暗転して聴きなれないイントロが流れる。
お、また新曲か。皆醒めない興奮の中待ち構える。
アコースティックギターが聴こえてきた。ステージ上にはギターを弾くMOAMETALの姿が。
LEGEND-M限定のグッズにギターピックのセットというのがあった。
メイトさんの中にはMOAMETALのギタープレイがあるんじゃないかという方もいた。
自分もそう思っていたが、エレキギターのイメージしかなかったのでアコギとは!
ここでメイトさんから驚きのほぼ怒号みたいな歓声。
MOAMETALはコードをストロークしている。その姿がスクリーンにも映し出されたが、手元を見ると右手の指を広げていて、ピックは持っていない。
ピックを持たずに指でコードを弾けないこともないが、聞こえてきている音からするとフィンガーストロークには聞こえない。当て振りか。
ギターとコーラスだけの演奏からイントロが始まり、MOAMETAL踊り出す。
ギターはギタースタンドに立てて固定してある。そのギターを愛おしむように撫でる振付。
後ろからSU-METALが登場し、歌い出す。
透明感はあるが抑制された声がこの会場に響き渡る。
ギターを中心に二人が回る。
バラード。そういえる曲。歌詞がよく聞き取れる。
昨日 今日 明日 続く道から終わりなき旅の途中でも
巡り合えた奇跡信じて 僕らは行く君のもとへ
Shining Light さあ行こう
Shining Light どこまでも
はるか超えて永久(とわ)の国へ
ここを超えて永久(とわ)へ
光の彼方まで 光の彼方まで 光の彼方まで
ここからいきなり転調。テンポが上がり、エモーショナルな曲と踊り。
そしてギターソロが泣く。
長く続く闇の中さまよっても わずかな光を手繰り寄せて
心が叫んだ 叶わない答えでも まばゆい光が僕らを照らすから
悲しい歌。素直にそう思った。
前半の抑制された歌唱から一転。
SU-METALの歌は絶唱だった。
Shining Sky もう飛び立とう
Shining Road どこまでも
はるか遠く永久(とわ)の国へ
はるか遠く宇宙(そら)へ
Shining Road さあ行こう
Shining Road どこまでも
はるか超えて永久(とわ)の国へ
ここを超えて宇宙(そら)へ
Shining Forever Shining Forever Shining Forever
この曲の演奏中は宇宙の映像がスクリーンに映し出されていた。
闇の中から蝕が明け、月の影から太陽の光が差し込むところから始まる。
歌の途中は、まさしく銀河だ。
そしてエンディングとともに月が太陽を隠し、また闇へ。
この曲が終わるころにはメイトの多くがこの歌が誰に捧げられた曲かを理解していたに違いない。
「LEGEND-M」のMは、MOAのMだとばかり思っていたが幹大のMでもあったんだね。
ダークサイドに藤岡さんはいなかった。
一瞬だけこの曲の間だけ藤岡さんがよみがえったような演出。
曲の終わりとともにまた闇へ。
この曲のときにステージの上にいたのは、SU-METAL、MOAMETAL
そして神バンドは大村孝佳、Leda、BOH、青山英樹。
藤岡さんと関わりが深かったチームBABYMETALの面々。
この曲を演奏するにはこの人たち以外はあり得なかった。
特に大村さんはどんな気持ちでこの曲を演奏していたのだろう。
その表情はマスクに隠れて見えないけれど。
曲としてはプログレメタルバラードといったところか。
実は全く気付いていなかったが、このメロディはLEGEND-Sの紙芝居で使われていたし、
METAL RESISTANCE EPISODE VIIのトレーラーにも使われていた。
曲としては既にあったものをダークサイドの中でこの曲に仕上げたということになる。
この曲を聴いていて、LEGEND-SのNo Rain , No Rainbowを思い出していた。
この曲が一番違うのは明確にある人のことを思って作った曲、歌詞だということ。
LEGEND-SでNRNRを歌った時のとまどった素の中元すず香の姿はそこにはなかった。
明確な意志をもってこの歌い切ろうとするSU-METALの姿だった。
まさに絶唱。
抑制された前半とサビの部分の対比。
抑制された前半部分の安定感が光る。
これは是非とも記録に残してほしい。
行けなかった人も見ればわかる。これがどれほど特別な時間だったか。
曲中神器のライトが光った。
わずかな光でもそのステージを照らすように。
このライブが開催されることが分かってから、1つ不思議に思っていることがあった。
ライブのタイトル「BABYMETAL ARISES -BEYOND THE MOON- LEGEND–M –」
横浜と対をなす「AWAKEN」と「ARISES」。
広島と同じく誕生祭を示す「LEGEND–M 」。
問題は「-BEYOND THE MOON-」の部分。
直訳すると「月の向こうへ」。
この意味が、そうこの曲の終わり。あの映像で分かった。
ダークサイドの闇の先、月の向こうには光あふれる銀河がある。
BABYMETALはそこへ向かっていく。
そう、「理想郷」を目指して。
ここからの「Arkadia」は、ほんとずるい。
曲もダンスもエモいのに、前の曲のあの演出からこの曲とは。
月の向こう、闇を超えてチームBABYMETALは進んでいく。
誇り高く旗を掲げて 星の欠片を抱いて
光より早く 鋼より強く この途に恐れなく
闇が覆いつくそうと この途を歩こう
目指すは夢のアルカディア
もうここで泣かずにいられない。
視線の先には力強い助っ人アヴェンジャーとともに歌い踊るBABYMETALがあった。
「WE ARE BABYMETAL!」
そう叫んで、いつもより多めの火薬が爆発してライブは終了した。
帰りのあおなみ線は激混みだったが、混雑を予想してクロークには荷物を預けず、急いで駅に向かったので、
その後の金城ふ頭駅の入場規制にはかからず、割と早めに名古屋駅に着くことができた。
まあ、ここでSuicaチャージ機の上に大事な神器を忘れてくる大失態を犯したが、嫁メタルの神器があるからまあいいか。
名古屋といえば手羽先、手羽先といえば世界の山ちゃんなので、駅から一番近い店を探していったら、あら2年前銀キツネの後に寄った店でした。
前回と同じく「満席です。他の店をご案内します」と言われて、待っている途中でこの店の席が空いてご案内されるというところまで一緒だった。
2年前の銀キツネのときも生ゆいちゃんを見てしまった衝撃と興奮で上機嫌だったが、今回も最高に気分がいい。普段はあまり飲まないがとにかく今日は酒がうまい。
次の日は豊川稲荷まで足を延ばして、狐塚を見て名古屋を後にした。
LEGENDと名前の付くライブは、やはり特別だった。
ダークサイトを耐えたメイトには最高のMOAMETALの生誕祭だった。
お、また新曲か。皆醒めない興奮の中待ち構える。
アコースティックギターが聴こえてきた。ステージ上にはギターを弾くMOAMETALの姿が。
LEGEND-M限定のグッズにギターピックのセットというのがあった。
メイトさんの中にはMOAMETALのギタープレイがあるんじゃないかという方もいた。
自分もそう思っていたが、エレキギターのイメージしかなかったのでアコギとは!
ここでメイトさんから驚きのほぼ怒号みたいな歓声。
MOAMETALはコードをストロークしている。その姿がスクリーンにも映し出されたが、手元を見ると右手の指を広げていて、ピックは持っていない。
ピックを持たずに指でコードを弾けないこともないが、聞こえてきている音からするとフィンガーストロークには聞こえない。当て振りか。
ギターとコーラスだけの演奏からイントロが始まり、MOAMETAL踊り出す。
ギターはギタースタンドに立てて固定してある。そのギターを愛おしむように撫でる振付。
後ろからSU-METALが登場し、歌い出す。
透明感はあるが抑制された声がこの会場に響き渡る。
ギターを中心に二人が回る。
バラード。そういえる曲。歌詞がよく聞き取れる。
昨日 今日 明日 続く道から終わりなき旅の途中でも
巡り合えた奇跡信じて 僕らは行く君のもとへ
Shining Light さあ行こう
Shining Light どこまでも
はるか超えて永久(とわ)の国へ
ここを超えて永久(とわ)へ
光の彼方まで 光の彼方まで 光の彼方まで
ここからいきなり転調。テンポが上がり、エモーショナルな曲と踊り。
そしてギターソロが泣く。
長く続く闇の中さまよっても わずかな光を手繰り寄せて
心が叫んだ 叶わない答えでも まばゆい光が僕らを照らすから
悲しい歌。素直にそう思った。
前半の抑制された歌唱から一転。
SU-METALの歌は絶唱だった。
Shining Sky もう飛び立とう
Shining Road どこまでも
はるか遠く永久(とわ)の国へ
はるか遠く宇宙(そら)へ
Shining Road さあ行こう
Shining Road どこまでも
はるか超えて永久(とわ)の国へ
ここを超えて宇宙(そら)へ
Shining Forever Shining Forever Shining Forever
この曲の演奏中は宇宙の映像がスクリーンに映し出されていた。
闇の中から蝕が明け、月の影から太陽の光が差し込むところから始まる。
歌の途中は、まさしく銀河だ。
そしてエンディングとともに月が太陽を隠し、また闇へ。
この曲が終わるころにはメイトの多くがこの歌が誰に捧げられた曲かを理解していたに違いない。
「LEGEND-M」のMは、MOAのMだとばかり思っていたが幹大のMでもあったんだね。
ダークサイドに藤岡さんはいなかった。
一瞬だけこの曲の間だけ藤岡さんがよみがえったような演出。
曲の終わりとともにまた闇へ。
この曲のときにステージの上にいたのは、SU-METAL、MOAMETAL
そして神バンドは大村孝佳、Leda、BOH、青山英樹。
藤岡さんと関わりが深かったチームBABYMETALの面々。
この曲を演奏するにはこの人たち以外はあり得なかった。
特に大村さんはどんな気持ちでこの曲を演奏していたのだろう。
その表情はマスクに隠れて見えないけれど。
曲としてはプログレメタルバラードといったところか。
実は全く気付いていなかったが、このメロディはLEGEND-Sの紙芝居で使われていたし、
METAL RESISTANCE EPISODE VIIのトレーラーにも使われていた。
曲としては既にあったものをダークサイドの中でこの曲に仕上げたということになる。
この曲を聴いていて、LEGEND-SのNo Rain , No Rainbowを思い出していた。
この曲が一番違うのは明確にある人のことを思って作った曲、歌詞だということ。
LEGEND-SでNRNRを歌った時のとまどった素の中元すず香の姿はそこにはなかった。
明確な意志をもってこの歌い切ろうとするSU-METALの姿だった。
まさに絶唱。
抑制された前半とサビの部分の対比。
抑制された前半部分の安定感が光る。
これは是非とも記録に残してほしい。
行けなかった人も見ればわかる。これがどれほど特別な時間だったか。
曲中神器のライトが光った。
わずかな光でもそのステージを照らすように。
このライブが開催されることが分かってから、1つ不思議に思っていることがあった。
ライブのタイトル「BABYMETAL ARISES -BEYOND THE MOON- LEGEND–M –」
横浜と対をなす「AWAKEN」と「ARISES」。
広島と同じく誕生祭を示す「LEGEND–M 」。
問題は「-BEYOND THE MOON-」の部分。
直訳すると「月の向こうへ」。
この意味が、そうこの曲の終わり。あの映像で分かった。
ダークサイドの闇の先、月の向こうには光あふれる銀河がある。
BABYMETALはそこへ向かっていく。
そう、「理想郷」を目指して。
ここからの「Arkadia」は、ほんとずるい。
曲もダンスもエモいのに、前の曲のあの演出からこの曲とは。
月の向こう、闇を超えてチームBABYMETALは進んでいく。
誇り高く旗を掲げて 星の欠片を抱いて
光より早く 鋼より強く この途に恐れなく
闇が覆いつくそうと この途を歩こう
目指すは夢のアルカディア
もうここで泣かずにいられない。
視線の先には力強い助っ人アヴェンジャーとともに歌い踊るBABYMETALがあった。
「WE ARE BABYMETAL!」
そう叫んで、いつもより多めの火薬が爆発してライブは終了した。
帰りのあおなみ線は激混みだったが、混雑を予想してクロークには荷物を預けず、急いで駅に向かったので、
その後の金城ふ頭駅の入場規制にはかからず、割と早めに名古屋駅に着くことができた。
まあ、ここでSuicaチャージ機の上に大事な神器を忘れてくる大失態を犯したが、嫁メタルの神器があるからまあいいか。
名古屋といえば手羽先、手羽先といえば世界の山ちゃんなので、駅から一番近い店を探していったら、あら2年前銀キツネの後に寄った店でした。
前回と同じく「満席です。他の店をご案内します」と言われて、待っている途中でこの店の席が空いてご案内されるというところまで一緒だった。
2年前の銀キツネのときも生ゆいちゃんを見てしまった衝撃と興奮で上機嫌だったが、今回も最高に気分がいい。普段はあまり飲まないがとにかく今日は酒がうまい。
次の日は豊川稲荷まで足を延ばして、狐塚を見て名古屋を後にした。
LEGENDと名前の付くライブは、やはり特別だった。
ダークサイトを耐えたメイトには最高のMOAMETALの生誕祭だった。