定刻より7分ほど遅れて、客電が落ち、5大キツネ祭り共通のSU-METALヴォイスによるIDZ紙芝居風ピット注意事項紙芝居が始まった。
それまで白幕に移されていた骨さんの注意事項イラストはとても解像度が高く、布のスクリーンに投影しているとは思えないほど綺麗だったのに、
紙芝居になったとたん解像度が落ち、ぼやけた映像になってしまったのが残念なところ。SU-METALの声もこもって聞こえる。
一番受けたのは、クラウドサーファーに対する注意事項で、英語なのにサーファーのことをSU-METALが「OKURIBITO」「OKURIBITO」と連呼しているところ。
すっかり定着してきた感があるこの呼び方ですが、SU-METALが真面目にしゃべるとくすくす笑える。
そして定番の「諸君、首の準備は出来ているか?」2連発。否が応でも盛り上がってまいりました!
1 BABYMETAL DEATH
やっぱ初めはこの曲じゃないとね。
イントロが始まったが、予想どおりの爆音。イヤープラグ装着してて正解。それでも音圧が強く低音が耳の中で飽和している状態。
ドラムとベースの音に潰されてギターの音が聴こえづらい。ZEPPなのでスピーカーは持ち込みじゃなくてZEPP備付けのものだが、どうも使用期間が長く耐用期限間近のように思えた。
この爆音とはいえ低音の分離が悪すぎる。安っぽいサブウーハーのような鳴りになっている。音質にはあまり期待していなかったが、これも予想どおりといったところ。
しかし、周りではイヤープラグなんか誰もしていないが、みんな耳大丈夫か?
ステージの白幕を見た瞬間から期待していたとおり、イントロで3人のシルエットが映し出され、ルーティンの腕の動きに合わせて、影が動き出す。
初めて見たBABYMETALのBDがThe Forumのライブだった。3人の映り方がこの人はちょっと違い、ドラムの青山さんも映り込む感じだったが、
とにかくロンドン初公演の観客のすさまじい熱量とこの演出が相まって、毎回興奮を禁じえない大好きなシーン。
これが目の前で見られるなんて、キツネサインを掲げてオイオイ声を出しながら、かなり胸熱。
白幕切り落とし。歓声が上がる。
が、見えない。3人の姿がほとんど見えない。神バンドに至っては全く見えない。
あちゃー、この位置じゃお立ち台に上がらないと、胸上どころか顔がちらちら見える程度なのか。やっちまったのか俺は。
「B、A、B、Y、」とコールするところで、YUIMETALとMOAMETALがお立ち台に上がった。
正面の下手側のお立ち台にYUIMETALが立つ。
この日のために、ディスポのコンタクトレンズの度数を上げてきました。離れたところがよく見えます。
その代わりに最近老眼も入っているので近くにピントが合いません。完全にこの銀キツネ祭り仕様です。
東京ドームRED NIGHTの時は3塁側の花道のほぼ正面にいたのに、近くに来てくれたのはMOAMETALと大村さんだけだったので、SU-METALとYUIMETALは肉眼では見ていません。
捲土重来、この機会を逃してはその御尊顔を肉眼で見ることなどいつ叶うものか。ようやくYUIMETALが肉眼ではっきり見えています。
「ぷにぷに」
いやね、今年のレッチリサポートツアー、LAワンマン、KORNサポートツアーとファンカムはしこたま見ており、YUIMETALがここ数年でぷにぷに度MAXであるのは知っていたんですよ。
スッキリしたシェイプのYUIMETALもいいですが、自分はぷにぷにしてた方がいいなと思ってました。
眼前に現れたYUIMETALはイメージのままのぷにぷに加減でしたが、なんでしょうこの衝撃は!
18歳になって最近顔だちがちょっと大人びてきたとか、クールビューティだとかツイートされておりましたが、
確かに以前と比べれば子供っぽさが抜けてきた印象がある顔立ちなのに、ほっぺが「ぷにっぷに」なんですよ。ちょっと脳の処理が追い付いていません。
そして本当に驚くほど色白。屋外が多かったKORNサポートツアーでの若干日焼け残り感があるSU-METALとMOAMETALに比べ、なんだこの色白透明感は!
顔色悪い系の顔の白さとは対極にある、そう透明感。白人の色の白さとも違う日本人の色の白さ。
YUIMETALってやっぱメラニン色素が少なくて、日光に当たっても黒くならずに赤くなるタイプだね。肉眼で見て確信したわ。
和風、童顔、色白で最近の若いタレントさんとかではあまりお目にかからないタイプだと思っていましたが、
18歳になったここに来てぷにぷに度MAXなもんで、本当に「唯一無二」、いや違った「ゆいいちぷにぷに」です。
真剣そのものの表情から足元の最前列付近に視線を落とし、微笑、そしてにっこりと笑顔になられたYUIMETAL。
この時点で自分の意識はその暴力的なまでの「ぷにぷに」に浸食、いや、これはもう凌辱されたといった方が正しい。
だっていい年をしたオッサン頭の中が「ぷにぷに」で埋め尽くされているのだからこれはもう辱めでしかない。
「これはまさに、ぷにぷに界のデスメタルやー!」(彦摩呂感でお願いします。)
さらにYUIMETALのキレのある動きとの対比が「ぷにぷに」をさらに増殖させる。
えー、結局、ライブ中はもちろん、そのあとずーっと頭の中が「ぷにぷに」で埋め尽くされたままでした。
見てはいけないものをみてしまった感覚でした。なのに既に意識が浸食されているため、
YUIMETALから視線を移そうと思っても、視線がYUIMETALにロックオンされたままでYUIMETALから外せないのです。
下手側に位置したために、MOAMETALの姿はお立ち台に立った時ぐらいしかはっきり見えなかったし、
SU-METALは比較的よく見えたのですが、あまりお立ち台に上がらないうえにステージ奥側にポジションをとっていることが多く見えづらい。
さらにSU-METALのソロ曲なしと悪い条件が重なり、YUIMETALが上手にポジションチェンジして見えづらくなっているときと、
YUIMETALとMOAMETALが観客に背中を向けてSU-METALの方を向いている時以外は、ずーっとYUIMETALを見ることになってしまいました。
ただカワイイとかそういう感覚ではなく、何でしょう、視線が外せなくてずっとYUIMETALを見ていると、妙な感覚に襲われてくる。
ああ、魂が吸われる感じってこんな感じなのか。
圧縮されて、暑くて、酸素が薄くなって意識が朦朧としているわけじゃないのに、このトリップ加減は。
ここまでお読みいただいた方、大袈裟すぎるとかただのYMYで気持ち悪いとかお思いになったかもしれませんが、
実際にこうなりましたので、嘘偽りなくその時の感情を文字に表しました。それほどこの夜のYUIMETALは特別「ぷにぷに」でした。
2 メギツネ
2曲目でメギツネかよ!うれしい!
ここは東京ドームのスタンドじゃないので、心おきなく「ソレ!ソレ!ソレ!」とジャンプしまくりました。
視線はYUIMETALにロックオンしたままでしたが、SU-METALの歌声はちゃんと聞いてましたよ。この爆音の中SU-METALの歌声はイヤープラグを突き抜けてきます。
しかし、2曲目ということもあり、メギツネの一番高いキーはちょっと辛そう。
ただ、後半になればなるほど調子が上がってきたので、やはり喉の調子もスロースターターなのかもしれません。
この爆音にかき消されないSU-METALの歌声ですが、ちょっとボーカルの音量が小さいような気がしました。これはPAの調整の具合なんでしょうか。
さらにバックの音が少なくなり、SU-METALのボーカルだけに違い状態になると、ボーカルがすごくデッド、つまりちっとも響かない状態なのが分かりました。
これはなかなかボーカルとしては辛い。音響的にうまく聴こえる要素がほとんどない状態だもの。
そもそもBABYMETALではこれ見よがしのビブラートは封印されているし。こんな状態でライブやってるんだね、SU-METALは。
SU-METALを鍛えるために意図的にやってるとすれば、KOBAMETALは相当厳しい人だと思います。
曲間のSU-METALの煽りはやっぱり英語。英語もいいけどSU-METALの日本語聴きたい!
曲の中盤「おーんなはじょゆうよー♪」のパート。
YUIMETALは見えない位置にいたので、もちろんMOAMETAL注視!
なんとインド舞踊か、ビートたけしの「冗談じゃないよ」かというほど首を横に激しく動かしているのが確認できました。
MOAMETALさん、ホーム名古屋で気合いが入っているのか、リラックスしてるのか激しいな。
SU-METALの「なめたらいかんぜよ」で後ろの女性専用エリアから赤い歓声が!思わずにやける。
やっぱメギツネいいな。まさに祭りって感じ。みんなで盛り上がれる。これを超える和風ラウドの曲は今後作れるんだろうか。それがむしろ心配。
3 神バンドソロ→あわたまフィーバー
はいはい、来ましたよ。神様たちのソロの時間ですよ。
今年のレッチリサポートツアーあたりからやってる、CMIYCの前の神ソロからのあわだま。これ大好きです。
そこまで、全くお姿を見ることができなかった藤岡先生、お立ち台に立ってようやくそのお姿が。
あれ、ソロなのにフライングVシェイプのE-ⅡArrow-7赤黒を持っている。大村さんも同じ。ソロの時に赤黒のArrow-7とは珍しい。知ってる限りでは初めてかも。
最近の藤岡先生のソロ、激しめで好き。KORNサポートツアーでのフレーズともまたちょっと変えてきた。ソロのあとお立ち台上からかなりピック投げてた。
大村さんは、このソロフレーズは変わらないね。なんか安心する。銀のエクステを付けた大村さん特にカッコいい。
上さんの証言によるとによると女性専用エリアの方が「大村様ぁー!(はーと)」と叫んでいたらしい。
キター!BOHさんキター!(自分のSNSアイコンはBOHさんのイラストです。)
やっぱBOHさん、頭小さい。スラップの低音がベンベン腹にくるよ、腹に。
AGAと書いてハゲと読む。今日のBOHさんの後頭部ペイントは銀だったのか、名古屋だったのか? さすがにそこまでは見えん。
やっぱBABYMETALのドラムは青山さんなんよ。これでなくてはならんのよ。
ドラムのフレーズもちょっと変わってたな。ドラムソロの途中で立ちあがるパフォーマンスが来るかと思って期待してたが、それはなし。ちょっと残念。
今日はライブハウスなので、心おきなくあわだまダンスに相の手ジャンプ!
特にSU-METALの「うたってー!」「もっとー!」がほんと好き。耳がとろけそう。ジャンプしながら「AH-、YEAH!」と叫ぶ。チョーあがる!
ポップとラウドが綯交ぜになって耳が攻められ、目には美少女3人が笑顔でのあのダンスで目が攻められる。このわっけわからず楽しい感じがBABYMETALの真骨頂。
上田剛のこのポップよりのセンスはBABYMETALにドンピシャ過ぎて堪りません。
4 ヤバッ!
「ヤバッ!」は、YUIMETALの動きを堪能する曲です。
昨年のボストンでのライブでYUIMETALのみを写したファンカムがありましたが、それを肉眼で実践する時がやってまいりました。
まあ、予定外にYUIMETALロックオン状態になっていたので、そうならざるを得なかったのですが。
やはりYUIMETALはキメが強い。止めるところはピタッと止めるので動きにキレがある。
動きがシャープ。表情のキメも非常に強く、キメ顔から笑顔の落差が大きすぎて堪りません。
キレキレの動きにぷにぷにのほっぺ、このギャップだよね。この振れ幅にみんな持っていかれるんだ。
5 ド・キ・ド・キ☆モーニング
あわだまとドキモが同時に聴けるのは銀だけ。
今でこそBABYMETALの曲の中ではポップ寄りの1曲という立ち位置になってしまいましたが、バックは十分ヘビー。
これに思いっきりポップなメロディーが乗る。この違和感こそがBABYMETALなんですなー。
「いまなんじー?」って、前いたメタラーさんも叫んでたよ。
見せ場のお立ち台寝転がりは全く見えず。3人が視界から消失した状態。
最前列のみ悲鳴に似た歓声が上がる。
肉眼で見たいような、見てしまったらそれこそ大変なことになりそうな。
6 Road of Resistance
ライブの中盤でのRoRも珍しい。まだまだ体力十分。
銀だけに初見のメイトが多いらしく、ピットの中での人の動きはほとんどない。
ジャンプしたり、コールしたり、キツネサインを掲げたりと十分盛り上がっていましたが、中にはノルのも忘れてすっかり見入ってしまっているメイトさんもちらほら。
小箱は自分も初めてですが、ほんとに強力すぎるので思わずぽっかーんっていうのもわかります。
旗の演出はいいね。RoRの旗の時はMOAMETALが下手に来る。旗の担ぎ上げ方の癖なのか、旗がポールに絡まってしまった。メトロックの時もそうだったような。
そしてSU-METALのモーゼ人海割アクション。後方なのでよくわかりませんでしたが、小規模ながらWall of Deathの動きが。「Wall of Death!」のコールはなし。
「WOW WOW」のところはキーが高くであまり大きな声が出せませんでした。普段から大きな声を出してないと、いきなり大声は出ないもんですね。
ノリが悪かったという意見もありましたが、確かに曲終りの歓声がすぐ途切れてしまうかなって感じはありましたが、
自分も含めて初見の方が多そうだったので、それなりに盛り上がってましたよ。初めての小箱ライブが当たってメイトさんの方が緊張していたような感じを受けました。
お立ち台に乗ってSing It!を要求するSU-METALはリラックスした表情。
東京ドームBlack Nightのときの完全憑依状態SU-METALを見ていますが、小箱ではこのぐらいのテンションの方がいいみたいです。
喉の調子もだいぶ上がってきた。ロングトーンが伸びる。
7 ギミチョコ‼
そして、じらしギミSEからギミチョコ!突入。途中のコール&レスポンスなし。
まさに怒涛のギミチョコ!あ、MOAMETALがSU-METALにつんつん(または耳はむ)してるか見るの忘れてた。この日はやってなかったのかな? YUIMETAL見過ぎの弊害。
曲中に上手中ほどから送り人が送られるのを確認。送る人が慣れてなかったようで、なかなか前に進まないため、送り人が途中から自らローリングして行きました。
ほかの曲ではサーフはなかったかな。
8 KARATE
ここからカラテだよ。思わずイントロのリフでヘドバンだよ。
やたらとコール&レスポンスを挟まず、初期のSU-METALがYUIMETALとMOAMETALを引き起こす演出が復活。新鮮でいいのだが、お立ち台どころが舞台上に寝転がられると見えるわけない。SU-METALが2人の腕を引っ張る肝腎なところが見えなくて残念だな。立ちあがったところからは見えるんだけれど。
SU-METALのボーカルも尻上がりに調子が出てきた。「はしれー!」のところは、いつ聴いても気持ちいい。
9 ヘドバンギャー!
まだまだ体力十分だ。このイントロを聴くとドームBlack Nightの超ロングヘドバンを思い出す。
この曲は3人の距離が割と近い。YUIMETALロックオンはまだ解除できてないが、視野にSU-METALが入るようになった。
今まではショートマイクスタンドを使うボーカリストといえばフレディ・マーキュリーだったが、今では完全にヘドバンのSU-METALだ。
クリスタルで飾られたマイクスタンドが照明に反射して美しく光る。
土下座ヘドバンはもちろん見えるわけがない。その間は「ヘドバン!ヘドバン!」と叫びながらSU-METALに見入る。
SU-METALはイケメンだな。かわいらしい表情を残しながらも、顔つきはすっかり大人びている。リラックスしたSU-METALは美人というより、イケメンという感じが強い。
この容姿にこの歌声、しびれる。
10 THE ONE
最後はやはりこの曲でした。
ドラムが休止の部分では、BOHさんベース音が超でかい。なんだかんだでベースが一番低い音出せるからな。
ZEPP備付けのラインアレイスピーカーの性能があまり良くないのか、それともPAの加減か、音圧重視はいいけれどさすがにちょっと締まりがなさ過ぎかな。
この音圧をキープしたまま低音の分解能力があったらと思った次第。なかなか両立しないんですけどね
黒いOne袈裟は、リニューアルしてシルバーになりました。質感も若干ドレープ感のあるものになったので、こちらの方がいいと思います。
ロックオンしたままのYUIMETALの顔を見ると、明らかに紅潮して赤くなっている。色が白いので、顔が紅潮した時の綺麗さといったら…
上さんもこの曲の時の真顔から笑顔になったYUIMETALにやられたといっとりましたが、それは必然。
会場の冷房は途中からガンガンに効きだして、ピットにいる方は密着がない限り全然暑いとは感じませんでしたが、あれだけ動いた後にこの銀袈裟被ると相当暑いようです。
以前ライブ写真で紅潮を通り越して顔が真っ赤っかのYUIMETALを見たことがありますが、この日はそこまでには至らず、ほどほどの紅潮加減とぷにぷに具合の絶妙さよ!
今日分かったこと:The Oneって曲は紅潮したYUIMETALのぷにぷにを見るための曲だった。
そんなもんで、MOAMETALの手が袈裟の袖から出なくてジタバタしていたというお宝場面に全く気付きませんでした。もったいなかった。
この曲の途中でYUIMETALとMOAMETALが観客に背中を向けてSU-METALの方を向くというところがありますが、
SU-METALは目だけを動かして2人の顔を見て、半笑いというかほとんど笑っている状態というのには気づきました。2人でSU-METALを笑わせにかかっているのは確実。
ほんの数回オリジナルの日本語バージョンをやっただけで、あとはずっと英語バージョン。
SU-METALの英語力のためだとは思ってますが、SU-METALの日本語の綺麗さに惚れているところがあるので、たまには日本語バージョンやっておくれよー。
The One締めということで、See Youも神バンドによるピック&スティック投げもなし。またSee You出来なかった。キャッチは出来なくてもピック&スティック投げ見たかった。
これは、いつ当選するか分からない次のライブに持ち越しDEATH!
55分間のライブ。モッシュに巻き込まれることもなく、送り人に頭を蹴られることもなく、密着すらなくて暑くもなく、
ほとんど体力の消耗がなかったので、この状態ならあと1時間くらいいけそうでした。
前の方で圧縮されていたメイトさん申し訳ありません。ものすごく快適な環境(音響以外は)で楽しませてもらいました。
結論としては、生のYUIMETALを見るときは気をつけろってことです。魂が吸い取られそうになります。
BABYMETALを表すキーワードとして「innocent」という単語があげられます。
英語のinnocentは必ずしもいい意味でばかり使われるとは限りませんが、BABYMETALを表すにはこの単語がピッタリきます。
あえて日本語に訳すならば「無垢」でしょうか。ロックの初期衝動、アイドル的なものへの憧憬、それらを初めて感じた頃の自分に大の大人を戻してしまう存在。
音楽を純粋に楽しめていたあの頃へ戻れる。
コリン・テイラーがインタビューでBABYMETALの魅力を語っていた中でのキーワードが「innocent」。
そのインタビューで引き合いに出されていたのはKISS。「BABYMETALはとにかく見て楽しいとの言葉。
ああ、やっぱりそうなんだと思った。ルックスを含めてメタルのゲートウエイとして捉えているんだなと。
そして今日知りました。あまりにもinnocentなものは、すっかりinnocentさを失いかけているオッサンには暴力的に迫ってくるものだと。
ああ、YMY。
ライブが終わり、コインをドリンクに交換して外に出る。風は収まったようだ。
外に屯しているメイトさんは興奮さめやらぬという感じではなく、ちょっと呆然としているような雰囲気。
SU-METALの生歌、MOAMETALの生笑顔、そしてYUIMETALの生ぷにぷにを目の当たりしたら、そうなっちゃうよね。
ホテルに戻ってから、上さんと打ち上げへ出かける。
場所はメガデスのムスティン大佐が名古屋公演の時に痛く気に入りアメリカへ持って帰りたいといったことで知られる(店の壁に貼ってあった店からのお知らせ的なものに書いてあったので思い出した)世界の山ちゃんへ(ほんとはたまたまです)。幻の手羽先は胡椒辛くてビールによく合う。
意識がすっかりYUIMETALのぷにぷにに浸食されているためか、なぜか酔わない。
上さんは女性専用エリアの2列目を確保できたのでちょっと遠かったけど人に遮られることなく、3人の姿がよく見えたとご満悦。ジャンプしまくってたようです。
上さんも基本的にYMYなのだが、The Oneのときのゆいち、じゃなくYUIMETALの満面の笑みにすっかりやられちまったと申しておりました。
●8月9日(水)
次の日はぷにぷにの余韻を残したまま
地元喫茶店で小倉トーストのモーニングで朝食
↓
すうさんも行ったという名古屋城観光
↓
昼食に昨日食べそこなったひつまぶしを堪能
↓
おみやげ買って新幹線で帰宅
という行程でした。
新幹線の中でその日の白キツネ祭りのことが気になりつつ、つい爆睡してしまいました。
音楽の感想をなるべく書きたかったのですが、そこは3人があまりに魅力的すぎるために見た目中心の感想となってしまいました。
改めて書きますが、YMYの気がある人は初めてYUIMETALを肉眼で見るときは気をつけましょう。脳内がぷにぷにになってしまいます。
YUIMETALはたぶん現在がMAXぷにぷに状態だと思われるので、こんなぷにぷになYUIMETALが見られるのは今だけ!
この5大キツネ祭りで生YUIMETALを見られた人は幸いです。魂の救済、ではなく魂が吸い取られそうになるという希少な経験をすることが出来たでしょう。
さて、この状態のまま、来月は巨大キツネ祭りSSAです。ピットありの大箱は初めてなので(自分はシートですが)盛り上がってまいりましょう!
ただ1日目しかチケットを確保していないので、2日目のピットの追加販売があることをキツネ様にお願いする日々が続きそうDEATH!
それまで白幕に移されていた骨さんの注意事項イラストはとても解像度が高く、布のスクリーンに投影しているとは思えないほど綺麗だったのに、
紙芝居になったとたん解像度が落ち、ぼやけた映像になってしまったのが残念なところ。SU-METALの声もこもって聞こえる。
一番受けたのは、クラウドサーファーに対する注意事項で、英語なのにサーファーのことをSU-METALが「OKURIBITO」「OKURIBITO」と連呼しているところ。
すっかり定着してきた感があるこの呼び方ですが、SU-METALが真面目にしゃべるとくすくす笑える。
そして定番の「諸君、首の準備は出来ているか?」2連発。否が応でも盛り上がってまいりました!
1 BABYMETAL DEATH
やっぱ初めはこの曲じゃないとね。
イントロが始まったが、予想どおりの爆音。イヤープラグ装着してて正解。それでも音圧が強く低音が耳の中で飽和している状態。
ドラムとベースの音に潰されてギターの音が聴こえづらい。ZEPPなのでスピーカーは持ち込みじゃなくてZEPP備付けのものだが、どうも使用期間が長く耐用期限間近のように思えた。
この爆音とはいえ低音の分離が悪すぎる。安っぽいサブウーハーのような鳴りになっている。音質にはあまり期待していなかったが、これも予想どおりといったところ。
しかし、周りではイヤープラグなんか誰もしていないが、みんな耳大丈夫か?
ステージの白幕を見た瞬間から期待していたとおり、イントロで3人のシルエットが映し出され、ルーティンの腕の動きに合わせて、影が動き出す。
初めて見たBABYMETALのBDがThe Forumのライブだった。3人の映り方がこの人はちょっと違い、ドラムの青山さんも映り込む感じだったが、
とにかくロンドン初公演の観客のすさまじい熱量とこの演出が相まって、毎回興奮を禁じえない大好きなシーン。
これが目の前で見られるなんて、キツネサインを掲げてオイオイ声を出しながら、かなり胸熱。
白幕切り落とし。歓声が上がる。
が、見えない。3人の姿がほとんど見えない。神バンドに至っては全く見えない。
あちゃー、この位置じゃお立ち台に上がらないと、胸上どころか顔がちらちら見える程度なのか。やっちまったのか俺は。
「B、A、B、Y、」とコールするところで、YUIMETALとMOAMETALがお立ち台に上がった。
正面の下手側のお立ち台にYUIMETALが立つ。
この日のために、ディスポのコンタクトレンズの度数を上げてきました。離れたところがよく見えます。
その代わりに最近老眼も入っているので近くにピントが合いません。完全にこの銀キツネ祭り仕様です。
東京ドームRED NIGHTの時は3塁側の花道のほぼ正面にいたのに、近くに来てくれたのはMOAMETALと大村さんだけだったので、SU-METALとYUIMETALは肉眼では見ていません。
捲土重来、この機会を逃してはその御尊顔を肉眼で見ることなどいつ叶うものか。ようやくYUIMETALが肉眼ではっきり見えています。
「ぷにぷに」
いやね、今年のレッチリサポートツアー、LAワンマン、KORNサポートツアーとファンカムはしこたま見ており、YUIMETALがここ数年でぷにぷに度MAXであるのは知っていたんですよ。
スッキリしたシェイプのYUIMETALもいいですが、自分はぷにぷにしてた方がいいなと思ってました。
眼前に現れたYUIMETALはイメージのままのぷにぷに加減でしたが、なんでしょうこの衝撃は!
18歳になって最近顔だちがちょっと大人びてきたとか、クールビューティだとかツイートされておりましたが、
確かに以前と比べれば子供っぽさが抜けてきた印象がある顔立ちなのに、ほっぺが「ぷにっぷに」なんですよ。ちょっと脳の処理が追い付いていません。
そして本当に驚くほど色白。屋外が多かったKORNサポートツアーでの若干日焼け残り感があるSU-METALとMOAMETALに比べ、なんだこの色白透明感は!
顔色悪い系の顔の白さとは対極にある、そう透明感。白人の色の白さとも違う日本人の色の白さ。
YUIMETALってやっぱメラニン色素が少なくて、日光に当たっても黒くならずに赤くなるタイプだね。肉眼で見て確信したわ。
和風、童顔、色白で最近の若いタレントさんとかではあまりお目にかからないタイプだと思っていましたが、
18歳になったここに来てぷにぷに度MAXなもんで、本当に「唯一無二」、いや違った「ゆいいちぷにぷに」です。
真剣そのものの表情から足元の最前列付近に視線を落とし、微笑、そしてにっこりと笑顔になられたYUIMETAL。
この時点で自分の意識はその暴力的なまでの「ぷにぷに」に浸食、いや、これはもう凌辱されたといった方が正しい。
だっていい年をしたオッサン頭の中が「ぷにぷに」で埋め尽くされているのだからこれはもう辱めでしかない。
「これはまさに、ぷにぷに界のデスメタルやー!」(彦摩呂感でお願いします。)
さらにYUIMETALのキレのある動きとの対比が「ぷにぷに」をさらに増殖させる。
えー、結局、ライブ中はもちろん、そのあとずーっと頭の中が「ぷにぷに」で埋め尽くされたままでした。
見てはいけないものをみてしまった感覚でした。なのに既に意識が浸食されているため、
YUIMETALから視線を移そうと思っても、視線がYUIMETALにロックオンされたままでYUIMETALから外せないのです。
下手側に位置したために、MOAMETALの姿はお立ち台に立った時ぐらいしかはっきり見えなかったし、
SU-METALは比較的よく見えたのですが、あまりお立ち台に上がらないうえにステージ奥側にポジションをとっていることが多く見えづらい。
さらにSU-METALのソロ曲なしと悪い条件が重なり、YUIMETALが上手にポジションチェンジして見えづらくなっているときと、
YUIMETALとMOAMETALが観客に背中を向けてSU-METALの方を向いている時以外は、ずーっとYUIMETALを見ることになってしまいました。
ただカワイイとかそういう感覚ではなく、何でしょう、視線が外せなくてずっとYUIMETALを見ていると、妙な感覚に襲われてくる。
ああ、魂が吸われる感じってこんな感じなのか。
圧縮されて、暑くて、酸素が薄くなって意識が朦朧としているわけじゃないのに、このトリップ加減は。
ここまでお読みいただいた方、大袈裟すぎるとかただのYMYで気持ち悪いとかお思いになったかもしれませんが、
実際にこうなりましたので、嘘偽りなくその時の感情を文字に表しました。それほどこの夜のYUIMETALは特別「ぷにぷに」でした。
2 メギツネ
2曲目でメギツネかよ!うれしい!
ここは東京ドームのスタンドじゃないので、心おきなく「ソレ!ソレ!ソレ!」とジャンプしまくりました。
視線はYUIMETALにロックオンしたままでしたが、SU-METALの歌声はちゃんと聞いてましたよ。この爆音の中SU-METALの歌声はイヤープラグを突き抜けてきます。
しかし、2曲目ということもあり、メギツネの一番高いキーはちょっと辛そう。
ただ、後半になればなるほど調子が上がってきたので、やはり喉の調子もスロースターターなのかもしれません。
この爆音にかき消されないSU-METALの歌声ですが、ちょっとボーカルの音量が小さいような気がしました。これはPAの調整の具合なんでしょうか。
さらにバックの音が少なくなり、SU-METALのボーカルだけに違い状態になると、ボーカルがすごくデッド、つまりちっとも響かない状態なのが分かりました。
これはなかなかボーカルとしては辛い。音響的にうまく聴こえる要素がほとんどない状態だもの。
そもそもBABYMETALではこれ見よがしのビブラートは封印されているし。こんな状態でライブやってるんだね、SU-METALは。
SU-METALを鍛えるために意図的にやってるとすれば、KOBAMETALは相当厳しい人だと思います。
曲間のSU-METALの煽りはやっぱり英語。英語もいいけどSU-METALの日本語聴きたい!
曲の中盤「おーんなはじょゆうよー♪」のパート。
YUIMETALは見えない位置にいたので、もちろんMOAMETAL注視!
なんとインド舞踊か、ビートたけしの「冗談じゃないよ」かというほど首を横に激しく動かしているのが確認できました。
MOAMETALさん、ホーム名古屋で気合いが入っているのか、リラックスしてるのか激しいな。
SU-METALの「なめたらいかんぜよ」で後ろの女性専用エリアから赤い歓声が!思わずにやける。
やっぱメギツネいいな。まさに祭りって感じ。みんなで盛り上がれる。これを超える和風ラウドの曲は今後作れるんだろうか。それがむしろ心配。
3 神バンドソロ→あわたまフィーバー
はいはい、来ましたよ。神様たちのソロの時間ですよ。
今年のレッチリサポートツアーあたりからやってる、CMIYCの前の神ソロからのあわだま。これ大好きです。
そこまで、全くお姿を見ることができなかった藤岡先生、お立ち台に立ってようやくそのお姿が。
あれ、ソロなのにフライングVシェイプのE-ⅡArrow-7赤黒を持っている。大村さんも同じ。ソロの時に赤黒のArrow-7とは珍しい。知ってる限りでは初めてかも。
最近の藤岡先生のソロ、激しめで好き。KORNサポートツアーでのフレーズともまたちょっと変えてきた。ソロのあとお立ち台上からかなりピック投げてた。
大村さんは、このソロフレーズは変わらないね。なんか安心する。銀のエクステを付けた大村さん特にカッコいい。
上さんの証言によるとによると女性専用エリアの方が「大村様ぁー!(はーと)」と叫んでいたらしい。
キター!BOHさんキター!(自分のSNSアイコンはBOHさんのイラストです。)
やっぱBOHさん、頭小さい。スラップの低音がベンベン腹にくるよ、腹に。
AGAと書いてハゲと読む。今日のBOHさんの後頭部ペイントは銀だったのか、名古屋だったのか? さすがにそこまでは見えん。
やっぱBABYMETALのドラムは青山さんなんよ。これでなくてはならんのよ。
ドラムのフレーズもちょっと変わってたな。ドラムソロの途中で立ちあがるパフォーマンスが来るかと思って期待してたが、それはなし。ちょっと残念。
今日はライブハウスなので、心おきなくあわだまダンスに相の手ジャンプ!
特にSU-METALの「うたってー!」「もっとー!」がほんと好き。耳がとろけそう。ジャンプしながら「AH-、YEAH!」と叫ぶ。チョーあがる!
ポップとラウドが綯交ぜになって耳が攻められ、目には美少女3人が笑顔でのあのダンスで目が攻められる。このわっけわからず楽しい感じがBABYMETALの真骨頂。
上田剛のこのポップよりのセンスはBABYMETALにドンピシャ過ぎて堪りません。
4 ヤバッ!
「ヤバッ!」は、YUIMETALの動きを堪能する曲です。
昨年のボストンでのライブでYUIMETALのみを写したファンカムがありましたが、それを肉眼で実践する時がやってまいりました。
まあ、予定外にYUIMETALロックオン状態になっていたので、そうならざるを得なかったのですが。
やはりYUIMETALはキメが強い。止めるところはピタッと止めるので動きにキレがある。
動きがシャープ。表情のキメも非常に強く、キメ顔から笑顔の落差が大きすぎて堪りません。
キレキレの動きにぷにぷにのほっぺ、このギャップだよね。この振れ幅にみんな持っていかれるんだ。
5 ド・キ・ド・キ☆モーニング
あわだまとドキモが同時に聴けるのは銀だけ。
今でこそBABYMETALの曲の中ではポップ寄りの1曲という立ち位置になってしまいましたが、バックは十分ヘビー。
これに思いっきりポップなメロディーが乗る。この違和感こそがBABYMETALなんですなー。
「いまなんじー?」って、前いたメタラーさんも叫んでたよ。
見せ場のお立ち台寝転がりは全く見えず。3人が視界から消失した状態。
最前列のみ悲鳴に似た歓声が上がる。
肉眼で見たいような、見てしまったらそれこそ大変なことになりそうな。
6 Road of Resistance
ライブの中盤でのRoRも珍しい。まだまだ体力十分。
銀だけに初見のメイトが多いらしく、ピットの中での人の動きはほとんどない。
ジャンプしたり、コールしたり、キツネサインを掲げたりと十分盛り上がっていましたが、中にはノルのも忘れてすっかり見入ってしまっているメイトさんもちらほら。
小箱は自分も初めてですが、ほんとに強力すぎるので思わずぽっかーんっていうのもわかります。
旗の演出はいいね。RoRの旗の時はMOAMETALが下手に来る。旗の担ぎ上げ方の癖なのか、旗がポールに絡まってしまった。メトロックの時もそうだったような。
そしてSU-METALのモーゼ人海割アクション。後方なのでよくわかりませんでしたが、小規模ながらWall of Deathの動きが。「Wall of Death!」のコールはなし。
「WOW WOW」のところはキーが高くであまり大きな声が出せませんでした。普段から大きな声を出してないと、いきなり大声は出ないもんですね。
ノリが悪かったという意見もありましたが、確かに曲終りの歓声がすぐ途切れてしまうかなって感じはありましたが、
自分も含めて初見の方が多そうだったので、それなりに盛り上がってましたよ。初めての小箱ライブが当たってメイトさんの方が緊張していたような感じを受けました。
お立ち台に乗ってSing It!を要求するSU-METALはリラックスした表情。
東京ドームBlack Nightのときの完全憑依状態SU-METALを見ていますが、小箱ではこのぐらいのテンションの方がいいみたいです。
喉の調子もだいぶ上がってきた。ロングトーンが伸びる。
7 ギミチョコ‼
そして、じらしギミSEからギミチョコ!突入。途中のコール&レスポンスなし。
まさに怒涛のギミチョコ!あ、MOAMETALがSU-METALにつんつん(または耳はむ)してるか見るの忘れてた。この日はやってなかったのかな? YUIMETAL見過ぎの弊害。
曲中に上手中ほどから送り人が送られるのを確認。送る人が慣れてなかったようで、なかなか前に進まないため、送り人が途中から自らローリングして行きました。
ほかの曲ではサーフはなかったかな。
8 KARATE
ここからカラテだよ。思わずイントロのリフでヘドバンだよ。
やたらとコール&レスポンスを挟まず、初期のSU-METALがYUIMETALとMOAMETALを引き起こす演出が復活。新鮮でいいのだが、お立ち台どころが舞台上に寝転がられると見えるわけない。SU-METALが2人の腕を引っ張る肝腎なところが見えなくて残念だな。立ちあがったところからは見えるんだけれど。
SU-METALのボーカルも尻上がりに調子が出てきた。「はしれー!」のところは、いつ聴いても気持ちいい。
9 ヘドバンギャー!
まだまだ体力十分だ。このイントロを聴くとドームBlack Nightの超ロングヘドバンを思い出す。
この曲は3人の距離が割と近い。YUIMETALロックオンはまだ解除できてないが、視野にSU-METALが入るようになった。
今まではショートマイクスタンドを使うボーカリストといえばフレディ・マーキュリーだったが、今では完全にヘドバンのSU-METALだ。
クリスタルで飾られたマイクスタンドが照明に反射して美しく光る。
土下座ヘドバンはもちろん見えるわけがない。その間は「ヘドバン!ヘドバン!」と叫びながらSU-METALに見入る。
SU-METALはイケメンだな。かわいらしい表情を残しながらも、顔つきはすっかり大人びている。リラックスしたSU-METALは美人というより、イケメンという感じが強い。
この容姿にこの歌声、しびれる。
10 THE ONE
最後はやはりこの曲でした。
ドラムが休止の部分では、BOHさんベース音が超でかい。なんだかんだでベースが一番低い音出せるからな。
ZEPP備付けのラインアレイスピーカーの性能があまり良くないのか、それともPAの加減か、音圧重視はいいけれどさすがにちょっと締まりがなさ過ぎかな。
この音圧をキープしたまま低音の分解能力があったらと思った次第。なかなか両立しないんですけどね
黒いOne袈裟は、リニューアルしてシルバーになりました。質感も若干ドレープ感のあるものになったので、こちらの方がいいと思います。
ロックオンしたままのYUIMETALの顔を見ると、明らかに紅潮して赤くなっている。色が白いので、顔が紅潮した時の綺麗さといったら…
上さんもこの曲の時の真顔から笑顔になったYUIMETALにやられたといっとりましたが、それは必然。
会場の冷房は途中からガンガンに効きだして、ピットにいる方は密着がない限り全然暑いとは感じませんでしたが、あれだけ動いた後にこの銀袈裟被ると相当暑いようです。
以前ライブ写真で紅潮を通り越して顔が真っ赤っかのYUIMETALを見たことがありますが、この日はそこまでには至らず、ほどほどの紅潮加減とぷにぷに具合の絶妙さよ!
今日分かったこと:The Oneって曲は紅潮したYUIMETALのぷにぷにを見るための曲だった。
そんなもんで、MOAMETALの手が袈裟の袖から出なくてジタバタしていたというお宝場面に全く気付きませんでした。もったいなかった。
この曲の途中でYUIMETALとMOAMETALが観客に背中を向けてSU-METALの方を向くというところがありますが、
SU-METALは目だけを動かして2人の顔を見て、半笑いというかほとんど笑っている状態というのには気づきました。2人でSU-METALを笑わせにかかっているのは確実。
ほんの数回オリジナルの日本語バージョンをやっただけで、あとはずっと英語バージョン。
SU-METALの英語力のためだとは思ってますが、SU-METALの日本語の綺麗さに惚れているところがあるので、たまには日本語バージョンやっておくれよー。
The One締めということで、See Youも神バンドによるピック&スティック投げもなし。またSee You出来なかった。キャッチは出来なくてもピック&スティック投げ見たかった。
これは、いつ当選するか分からない次のライブに持ち越しDEATH!
55分間のライブ。モッシュに巻き込まれることもなく、送り人に頭を蹴られることもなく、密着すらなくて暑くもなく、
ほとんど体力の消耗がなかったので、この状態ならあと1時間くらいいけそうでした。
前の方で圧縮されていたメイトさん申し訳ありません。ものすごく快適な環境(音響以外は)で楽しませてもらいました。
結論としては、生のYUIMETALを見るときは気をつけろってことです。魂が吸い取られそうになります。
BABYMETALを表すキーワードとして「innocent」という単語があげられます。
英語のinnocentは必ずしもいい意味でばかり使われるとは限りませんが、BABYMETALを表すにはこの単語がピッタリきます。
あえて日本語に訳すならば「無垢」でしょうか。ロックの初期衝動、アイドル的なものへの憧憬、それらを初めて感じた頃の自分に大の大人を戻してしまう存在。
音楽を純粋に楽しめていたあの頃へ戻れる。
コリン・テイラーがインタビューでBABYMETALの魅力を語っていた中でのキーワードが「innocent」。
そのインタビューで引き合いに出されていたのはKISS。「BABYMETALはとにかく見て楽しいとの言葉。
ああ、やっぱりそうなんだと思った。ルックスを含めてメタルのゲートウエイとして捉えているんだなと。
そして今日知りました。あまりにもinnocentなものは、すっかりinnocentさを失いかけているオッサンには暴力的に迫ってくるものだと。
ああ、YMY。
ライブが終わり、コインをドリンクに交換して外に出る。風は収まったようだ。
外に屯しているメイトさんは興奮さめやらぬという感じではなく、ちょっと呆然としているような雰囲気。
SU-METALの生歌、MOAMETALの生笑顔、そしてYUIMETALの生ぷにぷにを目の当たりしたら、そうなっちゃうよね。
ホテルに戻ってから、上さんと打ち上げへ出かける。
場所はメガデスのムスティン大佐が名古屋公演の時に痛く気に入りアメリカへ持って帰りたいといったことで知られる(店の壁に貼ってあった店からのお知らせ的なものに書いてあったので思い出した)世界の山ちゃんへ(ほんとはたまたまです)。幻の手羽先は胡椒辛くてビールによく合う。
意識がすっかりYUIMETALのぷにぷにに浸食されているためか、なぜか酔わない。
上さんは女性専用エリアの2列目を確保できたのでちょっと遠かったけど人に遮られることなく、3人の姿がよく見えたとご満悦。ジャンプしまくってたようです。
上さんも基本的にYMYなのだが、The Oneのときのゆいち、じゃなくYUIMETALの満面の笑みにすっかりやられちまったと申しておりました。
●8月9日(水)
次の日はぷにぷにの余韻を残したまま
地元喫茶店で小倉トーストのモーニングで朝食
↓
すうさんも行ったという名古屋城観光
↓
昼食に昨日食べそこなったひつまぶしを堪能
↓
おみやげ買って新幹線で帰宅
という行程でした。
新幹線の中でその日の白キツネ祭りのことが気になりつつ、つい爆睡してしまいました。
音楽の感想をなるべく書きたかったのですが、そこは3人があまりに魅力的すぎるために見た目中心の感想となってしまいました。
改めて書きますが、YMYの気がある人は初めてYUIMETALを肉眼で見るときは気をつけましょう。脳内がぷにぷにになってしまいます。
YUIMETALはたぶん現在がMAXぷにぷに状態だと思われるので、こんなぷにぷになYUIMETALが見られるのは今だけ!
この5大キツネ祭りで生YUIMETALを見られた人は幸いです。魂の救済、ではなく魂が吸い取られそうになるという希少な経験をすることが出来たでしょう。
さて、この状態のまま、来月は巨大キツネ祭りSSAです。ピットありの大箱は初めてなので(自分はシートですが)盛り上がってまいりましょう!
ただ1日目しかチケットを確保していないので、2日目のピットの追加販売があることをキツネ様にお願いする日々が続きそうDEATH!