○ここにきてクローン作業がうまくいかない
ChromeOS Flexのインストールが失敗したので、もう一度HDDからSSDにクローンしようと思ったが、なぜかデュプリケーターを使って初めてエラーになってしまった。
3時間ほどで終了するはずのクローン作業が半日かかっても終わらない。
そのうちエラーランプが付いてクローン作業が止まってしまった。
HDDとSSD、どちらに問題があったのか。
PCにHDDを取り付けで起動させてみたが、起動自体に時間はかかるもののちゃんと起動する。
そうするとSSDの問題か。
ChromeOS Flexをインストールしたままの状態でクローンをしたのがよくなかったか。
確かにデュプリケーターのボタンを押せば直ぐ始まるクローン作業ななかなか始まらず、何回か試して始まったので、何かしらの問題があったのかもしれない。
とりあえずSSDをフォーマットしてPCに取り付け、再インストールディスクからWindowsをインストールした。
Windows Updateは主導で行い、何とか全て重要な更新を適用することができた。
ここでやめておけば良かったのだが、推奨される更新に表示されたIntelのドライバーの更新が気になり、この更新をしてしまったら、ブルースクリーンが解消せず、Windowsが起動しなくなってしまった。
どうしようもなくなったので再インストールメディアからWindowsの初期化を行ったが、今度はWindows Updateが失敗するようになった。
同じ手順を踏んでいるはずなのに、なぜこうも結果が変わってしまうのか。
どのみちWindows8.1のままスタンドアローンで使う予定なので、Windows Updateはできるところまででやめておくことにした。
BIOSの設定もセキュア・ブートをオフにしたままだったので、セキュア・ブートも含めて初期状態で、Windowsの初期化作業を進めることにした。
Windows Updateは2回目まででストップ。
NEC関係のアップデートは自動更新ソフトに任せて、そこに表示されない更新を行うのをやめた。
プリインストールソフトはウイルスバスター試用版を含めて削除せず、スタートアップで無効にするにとどめた。
ただし、すでにサポート期間が終了しているIEの代わりに、Edgeをインストールしておく。
考えてみるとWindows Updateを行うたびにブルースクリーンが表示されて、何らかの対処をしないとWindowsが起動しないというのは基本的にどこかがおかしくなっているのだろう。
○Windows8.1とChromeOS Flexとのデュアルブート環境を構築
これでWindowsの作業は終了。
これだとスタンドアローンで使うしかないなと思っていたら、ふとChromeOS Flexのことを思い出した。
ChromeOS Flexのインストールには失敗したが、USBメモリーからの起動は問題なくできる。
それなら、ChromeOS FlexはUSBメモリーから起動、WindowsはSSDから起動するようにすれば、Windows10へのアップグレードでやろうとしていたインターネットの接続ができるようになるのではないか。
いちおうWindows環境を残したままでである。
試しに手持ちのUSB2.0のUSBメモリーで試したら、反応速度以外は何の問題もなかったので、USB3.0のUSBメモリーを購入してみた。
購入したのはバッファーローのRUF3-PS16G。
選んだ理由は、付けっぱなしで邪魔にならないよう極小サイズのもので一番安かったから。
結果としては、これがうまくいき、Windows8.1とChromeOS Flexとのデュアルブート環境を構築することできた。
ブート順をUSBメモリー>SSDの順番にしてあるので、Windowsを起動したいときはUSBメモリーを抜けばいい。
以前ChromeOS Flexを試したときは有線でLANを接続していて、無線LANは試していなかったが、PC内蔵のWi-Fiアダプターでもインターネットに接続することができた。
おまけに以前は起動しなかったTEXTというテキストエディターも起動することができた。
○まとめ
このPCでやろうと思ったことが3つあった。
①SSDへの換装
②Windows10へのアップグレード
③ ②ができなった場合にChromeOS Flexのインストール
結果的には、①しかできなかったが、③についてはインストールではなくUSBメモリーからの起動という形で、当初予定していなかったWindowsとChromeOS Flexとの デュアルブート環境ができた。
Windows10へのアップグレード対象のPCではあったが、最新のアップグレードツールではなく、無償アップグレード期間中にWindows Update経由でアップグレードすれば、ちゃんとアップグレードすることができたのだろう。
WindowsとChromeOS Flexのデュアルブート環境ができたと思いきや、ChromeOS FlexをUSBメモリーから起動した後でWindowsが起動しなくなってしまった。
今まで効果のあった回復方法を試してみたが、Windowsが起動しない。
HDDからSSDに替えてからWinodwsが起動するものの、ブルースクリーンが頻繁に出て起動が安定しないので、SSDの換装は諦めた。
Windowsを初期化してもブルースクリーンが発生するので、BIOSとブートローダーあたりのところで不具合が出ているようだ。
BIOSのアップデート情報はないので、そのまま使うほかないが。
Windows上でインテルRSTをアップデートしても、BIOS上に表示されるインテルRSTのバージョンはそのままなのが気になるが、自分の知識では手の打ちようがない。
もとのHDDに戻してオーナーに返すことにした。
HDDでも一応WindowsとChromeOS Flexのデュアルブート環境にはなっているが、Windowsの起動が激重なので、Windows環境は諦めてChromeOS Flex専用で使うのがいいだろうか。
ただ、マザーボードが故障で30分すると電源が落ちてしまうので、PCを買い換えた方がいいのは間違いない。
電源が突然落ちるという症状がある中何とか作業を進めてきたが、何か1つうまくいくと、以前うまくいっていたことにまで何かしらの問題が発生して、成果に見合わない時間と労力がかかったというのが正直な感想である。
電源が突然落ちるという症状が分かった時点で、このPCの延命を諦めておけばよかったのだが、その不具合(かなり重症ではあるが)を除けば、リサイクルに出してしまうのがもったいないなと思ってしまったのがよくなかった。
換装用に買い足したSSDはどうしようか。