ心残りはSACDです。
そんなにタイトルがあるわけでもなく、
最近シングルレイヤーかつSHM使用のSACDタイトルが発売されていたりしますが、一部のマニア向け。
これをあきらめきれればスッキリするのになーと思っていたところに、
気になる情報をキャッチ。
PCM音源をSACDで使われているDSD形式に変換するソフトが無料で使えるだと!
むむ、それはちょっと試してみなくては、と早速ダウンロードしてみました。

音楽好きならたいがい知っているKORGという会社の「AutoGate」というソフトです。
もともとDSD形式で録音が出来る同社のレコーダー用の編集再生ソフトですが、
このたびめでたくフリー化したとのこと。
しかし、このソフトフリーで使うにはなぜかツイッターのアカウントが必要とのこと。
ソフトをインストールしてアクティベーションの途中でツイッターのアカウントを入力するよう要求されます。
このソフト、なかなか使い勝手がよい上に、結構多機能で
各種形式の音楽ファイルが相互に変換できるというなかなかの優れもの。
WAVをはじめ、DSD系のDSFなど、MP3、WMA、FLACにも対応しています。
CDからリッピングした44.1kHz、16bitのWAVファイルをDSFファイルに変換するために
サンプリング周波数はとりあえずSACDと同じ2.8MHzに設定してOKボタンをクリックしたら
恐ろしいダイアログが表示されました。

 「オート・ツイート
  以下の内容でツイートを行った後、エクスポートが開始されます。
  内容をご確認の上、[ツイート]ボタンを押してください。
  (ツイッターID)
  #KORG#AutoGateで1曲をDSFに変換しています。
  (クリックしてメッセージを入力)」


あんまり露出の趣味はないんだけどなー。


これが悪名高きオート・ツイート機能(あとで知った。)。
フリー版はもちろん機能をオフには出来ないです。
まあ、AutoGate専用のアカウントをとれば問題ないのですが、
面倒なのでそのまま使っています。

ファイル変換にもっと時間がかかると思いましたが、
そうパワーのあるCPU(Athlon64X2DualCore5600+)でないMyPCですが、
3倍速相当のスピードでさくっと変換完了。
ファイルサイズは、もとのWAVの4倍になりました。
SACDのディスク容量が4.7GBとDVDとほぼ同じですから、こんなもんですか。
出来上がったDSDファイルの音はというと…
(つづく。)

MP3ダウンロード

2011-01-23 14:10:40 | オーディオ
先日AmazonでCDを買ったら、「CDを1000円以上買うと1曲無料ダウンロード!」というキャンペーンの対象商品だったらしく、MP3ダウンロードストアの200円までの曲を1曲ダウンロードできるみたいです。
PCで音楽を聴くときは、ほぼ100%CDからリッピングしたWAVファイルなのですが、
まあ、ただなので試しにダウンロードしてみることにしました。
もともとダウンロード販売という形式があまり好きではありません。
だって歌詞カードがないので(大真面目)。
洋楽も訳詩のついた国内版を買うぐらいですから。
あとはやっぱり圧縮音源が中心で音が悪いこと。
ハイサンプリングレートでの配信を行っているサイトもありますが、
まだまだ曲が少なく、自分にとっては利用しにくい印象です。
なので、CDを買ってリッピングということになってしまいます。

さて、AmazonでMP3のダウンロード販売を始めたのを知りませんでしたが、
DRMフリー、つまり著作権保護のかかっていないMP3の模様。
あら、大手Amazonでこんなことしていいのかしらん、と余計な心配をしたくなりますが、
利用する側としてはDRM付きのファイルは扱いづらいところがあるので、
DRMフリーはいいことです。

個人的には、再生側の制限がなければ、圧縮形式としてMP3を使うことはありません。
WMAかAACを選びます。やはりMP3は規格としては古いので、
同じビットレートの場合、特に128kbpsあたりの標準的なビットレートの場合は、
明らかにAACとかのほうが音がよいと感じます。
また可逆圧縮形式は使いません。
ファイル容量がWAVの半分程度にしかならない割には、
再生環境が制限されてしまうからです。
これだけHDDが大容量になった現在、WAVが最適というのがいまのところの判断です。
またWAVから他の形式に変換するのは比較的簡単なので、
今後の変更にも比較的柔軟に対応できるのもメリットです。

MP3ダウンロードストアにいってダウンロードする曲を物色すると、
かなり取り扱っている曲数が多いですね。1100万曲以上らしいです。
それで買ったのは、鬼束ちひろの「嵐が丘」。
彼女のアルバムはすべて持っているのですが、さすがにシングルまではコレクションしていないので、
アルバム未収録のシングルカップリング曲を聴いたことがないのです。
サンプルを聴いて、一番ピンと来たのがこの曲。
「Beautiful Fighter」のカップリング曲です。

さて、MP3ですのでプレーヤーソフトはLilithを使います。
曲を表示させると、「267kbps(VBR)」と出ます。
AmazonのMP3ダウンロードは256kbpsの可変ビットレートということなので、
267kbpsというのは平均のビットレートいうことでしょう。
音質については、ほとんど期待していなかったのですが、
思ったほどは悪くはなかったです。
再生環境が一応整っているので、もっと聴くに堪えない感じになるかと思いきや、
そうでもないですね。
レンジの狭さ、特に高域側のつまった感じ、あと全体的に音が薄い感じがするのは、
MP3の特徴そのものという感じですが、
可変ビットレートのせいか、ボーカルとかギターの帯域はそれほど悪くない印象です。
中域が厚く、聴きやすい音です。
個人的にはHP-A3とHD595の組み合わせで常用できる音質ではありませんが、
再生側の環境があまり整っていなければ、これでも十分かと思います。

「嵐が丘」については、カップリング曲にしておくのはちょっともったいない感じのいい曲です。
本人もこちらがメインになると思って曲を提供したらしいですが、
クールすぎずダークすぎず、適度な温度感とテンポがあってしっくりなじむ感じです。
たしかにシングルにするにはちょっとインパクトにかける気はしますが。
「そして、私は何になったのか?」

今回ただなのでダウンロードしてみましたが、通常は1曲200円ほど。
お手軽なのはよいですが、これならCDをレンタルした方がいいかも。
音質的にもこれ以上は望めないでしょうし、非常に中途半端な感じですね。

すでにダウンロード販売が主流になっていますし、
CD化されず配信のみで販売される曲も多くなっているので、
ちょっと今後に不安を感じるところです。

ちょっと試しにAVアンプの電源ケーブルを換えてみた

2011-01-15 21:31:11 | オーディオ
年末にWaveFilePlayerというプレーヤーソフトを導入してから、かなり満足度が上がっています。
ちょこちょことチューニングしてきましたが、
ヘッドフォン:ゼンハイザーHD595
USB-DAC+ヘッドフォンアンプ:フォステクスHP-A3
USBケーブル:フルテックFormula2
電源ケーブル:shima2372
プレーヤーソフト:WaveFilePlayerReference
という組み合わせでうまい具合にバランスが取れ、
とりあえず落ち着いてきた感じです。
プレーヤーソフトについては、WaveFilePlayerというソフトが
音を作らずそのまま音を出す感じなので、
録音が悪いソースなど場合によってはちょっと聴きにくい場合があるので、
そんなときはLilithを使っています。
ファイル形式はほとんどWAVですが、たまにMP3を聴くときもLilithです。

ところで、電源ケーブルもすっかりなじんだところで、
このshima2372の電源ケーブルをAVアンプに使ってみることにしました。
もちろんアンプの付属品の電源ケーブルと音の比較をするためです。
付属のケーブルとはいっても、かなり太くしっかりしています。

リビングにあるAV兼用セットの構成は、
プレーヤー:パイオニアDV-S747A
AVアンプ:ソニーTA-DA3400ES
スピーカー:フォステクスGX100
という感じです。
GX100は、純正スタンドのフォステクスSG600にのせてあります。
インシュレーターは使用せず、スタンドの専用ねじでねじ止めしています。
スピーカーケーブルは、ウエスタンエレクトリックのWE16GAです。

ここのところGX100とはすっかりごぶさただったので、
AVアンプ付属の電源ケーブルのままで、まずは音を聴いてみました。
GX100を導入してから1年半ほどして、エージングか進んだせいか
初めの頃に感じていた音の硬さは、だいぶとれてきた印象です。
相変わらずの解像度の高さ、高音のクリアさです。
以前このブログで書きましたが、問題は低域で
スピーカーケーブルを換えてからというもの、低音の量感は増したものの
輪郭がにじむというか、低域を制御できていないというか、
そういった感じになってしまったのですが、その傾向は相変わらずです。
(GX100は低音が物足りない、といった意見もあるようですが、
自分の場合もスピーカーケーブルを換えるまではそうだったのですが…)
ウッドベースが鳴り出すと、部屋自体が共振しているようで、
中高域と低域のつながりがかなり悪くなっています。
改めてその症状を確認しましたが、かなり重症。
スピーカーケーブルはやっぱ交換かな?そのうちね(失笑)

ひととおり音をチェックして、いよいよ電源ケーブルをshima2372に交換して音を出してみました。
ヘッドフォンと違って、音源から離れているのヘッドフォンほどのはっきりした違いはありませんが、
やはり効果はあるようです。
特に問題の低音がそれほど暴れない感じになります。
あとは音の余韻、響きがより分かりやすくなりました。
電源ケーブルを換えると、主に低音にその違いが出やすいと聞いたことがありますが、
まさにそういった感じの違いです。
また、電源ケーブルの交換は、微弱な電源を扱うCDプレーヤーとかのほうが効果はあるそうなので、
AVアンプの場合にどれほどの効果があるか興味があったので、試してみましたが、
効果絶大とまではいかないものの、最もベーシックな電源ケーブルでもその効果は一応分かりました。
ただ、これもスピーカーがGX100だからかもしれません。

これでチェックは終了。
電源ケーブルを元に戻しました。
shima2372の電源ケーブルは、使用環境と使用頻度、その効果を考えると
現状どおりPCの電源ケーブルとして使用するのがよいようです。