夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

ファンレスのNASを導入

2024-10-06 04:44:44 | PC

■追加でNASを導入

IO DATAのオーディオサーバーSoundgenicを導入してから、気がついたらもう6年も経過していた。

オーディオに特化したNASであるが、通常のNASとしても使える。

NASを使い始めると、もうこれなしでは考えられなくなる。

 

2TBのHDD版を購入したので、これだけの容量があれば十分と考えていたものの、CDをWAV形式でリッピングしたものを、改めてFLACでリッピングし直したり、巨大なDIFFファイルのアルバムを購入したりしていたら、容量が心許なくなってきた。

しかも、最近挙動が不安定になる時がたまにあるので、年数を考えてもそろそろ更新かと考えたが、Soundgenicはなかなかお高い。

 

一方、HDDレコーダーも容量不足になって、外付けHDDを足したが、カーリングの試合動画で容量を圧迫され、こちらも容量が不足気味である。

以前使っていたHDDレコーダーが圧縮保存すると、音声にポップノイズが乗るのがいやで、全て非圧縮で録画していた習慣が未だに残っているため、HDDの容量を圧迫しがちである。

圧縮変換すればいいのだが、これから圧縮するのも相当時間がかかるし、ディスクに焼くほどでもないので、何か他にいいNASがないものかと調べていたら、DTCP-IP対応のNASを発見した。

HDDレコーダーの更新時に外付けHDDに保存した動画の移動をどうしようかと考えていたので、このNASを使うとレコーダー更新時の一時保管場所に使えそうだ。

Soundgenicに比べると価格は断然安く、容量も大きい。

Soundgenicは本来の用途どおり音楽ファイル専用として使い、それ以外のデータについてはこのNASに保存して、使い分けるのが良さそうだ。

 

ということで、オーディオサーバーの更新ではなく、追加で普通のNASを導入することにした。

 

■やっぱりファンがうるさい

導入したのはバッファローのLS710D。

RAIDは必要ないので、HDDは1台のみの機種を選んだ。

機能的には何の問題もなかったはずだったのだが、すっかり忘れていたことがあった。

Soundgenicは、ファンレスだった。

Soundgenicはリビングのテレビラックに置いているのだが、リビングにはAV機器やPCもあるが、ファンが付いているものは、かみさんのPCとブルーレイレコーダーぐらいだ。

かみさんのPCはなるべく静粛性の高いものにしたが、耳障りというほどではないものの、それなりにファンの音はする。

 

現在住んでいる場所が、かなり閑静な住宅地で昼でもかなり静か、夜はPCが起動していないと一番音が気になるのはリビングに隣接するキッチンにある冷蔵庫の音だったりする。

レコーダーはファンが付いているはずだが、ファンの音はほとんど感じず、HDDのアクセス音の方が気になるくらいだ。

Soundgenicはオーディオ用と言うこともあり、レコーダーほどHDDのアクセス音は気にならないが、HDDを使っている以上完全に無音にはならない。

一番気になるのは、レコーダーに接続した外付けHDDの方だ。

ケースファンは付いていないのだが、なぜかHDDがスピンダウンせず回転していることが多いので、HDDの回転音が静かな時間帯だと気になる。

 

その静かなリビングにファン付きのNASを置いたら、まあそのファンの音の気になること。

NASだから基本的に常時電源が入っており、ファンは回りっぱなし。

このNASについては、ファンの回転数が任意で設定できるという説明があったような気がしたのだが、自分の勘違いのようで、そんな設定はできなかった。

NASとしては比較的静かな方ではあるが、リビングが静かすぎるのだ。

自分もかなり気になっていたのだが、かみさんからもクレームがきた。

 

■ファンレスのNASに変更

これはまずいということで、ファンレスのNASを探すことにした。

まず見つかったのは、動画保存用のNAS。

AV用途なので、横置きの筐体だったが、何せ価格が高すぎる。

そういった特殊用途でもなければ、ファンレスのNASなんてないよな。

既存のSoundgenicをもう6年も使っているので、新型のSoundgenicを追加するしかないのかと思ったら、さすがSoundgenicを製品化しているIO DATAさん、一般用のファンレスのNASがラインナップされていました。

Soundgenicと同様、金属筐体に熱を伝えて放熱する構造になっている。

HDD1台搭載のモデルとHDD2台搭載でRAIDが組めるモデルとがあったが、HDDを2台搭載しているものはさすがにファン付き。

HDD1台搭載のモデルのみファンレスだった。

初心者向けのNASということで多機能ではないが、自分の想定している使い方なら全く問題ない。

スマホのバックアップ用を想定しているモデルなので、管理者以外でもユーザーが自分専用のフォルダーを作れるところが面白いところだ。

同容量の一般的なNASよりちょっとお高めだが、ファンレスには代えられない。

現在使っているレコーダー用の外付けHDD程度の騒音レベルと判断し、購入することにした。

 

購入したのは、HDL-TA4。

最大容量4TBのものを選択した。

発売時期は古いが、特に問題はないだろう。

 

PCオーディオを始めたのがきっかけで、PCをファンレスのものにしたのが10年くらい前になる。

現在使用中の2台目のファンレスPCは、内蔵ドライブを全てSSDにして、PCから回転するものを完全に駆逐することができた。

もはや、ファン付きのPCには戻れそうにない。

ファンレスのPCが入手できなくなったら、ファンレスのノートPCかタブレットにしようと考えている。

 

バックアップ用途だと、HDDでないと容量的に厳しいところがあり、HDDを使わざるをえないが、リビングに置くものならファンレスは必須。

NASのような常時電源を入れて使うものならなおさらだ。

 

届いたHDL-TA4の箱を開封して気づいたことは、筐体がSoundgenicと同じだった。

Soundgenicの筐体を流用しているのが、HDL-TAシリーズということらしい。

HDL-TA4のパッケージ写真が縦置きだったので気づかなかった。

Soundgenicは横置き専用だが、HDL-TA4の方は縦置き、横置きどちらも可能。

縦置きだと地震の時倒れそうなので、Soundgenicと同様横置きで使用する。

 

同じメーカーのNASなので、使い勝手は同じ。

ファイル操作、NAS管理はLANDISK CONNECTから行うが、以前はそれほどでもなかったのに、NASが表示されるまで数分かかるようになってしまったのが残念なところ。

問題の音の方は、ほぼ無音。

ブルーレイレコーダーの外付けHDDの方がよほどうるさい。

PCと併用しているiPadからもHDL-TA4にアクセスできることを確認した。

 

ああ、こんなことなら最初からこれにしておけばよかった。

BuffaloからもファンレスのNASが出ているようだが、こちらは金属筐体ではなく、普通のプラスチック筐体。

DTCP-IP対応のようだが、見た目はやはり金属筐体のHDL-TA4の方がいい。

 

転送速度については10MB/sとかなり遅い。

どこかがボトルネックになっているような気がするが、とりあえずJumbo Flame対応の設定になっていなかったので、ルーター等の設定を変更したら、11MB/sと若干改善。

速度そのものよりも、転送速度が安定したのがよかった。

以前は、かなり不安定で転送速度にムラがあったのだが、それがなくなった。

 

追加の費用は発生したが、HDL-TA4にして個人的には満足。

LS710Dはリサイクルショップに売り払った。

LS710D を外付けHDDだと勘違いされて査定時間が長くなった上に、希望買取金額をかなり下回った額を提示されてかなりがっかりしたが、NASをメルカリで売るのは面倒なので言い値で買い取ってもらった。

 

同じ筐体を使ったNASで、オーディオ用を謳うSoundgenicとごく普通のNASであるHDL-TA4で音質にどの程度差があるのか気になるところなので、そのうち比較試聴してみたい。

 


SSDが壊れました

2024-05-04 04:44:44 | PC

中古のノートPC Lenovo ThinkPad L570を購入し、HDDをSUNEASTのSE90025ST-01TBに換装してから1年以上経過する。

いろいろ事情があってPC自体使われなくなっていたので、Windows Updateをやろうと久しぶりに電源を入れた。

SSDに換装したばかりの頃は快調だったのだが、だんだん動きが鈍く感じるようになった。

未適用のWindows Updateがたまっており、かなり時間がかかる。

1つのプログラムが終わるまでに、画面上の動きが止まるようになってきた。

それでもなんとか進めていたのだが、Windows10 22H2の適用時にそれは起きてしまった。

バージョンアップが始まったものの、途中でまた進行が止まり5分以上経っても画面が動かない。

仕方がないので電源をいったん強制的に落としたのがよくなかった。

そのあとはBIOSが起動して、Windowsが起動しない。

 

どうしようもなくなったので、SSDをPCから外し、元のHDDをクローンして復旧を図ったが、クローンの開始直後にエラーが出てクローン出来ない。

何度やっても同じ結果になるので、PCでSSDをフォーマットすることにした。

しかしこれがまた、初期化はできるのだがフォーマットができない。

エラーが出てフォーマットを拒否されてしまう。

SSDが壊れてしまったようだ。

SUNEASTのSSDは使っているうちにだんだんと遅くなり、壊れると聞いていたがその通りになってしまった。

安物買いのなんとやら、ほんの数千円の差なのだからせめてWestern DigitalのSSDにしておけばよかったか。

 

PC自体使わなくなったので、この際売ってしまうことにした。

もとのHDDに戻すと、何事もなくWindowsが起動する。

ただ、非常に遅い。

HDDのアクセスが止まるまで、30分以上かかる。

売却にあたり、Windowsを初期化する必要があるが、その前に念のため起動ディスクを作成したが、これがまた時間がかかった。

結局6時間以上かかって何とか起動ディスクを作成することができた。

 

その後は、HDD上のイメージから初期化を行ったが、起動ディスクほどではないが時間がかかった。

その後、Windowsのセットアップ中にまたしてもトラブル。

ローカルアカウントを作成しようと思ったが、なぜかそのメニューが見当たらない。

Microsoft Accountの作成画面になってしまう。

仕方がないので、新規でMicrosoft Accountを作成し、セットアップを完了させたが、

調べてみると、ローカルアカウントを作成するためには、インターネットの接続をしてはいけなかったことが判明。

NECのノートPCで作業を行ったときはそんなことなかったのに、Lenovoだとだめなのか。

仕方がないので、もう一回Windowsの初期化からやりなおし。

セットアップ中にインターネット接続作業を求められたところで、

「インターネット接続環境がありません」を選択すると、ローカルアカウントを作成することができた。

携帯電話番号を2つ持っていたので、新規でMicrosoft Accountを作ってしまったよ。

 

このPC自体、CPUがWindows11に対応していないので、セキュリティ保護がある状態ではあと1年ほどしか使えないので売却するしかない。

 

ショップに持ち込んだら一応値段はついた。

しかし、査定の途中でストレージが256GBのSSDになっていると言われた。

たしかにSSDに換装はしていたが、使っていたのは1TBのSSDのはずだ。

Windows上で認識されるストレージのプロパティ表記がおかしくなっているようだ。

店員には1TBのHDDが入っているはずだと伝えると、プロパティ表示がおかしくなっているだけのようだといわれた。

もしかして、SUNEASTのSSDの容量偽装とも思ったが、換装したときは確かに1TBで認識していたはずだが。

申告どおりHDD1TBの値段で査定をしてくれて、買い取ってもらった。

 

NECのノートPCでのCrucialのSSDとインテルRapid Storage Technologyとの相性問題から始まり、

トラブル続きで時間と手間がかかりまくったが、その代わりに買った中古PCでもトラブルで終わることになった。

 

いろいろをPCの勉強にはなったのだが、得た知識は今後役に立つことがあるのだろうか。

なんか徒労に終わっただけの気がする。

 

教訓は、短気は損気、安物買いの銭失い。

自分がメインで使っているPCならこんなことはしない。

落ち着いて冷静に。


SSD換装再挑戦

2022-12-11 04:44:44 | PC

知り合いから古いノートパソコンを預かって、なんとか使えるようにしようと思ったがうまくいかず、ChromeOS Flexの入ったUSBメモリーを渡して終わったしまった。

30分経つと電源が落ちるという致命的な欠陥があったが、PCの時計の時刻だけがリセットされるという症状も抱えており、CMOS電池を交換すればなんとかなったのかなとも思ったりもするが、あのPCに関しては素直にあきらめた方がいいだろう。

 

そして、換装予定だったSUNEASTのSSDが手元に残ってしまった。

メルカリで売ってもいいのだが、なんだかちょっと悔しいというかすっきりしない。

なんとかSSDの換装だけでもしてみたい。

そのためにはSSDに換装するためのノートパソコンが必要だが、問題はその入手先。

メルカリは意外と高い。

ジャンク品ならば安いのだが、一応動くと思われるものはジャンク品を修理したようなものが多く、ストレージはSSDに換装済みになっているものが大半だ。

ジャンク品ではなく保証のついている中古品を探してみると、大手パソコンショップの中古PCは保証期間は短いものの、試しに買ってみる気になれる程度の値段のものも売っている。

 

購入するPCの条件を考えてみると、

○一応まともに動くもの(ジャンク品を除く)

○あまり古すぎるのはパスして、Windows10がプリインストールされているモデル

 (これだとあと3年は使える)

○SSD換装前提なので、当然HDD搭載モデル

というところかな。

 

職場で使っているノートPCがちょうどこの条件に当てはまる。

5年前のモデルの中で一番安いものだったようで、

CPU:Core-i3 6006U

ストレージ:HDD 500GB

RAM:4GB

というスペック。

Windows10だとさすがにメモリーが4GBでは厳しく、自腹でメモリを8GBに増やして使っている。

電源を入れてから30分間はセキュリティソフトがウィルスチェックをしているので、ディスクの使用率が100%となり使い物にならないが、それが終わってしまえばウェブ閲覧、ワード、エクセルの作業程度であれば、まあなんとかストレスがたまらず使えている。

 

SSDの換装が前提なので、HDDのアクセスが容易で、マニュアル、ドライバー類のサポートが充実しているメーカーのものがいい。

ネットで調べるとLenovoがいいということなので、LenovoのPCに絞って調べていくと、CPUがCore-i3 6006Uなら最安クラスで非ジャンク品が手に入る。

Celeronモデルもあったが、これはさすがにパス。

格安のモデルの大半はメモリーが4GBなので、メモリーは増設すればいいかなと思っていたら、プラス1000円で8GBのモデルがあり、メモリーを買い足すより安いのでこれに決めた。

 

購入を決めたモデルというのはThinkPad L570。

このモデルのサポート状況をLenovoのサイトで調べてみたら、まあ至れり尽くせりだ。

使用しているPCのモデルの自動検索がウェブ上でできるし、モデル名さえ分かればドライバーからBIOSに至るまで完備されている。

交換パーツの代替品の型番まで調べられるので、中古PCを購入するならLenovoがいいというのはこういうことかと思った。

 

LenovoはWindows10プリインストールモデルはまだサポートしてくれている。

パソコンションプのサイトでは、購入しようとしたモデルは複数在庫があるようで現物の写真や正確な型番は表示されておらず、商品の状態に若干の不安はあるが、SSDの換装がうまくいかなくとも、メルカリで売ればいいので買ってみた。

 

届いたL570は意外と状態がよかった。

値段が安かったのは、上蓋にかなり目立つ傷があったためか。

しかし、キーボードにテカリはほとんどなく、ディスプレイもきれい。

パソコンとしての機能に問題はなかったのだが、やはり動作はかなり緩慢だ。

ブラウジングではそれほど気にならないが、Windows Updateやリカバリーディスクの作成にやたらと時間がかかる。

通常の倍以上の時間はかかるだろうか。

メモリーは8GB積んでいるのは確認しているが、職場で使っているパソコンより遅く感じる。

この遅さの原因はやはりHDDだろうか。

 

このパソコンを使ってLenovoのサポートサイトへアクセスすると、自動で型番がチェックされ、ThinkPad L570の20JRと判定された。

「もう少しでサポートが終了するよ」と言われたがまだサポート期間中なので、ウェブ上でBIOSやドライバーのアップデートがWindows Updateのようにワンクリックで行えた。

 

動作チェックと各種更新作業を終え、リカバリーディスクも作成したので、あとはHDDをSSDに換装するだけだ。

このパソコンの場合、SATAにHDDだけではなくSSDの接続も想定されているのをマニュアルで確認しているし、その他に起動ディスクを接続するポートがないので、OSのブートのところでトラブルが発生する可能性は低いだろう。

 

SSD換装の準備は整ったので、L570のバックパネルを開ける。

バックパネルはねじ3本で開けられる。

しかも、外したねじがなくらならないよう脱落防止仕様になっている。

ナイロン被膜ねじで緩みにくいとマニュアルに書いてあったので、またねじをなめてしまわないように慎重にドライバーサイズを選んでねじを緩めた。

それほど苦労せずにねじが緩んだので、すでにバックパネルは開けけられたことがあるのだろう。

HDD以外の部分も目視でチェック。

ファン回りもきれいで、ブロアを使う必要もなさそうだ。

CMOS電池を交換してもよかったが、パソコンの時計に問題がなかったのでこちらも交換せず。

前回使ったCPUグリースが余っているが、再塗布の必要もないだろう。

 

ということでHDDのみを外す。

NECのノートパソコンと同様、持ち手があるのでそこを持って引っ張ると、簡単にHDDがコネクタから外れた。

HDDはマウンターにセットされているので、マウンターごとパソコンから取り出した。

 

ここからはSSDへのクローン作業。

使用するSSDは、SUNEASTのSE90025ST-01TB。

SSDにNECのノートパソコンのデータが残っていたので、玄人志向のHDDスタンドKURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKでデータ消去して、フォーマットしてある。

HDDは厚さ7㎜でマウンターに取り付ける仕様だから、SSDに取り付けてあったスペーサーは外した。

 

クローン作業はKURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKを使って行う。

デュプリケーターでクローンしたSSDからうまく起動できない場合は、リカバリーディスクからインストールしてしまおう。

このクローン作業だが、1TBのHDDの場合、玄人志向が想定しているクローン作業時間は1.5時間から3時間程度だが、それよりもだいぶ時間がかかった。

6時間近くかかっだろうか。

SUNEASTのSSDは連続してデータを書き込むと徐々に速度が遅くなってしまうようだ。

以前のようにまたクローンの途中でエラーになってしまうのではないかと、はらはらしたが何とかクローン終了。

 

SSDにマウンターを取り付け、元の位置に戻し、バックパネルを取り付け、ねじを締めて作業完了。

作業自体は極めて簡単。

外しておいたバッテリーをつけて、ACアダプターをつなぎ電源ボタンを押す。

若干起動が遅かったが、ブルースクリーンが出ることもなくあっさりとWindowsにログインしてデスクトップが表示された。

 

ああ、NECのノートパソコンでのあの苦労は何だったのか。

ここまでブルースクリーンは一度も見ていない(それが普通か)。

デュプリケーターで起動ディスクのHDDを丸ごとコピーしてOKだった。

念のため、Windows上とBIOS上からSSDを確認したが、しっかりと認識されている。

デバイスマネージャーにもエラーはなし。

イベントログには若干エラーが表示されていたが、これはSSD換装以前から表示されていたものなので気にしなくてもいいだろう。

 

SSDに換装後、起動と終了は格段に速くなった。

起動はテスクトップ表示まで30秒もかからない。

終了は、画面が消えて電源ボタンのランプが消えるまで10秒程度。

しかし、起動中のアプリの動作は期待したほど早くなっていない。

CPU性能が足を引っ張っているようだが、若干もっさりしているという程度で、バックグラウンドでWindows Update関連のアプリケーションが走っていても、とくに動作が重くなったりはしない。

 

インターネットと文書作成のみなら全く問題なく、Windows10のサポート終了まで約3年間は使うことができるだろう。

 

クローンしたSSDを取り付けただけで、何の設定変更もせずあっさりとSSD換装が成功してしまったので、拍子抜けしてしまった。

ありとあらゆるトラブルが出た挙句にSSD換装ができなかったNECのノートパソコンとはえらい違いだ。

あとはトラブルが起こらないことだけを祈る。


古いPCをなんとかしようとして苦労した(その4)

2022-11-29 04:44:44 | PC

○ここにきてクローン作業がうまくいかない

ChromeOS Flexのインストールが失敗したので、もう一度HDDからSSDにクローンしようと思ったが、なぜかデュプリケーターを使って初めてエラーになってしまった。

3時間ほどで終了するはずのクローン作業が半日かかっても終わらない。

そのうちエラーランプが付いてクローン作業が止まってしまった。

HDDとSSD、どちらに問題があったのか。

PCにHDDを取り付けで起動させてみたが、起動自体に時間はかかるもののちゃんと起動する。

そうするとSSDの問題か。

ChromeOS Flexをインストールしたままの状態でクローンをしたのがよくなかったか。

確かにデュプリケーターのボタンを押せば直ぐ始まるクローン作業ななかなか始まらず、何回か試して始まったので、何かしらの問題があったのかもしれない。

 

とりあえずSSDをフォーマットしてPCに取り付け、再インストールディスクからWindowsをインストールした。

Windows Updateは主導で行い、何とか全て重要な更新を適用することができた。

ここでやめておけば良かったのだが、推奨される更新に表示されたIntelのドライバーの更新が気になり、この更新をしてしまったら、ブルースクリーンが解消せず、Windowsが起動しなくなってしまった。

 

どうしようもなくなったので再インストールメディアからWindowsの初期化を行ったが、今度はWindows Updateが失敗するようになった。

同じ手順を踏んでいるはずなのに、なぜこうも結果が変わってしまうのか。

 

どのみちWindows8.1のままスタンドアローンで使う予定なので、Windows Updateはできるところまででやめておくことにした。

BIOSの設定もセキュア・ブートをオフにしたままだったので、セキュア・ブートも含めて初期状態で、Windowsの初期化作業を進めることにした。

Windows Updateは2回目まででストップ。

NEC関係のアップデートは自動更新ソフトに任せて、そこに表示されない更新を行うのをやめた。

プリインストールソフトはウイルスバスター試用版を含めて削除せず、スタートアップで無効にするにとどめた。

ただし、すでにサポート期間が終了しているIEの代わりに、Edgeをインストールしておく。

 

考えてみるとWindows Updateを行うたびにブルースクリーンが表示されて、何らかの対処をしないとWindowsが起動しないというのは基本的にどこかがおかしくなっているのだろう。

 

○Windows8.1とChromeOS  Flexとのデュアルブート環境を構築

これでWindowsの作業は終了。

これだとスタンドアローンで使うしかないなと思っていたら、ふとChromeOS Flexのことを思い出した。

ChromeOS Flexのインストールには失敗したが、USBメモリーからの起動は問題なくできる。

それなら、ChromeOS FlexはUSBメモリーから起動、WindowsはSSDから起動するようにすれば、Windows10へのアップグレードでやろうとしていたインターネットの接続ができるようになるのではないか。

いちおうWindows環境を残したままでである。

試しに手持ちのUSB2.0のUSBメモリーで試したら、反応速度以外は何の問題もなかったので、USB3.0のUSBメモリーを購入してみた。

購入したのはバッファーローのRUF3-PS16G。

選んだ理由は、付けっぱなしで邪魔にならないよう極小サイズのもので一番安かったから。

 

結果としては、これがうまくいき、Windows8.1とChromeOS  Flexとのデュアルブート環境を構築することできた。

 

ブート順をUSBメモリー>SSDの順番にしてあるので、Windowsを起動したいときはUSBメモリーを抜けばいい。

以前ChromeOS Flexを試したときは有線でLANを接続していて、無線LANは試していなかったが、PC内蔵のWi-Fiアダプターでもインターネットに接続することができた。

おまけに以前は起動しなかったTEXTというテキストエディターも起動することができた。

 

○まとめ

このPCでやろうと思ったことが3つあった。

①SSDへの換装

②Windows10へのアップグレード

③ ②ができなった場合にChromeOS Flexのインストール

結果的には、①しかできなかったが、③についてはインストールではなくUSBメモリーからの起動という形で、当初予定していなかったWindowsとChromeOS Flexとの デュアルブート環境ができた。

Windows10へのアップグレード対象のPCではあったが、最新のアップグレードツールではなく、無償アップグレード期間中にWindows Update経由でアップグレードすれば、ちゃんとアップグレードすることができたのだろう。

 

WindowsとChromeOS Flexのデュアルブート環境ができたと思いきや、ChromeOS FlexをUSBメモリーから起動した後でWindowsが起動しなくなってしまった。

今まで効果のあった回復方法を試してみたが、Windowsが起動しない。

HDDからSSDに替えてからWinodwsが起動するものの、ブルースクリーンが頻繁に出て起動が安定しないので、SSDの換装は諦めた。

Windowsを初期化してもブルースクリーンが発生するので、BIOSとブートローダーあたりのところで不具合が出ているようだ。

BIOSのアップデート情報はないので、そのまま使うほかないが。

Windows上でインテルRSTをアップデートしても、BIOS上に表示されるインテルRSTのバージョンはそのままなのが気になるが、自分の知識では手の打ちようがない。

もとのHDDに戻してオーナーに返すことにした。

 

HDDでも一応WindowsとChromeOS Flexのデュアルブート環境にはなっているが、Windowsの起動が激重なので、Windows環境は諦めてChromeOS Flex専用で使うのがいいだろうか。

ただ、マザーボードが故障で30分すると電源が落ちてしまうので、PCを買い換えた方がいいのは間違いない。

 

電源が突然落ちるという症状がある中何とか作業を進めてきたが、何か1つうまくいくと、以前うまくいっていたことにまで何かしらの問題が発生して、成果に見合わない時間と労力がかかったというのが正直な感想である。

電源が突然落ちるという症状が分かった時点で、このPCの延命を諦めておけばよかったのだが、その不具合(かなり重症ではあるが)を除けば、リサイクルに出してしまうのがもったいないなと思ってしまったのがよくなかった。

 

換装用に買い足したSSDはどうしようか。


古いPCをなんとかしようとして苦労した(その3)

2022-11-28 04:44:44 | PC

○今さらWinodws10へのアップグレードを試みる

Windows8.1での継続使用は可能な状態になったが、Winodws10へのアップグレード対応モデルであるので、なんとかWindows10にアップグレードしてあと3年ネットワークに接続して使えるようにしたい。

マイクロソフトのサイトからWindows10へのアップデートツールをダウンロードし、アップデートを行った。

幸いPCの電源が落ちることもなく、インストール作業が終了し、最後の再起動、これでWindows10が起動できればOKのところまできたが、残念ながらブルースクリーン、最終段階で失敗して、もとのWinodws8.1に戻されてしまった。

エラーコードが表示されたのだが、これを控えておくのを忘れてしまった。

 

Winodws8.1に戻ったものの、Winodws10のアップグレードに失敗したPCは調子が悪く、有線でもネットワークエラーがでてネットワークにつながらなくなってしまったので、再インストールメディアからのPCの初期化をやり直すことにした。

 

今度は手順をしっかり確認して作業を実施。

しかし、Windows Update段階で問題が発生。

重要な更新プログラムが表示されなくなるまでWindows Updateを繰り返していたが、最後に表示された更新プログラムが144個、総データ量2.4GBになっていた。

これを一括して実行するとバックグラウンドでWindows Module Installer Workerを含めたWindows Update系のタスクがずっと走り続け、PCへの負荷が高いままPCの電源が落ちてしまう。

仕方がないので、Windows Updateの設定を変更して、自動更新を行わない設定にした上で、更新プログラムを小分けにして手動で更新することにした。

 

Windows Updateの設定を変えて自動更新を行わないようにしたら、これが効果てきめん。

Windows Module Installer Workerを含めたWindows Update系のタスクがバックグラウンドで起動しなくなり、CPUの使用率は起動してすぐに数パーセントになる。

この状態でWindows Updateを行うと最初のうちはうまくいっていたが、適用させる講師プログラムの順番が悪いのか、正常に終了しない更新プログラムが出てきた。

さらにWindows Firewallにエラーが出るようになってしまった。

簡単に修正が効くようなエラーではないようなので、回復ディスクから初期化からやり直す。

 

Windows Updateは手動で行うものの、サービスパック的な大きな更新プログラムを実行したて、その後に大量の更新内容が表示されたら、この更新は行わない状態でWinodows10へのアップグレードを行ってみた。

 

アップグレードにかなりの時間を要して、電源が落ちないかヒヤヒヤしたがなんとかアップデートは終了。

さて、リブートでWindows10が起動すればお慰み。

しかし、やはりエラーが出てWindows8.1に戻された。

エラーの内容はこれだった。

 Windows10をインストールできませんでした

 0xc1900101-0x20017

 BOOT操作中にエラーが発生したため、インストールはSAFE_OSフェーズで失敗しました

 

前のエラーの内容とは違うようだが、クリーンブート状態でアップグレードを行ったのでそのせいかもしれない。

 

さて、このエラーへの対策を調べてみて、BIOS/UEFIの「USBレガシーサポート」の機能の無効化を行ってみたが、結果は変わらず。

同じエラーコードが出て、起動できない。

電源が落ちる不具合でもなければ、もう少し突き詰めて対策を考えるのだが、この状態ではWindows10にアップグレードできたところで、不具合があることには変わりないからWindows10にアップグレードは諦めることにした。

アップグレードがうまくいかない原因は、Windows Updateでのアップグレードではなく最新版のアップグレードツールを使っているところにあるような気はする。

もう少し古いバージョンのアップグレードツールなら結果は変わるかもしれないが、そこまでしてアップグレードにこだわる必要もない。

 

○クローンSSDでのWindows起動あっさり成功

これでおしまいにしようと思ったが、そういえばクローンSSDを試していなかったことに気づいた。

最後にSSDのクローンを試してみるか。

デュプリケーターでHDDのSSDクローンを作成し、PCに取り付けで起動させると、ブルースクリーンが表示されたが、再起動をかけるとあっさりWindowsが起動し、デスクトップが表示された。

ああ、CrucialのSSDでのあの苦労は何だったのか。

もとのHDDの状態で、ある程度Windows Updateを行っていたので、残りの更新をかけてみると何とか全ての更新作業が終わって、Windows8.1としては「最新」の状態となった。

文書作成ソフトも使えるようなので、この状態のままスタンドアローンで使えばいい。

 

○ChromeOS Flexのインストール失敗

ここでやめておけばよかったが、以前から気になっていたChromeOS Flexのインストールをやってみたくなり、実行してみた。

USBメモリーからの起動はうまくいったものの、SSDにインストールしようとすると失敗してしまう。

それではということで、SSDをフォーマットした状態でインストールしてみたら、インストール自体は終えることができ、一旦はChromeOS Flexを起動することができた。

ゲストでログインしたので、ブラウザのみしか使えなかったが、インターネットにも接続できる。

再起動をかけて、ログインをして使おうと思ったら、今度はOSが起動しない。

もう見飽きたNECロゴ画面から動かない。

BIOSとの相性なのだろうか。

まあ、ちゃんと使えるかどうか保証されているものではないので、ChromeOS Flexのインストールは諦めるしかない。