夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

「BABYMETAL WORLD TOUR 2016 LEGEND - METAL RESISTANCE –RED NIGHT & BLACK NIGHT」参戦記~その3

2016-09-29 21:53:51 | ライブ
[RED NIGHT]

12. Tales of The Destinies
アルバムに収録された時から、ライブで再現できるのが議論になっていた曲。
ギターパートについては、あの変態バカテクギタリスト藤岡先生をして「最高難度」と言わしめた曲。
ツアー開始前から「歌える自信がない」とSU-METALが語っていた曲。
ついに東京ドームの大舞台で初披露!
間違いなく今日のハイライト!イントロが始まった時の歓声が怒号のよう。
いやね、この曲、藤岡先生はなんだかんだ言って弾いちゃうわけですよ。大村さんも藤岡先生よりずっとメタルよりですが、
菊地成孔主宰のdCprGなんてややこしいジャズ系バンドのメンバーだったりしますから、まあ大丈夫ですよね。
SU-METALもロンドを歌いこなしているわけですから、練習を重ねればできると思っていました。
問題はドラム。青山兄弟がトークイベントに出ているときの動画を見たことがあるのですが、
その中でちょっと変拍子に苦手意識があるような発言が青山さんからあって気になっていたのです。
で、曲が始まってすぐにドラムの方を見ちゃいました。
いつも比較的クールに何でも決めてしまう青山さん必死!余裕全くなし。
他の神々も同様でここまで余裕のない神バンドは初めてだ。
しかし、このトンデモナイ曲を神々は奏で続ける。

SU-METALは意外といっては何だが普通に歌いこなしてしまっている。
が、「とわのめもりー」の「りー」のところで声が思いっきり裏返った。
裏返った自分の声に一瞬驚いたような表情をしたSU-METAL。
やっぱりな。ここ厳しいかなと思っていたんですよ。
でも、そこはSU-METAL。最後の「それがですてぃにー」の「にー」のところは、きっちり決めてましたよ。
間奏のピアノパートのYUIMETALとMOAMETALのダンス。もうそれはかわいらしかったですよ。
会場から思わず「ぉほぅ」のようななんとも気持ち悪い溜め息みたいな声が上がってしまいました。
この曲にダンスが加わると、渦に巻き込まれているような何とも言い難い高揚感に陥りますね。
曲が終わると周りから「すげーすげー」の声が。
やはり神バンドは神だった。

興奮冷めらやない中、コルセットが光り始める。色は白。
5万のコルセットが光る様子、それは壮観の一言。
これは現場にいたものでないとわからないと思います。
映像ではあの素晴らしさは伝わらない。
会場からはうっとりとした溜め息のような歓声が上がる。
次の曲はもちろんTOTDと元はひとつのあの曲。

13. THE ONE
イントロで目の前の出島の先端にあるせり上がりから金色の雨合羽、じゃない袈裟のような例の衣装を着たMOAMETALが現れる。
その登場に今まで感じたことのないまぶしさを感じる。
金色の衣装とライティングのせいかと思ったら、違うんです。MOAMETAL自体がまぶしいんです。
肉眼でなんとか表情が分かるかなという距離にもかかわらず、まぶし過ぎるんです。
いや、話には聞いていたんですよ。生で見るゆいもあはヤバいって。
ディスプレイ越しの彼女たちは本当にかわいらしく、まっこと可愛いことよ、と思っていたのですが、
目の前に突然現れたMOAMETALはきらきらしていました。
ヤバいです。曲が耳に入ってきません。あーたぶんこれでラストなのに。
至近距離で見たらたぶん記憶が飛びます。
芸能人を生で見るのは初めてではないのに、何か根本的に違ってるらしい。
ほんと衝撃のかわいらしさでした。
これがYUIMETALだったら、これが決め顔のSU-METALだったら…
出島の正面なのにちっとも3人が来てくれなくて寂しいなと思っていたのですが、
来てくれたら、それはそれで自分がどうなってしまうのかちょっと怖い。
至近距離で見られる可能性がある場所の時は心していかないと大変なことになりそう。

5万人のシンガロングは壮大。
みんな手を振っているので、コルセットの明かりが瞬いて見える。
それは地上に現れた5万の星のよう。
SU-METALの歌を聴きながら見るその光景はきっと忘れられないものになる。
その場にいた人がThe Oneになった時。

そんな感動に浸っていて現場では全く気付かなかったのですが、
YUIMETALが泣いてたんだってよ!目が潤んでたんだってよ!
なぜお前は気付かなかったのか?(痛恨)
舞台の上では比較的感情を表に出さないYUIMETALが泣いてるなんて、
あといつ見られるか分からんでしょうが、このバカチンが!(大失態)

海外に行くと窓からずっと星を眺めているというロマンティストのYUIMETALだもの、
眼前で歌う5万もの地上の星を見て、感極まっちゃったんだよね。
そんなの見ちゃったら、オッサン号泣必至だったよ。(YMY)
WOWWOWの撮影が入ってたけど、まさかラストの一番いいところカットなんてことはないですよね?
ちゃんとそのシーンは映像化されるんですよね?(懇願)

今ふっと思ったことなんですけどー、前から思ってたんですけど―、
もしかして3人はコルセットが光る演出のことを知らなかったんじゃないかと。
だってYUIMETALは泣いちゃうわ、舞台の上では絶対泣かないと決めてるSU-METALも実はこのとき目が潤んでたっていうじゃないですか。
BABYMETALのライブでサイリウムなどの光り物が禁止になってからしばらく立ちます。
禁止される前もほぼ赤に統一されていたので、白い光に埋め尽くされた東京ドームというのは、
3人へのサプライズで、そのことを全然知らずに、しかも「The One」の大シンガロングの中、
あの光景を見せられたからYUIMETALはもちろん、鬼神、じゃなかったSU-METALの目にも光るものが浮かんだのではないかなと思った次第です。
まあ、「コルセットが光るよ」と聞かされていたとしても、事前にその光景を見られるわけはないので、
初めて見るその光景に思わず涙という可能性も十分ありますけどね。
これだけ多くの観客を集めるようになりながら、客席が光で満たされるの見たことがない3人へこの特別な夜に贈られたキツネ様からのプレゼント。
2年後ぐらいにヘドバンのインタビューでその真相が明らかになるかもしれません。

そんなことで(そんなまとめでいいのか)、1日目のRED NIGHTはあっという間に終了。
時間にして1時間20分ほどでしょうか。ちょっと放心状態。
退場は、ブロックごと順番に退場でした。一番あとからゆっくり退場。
名残惜しくディスプレイを見ると、「9/20 BLACK NIGHT」の文字が。
明日もあるんだ。夢の続きがある。

東京ドーム名物気圧差風に吹き飛ばされそうになりながら、外に出ると雨は降り続いている。
しかも本当にうんざりするほどの人の数。同じ時間と空間を共有していたはずメイトたちが他人の顔へ戻ってゆく。
駅への経路を案内してくれているであろうスタッフの声も、喧騒にかき消されてほとんど聞き取れない。
スタッフが持っているプラカードを頼りに地下鉄の駅に向かった。

ホテルに帰ってから、インターネットの情報を漁る。
え?今日の衣装で黒×金だったの?
ディスプレイ越しでも肉眼でも真黒にしか見えなくて、ちょっとがっかりしてたんですよ。
写真で見たら、けっこう金ぴかじゃないですか。ゴージャスで素敵です。

それで思い当った。
今日のセットリストは13曲。そのうち1stの曲が5曲で、2ndの曲が8曲と2nd中心の構成。
しかも1曲目がRoRで最後がThe Oneと2ndと一緒。それで金色なのね。(一応参考:2ndの通常盤ジャケット)
冒頭で「1stと2ndの曲は全て演る。同じ曲は2度演らない。」とKOBAMETALが宣言したので、明日の演奏する曲は確定。
残りは12曲なので、1stの曲が8曲で、2ndの曲が4曲となるはず。しかし、ちょっと少なすぎやしませんか。
武道館の時は1日目が13曲で今日の曲数と一致。武道館2日目は15曲。武道館オマージュだとすると曲数が一致しない。
「GJ!~ご褒美編」とか「The One~Unfinished Version」とかバージョン違いを演奏するのかな。
「The One~Unfinished Version」はやってほしい気がするけど。
封印されたことになってるあの曲はどうなるかって?そんなもの演るに決まってるでしょう。
「1stと2ndの曲は全て演る」ってKOBAMETALがはっきり言っているんだから。
ああ、海外盤だけに入っているあの曲は演らないと思いますよ。あの曲は明らかにライブで演奏しない(演奏できないではなく)ことを前提に作られている実験的な曲。
明日演る曲を今日の客出しSEに使ったりしないでしょう?

まあ、曲順はともかく、明日は1st中心のセットリストになることは確定しているので、
明日の衣装は黒×赤で決まりだな。そうすると明日最初の曲はオープニングの定番のあの曲として、最後の曲もラスト定番のあの曲で確定ですね
あと気になるのはギターの神。藤岡先生が連投なのか、リリーフでLedaさんなのか。
1年半以上神として降臨しなかったのに、白ミサあたりから突然復活したLedaさん。
Ledaさんのバンドも立ち上げ活動が一段落したころだし、藤岡先生も他のサポートで忙しいし、
単純に藤岡先生のスケジュールの都合と考えられなくともないが、Ledaさんがアレンジを手掛けたあの曲が明日の演奏を控えている。
武道館オマージュなら、あの曲は2日目のBlack Night、ギターは大村さんとLedaさんってことになるんだがなー。
2日目が1st中心っていうのもその可能性を匂わせている。
Ledaさん1stの曲と泡、そして武道館以来2年半ほどライブでは披露されていないあの曲は既にライブで演っているので、
残り2曲覚えればOK。どうなのかなー。Ledaさんと大村さんのコンビも見てみたいな―。

そんなことをあーでもないこーでもない、と考えていたのであまり眠れないまま、次の日を迎えました。

(BLACK NIGHTにつづく。)

「BABYMETAL WORLD TOUR 2016 LEGEND - METAL RESISTANCE –RED NIGHT & BLACK NIGHT」参戦記~その2

2016-09-28 22:50:44 | ライブ
[RED NIGHT]
01:Road of Resistance
イントロが始まり、ディスプレイに旗を持った3人の姿が映し出される。
しかし、ステージ上に姿はない。
どこ?どこ?と探していると、え、上?
そう、あの高っかい塔の上で旗持って立ってた。あの上ステージだったの?
始まる前にチェックしたんだけど、全然気がつかなかった。
これで旗の代わりにギターかトランペット持ってたら完全にキカイダーの登場シーンだな。
あとでこのシーンのプロショットを見ましたが、スポットライトを浴びるその姿は超カッコいい!しびれます。
で、思ったんですが、公式で東京ドームのカウントダウンツイートがあったじゃないですか。未知との遭遇的な赤黒円盤が徐々に大きく迫ってくるやつ。
このシーンって、あの円盤に乗って東京ドームにやってきたベビーメタルの3人が、
その円盤から天空ステージに舞い降りた、という設定だったんじゃないかな?と思った次第。
オープニングの演出としては抜群でしたが、あの天空ステージ、アリーナの前の方は全然見えないだろ。
自分の席からも辛うじて肩ぐらいまでが見える程度でしたから。逆に2階席の方が良く見えたのかな。

初っ端からRoR!天空ステージにはためくベビメタフラッグ。もういきなりテンションMAXです!
メタル縛りのBABYMETALですが、疾走感のあるメロスピ系の曲はもはや定番。
BPMが200超えのテンポが気持ちいい。
神の持ってるギターは赤黒Arrowsだったような(記憶すでに曖昧)
そして例のC&R。みんな1曲目から叫んでるー(俺もー)。
肉眼だとよく見えないので、ディスプレイを見ているとMOAMETALのアップ。
え、MOAさんもう泣いてるの? 感極まった表情で目がウルウルです。
RoRで、しかも高いところでこの表情、去年の幕張の再現じゃないですか。
今回は幕張の倍の観客だからな―。その天空ステージから見る光景はさぞ壮観でしょう。
でも、まだ1曲目だよ。その表情にこっちもグッときちゃいます。

音量は思ったほど大きくない。念のためライブ用の耳栓を持って行きましたが、全く必要なかったです。
ただし、音はほぼ左側から聞こえている状態。低音も控えめ。バスドラムが腹に響く感じはなし。
それでも楽器の音は混濁気味でした。ただ、SU-METALのボーカルは非常にクリアに聴こえる。
思うに、音響が悪いことで有名な東京ドーム。この場所でバスドラムがドカドカうるさい音楽をやろうとするのだから、
それは並大抵の大変さではないでしょう。しかも、今回はあまり例のないセンターステージ。
360度ぐるっと、アリーナレベルから2階の天井近くの天空席まで座っているお客さん全てにいい音を聴かせるなんてほぼ不可能ではないのかな。
そこで様々な工夫と割り切りが必要だったのではないかと思っています。
音量絞り気味(ハウリング対策もあると思いますが)、低音も控えめにしたのはそういった音響対策だったのでは。
その結果、メタルのラウドさはだいぶ後退した音作りになっていたように感じました。
それを犠牲にしても生かしたかったのは、SU-MEATLのボーカルだと思うんです。
SU-MEATLのボーカルだけがクリアに響き渡る。ほとんど期待していなかったのに、まさかこんな音で聴けるとは…
またSU-MEATL自体が絶好調。つまった感じがほとんど感じられず、スカッと声が出ている状態。非常にスムーズな声の出方でピッチも盤石。
ステージの正面からは左に90度の位置で、正直肉眼ではあまり見えない席だけど、音は想像していたよりかなりいい。この席にしてくれて感謝します。

あと驚いたのは、ディスプレイの鮮明さ。非常に解像度が高く、発色がいい。こんなディスプレイあるんですね、今は。
東京ドームのような大きな会場だと、どうしてもディスプレイを見る度合いが多くなると思うんですが、
このディスプレイならかなり満足。お金かかってるなと思いました。

02:ヤバッ!
2ndからテンポの速い曲が続いて、飛ばしています。
振付も好きな曲なのでかなりの興奮状態に。
早速舞台が回ってます。武道館の時より舞台が大きいので、回る部分も大きく、
しかもかなりのスピードで回っとる。遠心力で前に飛ばされそう。

03:いいね!
緑色のレーザー光線が駆け巡る。360度円形に配置され、向い合せにレーザーが飛び交う。
初めて生で見る「いいね!」の緑レーザーは想像していていた以上に鮮やかだった。
白い東京ドームの天井をキャンパスにライトで様々な模様が描かれる。
「いまなんじー?」のC&Rも楽しー。
横アリあたりからSU-METALはかわいい声を使うようになった。この「いいね」でも使ってる。
その部分で噂の「SU-METALの声がヘリウム声になっちゃってるよ」現象、通称すーケロボイス現象が現れた。確かにケロケロだ。
2日間通してこの現象が現れたのはこの時だけ。
SU-METALの出す声、ワイヤレスマイクの特性、スピーカーの位置とかの条件が揃うと現れる現象らしい。
ずっとこの状態だったらと思うと、ぞっとする。

04. シンコペーション
ちょっとじらしたイントロの後、きましたー、シンコペ!
白ミサに続き2回目の披露。観客のテンションも一層上がる!
振り付きで見るシンコペは音源と印象がガラッと変わる。
ただかっこいい。V系と聴いたときに感じるこっぱずかしさは微塵も感じない。
BABYMETALとV系って相性いいかも。
それと神々の演奏が非常にタイト。緊張感があるといった方が正確かもしれない。
すごい気合いを感じました。
それ以上の気合いがSU-METAL。表情がものすごい。横アリでもこんな表情はなかったと思う。
武道館の時は体力がなくへとへとに疲れてしまったので、体力の付いた今武道館の時と同じセットリストで2daysをやってみたいと、
3人がインタビューに答えてたのを思い出した。それがこの東京ドームでほぼ実現してしまった。
この舞台に賭ける思いは見る側の想像を超えているのかもしれない。

05. Amore - 蒼星 -
ウェンブリーに現れた羽が東京ドームにも現れた。
SU-METALの姿がその羽と重なる。羽は、羽ばたく準備をしている。
天空ステージでSU-METALが歌い出す。
ギターの音色に導かれてSU-METALが一気に飛翔する。
聴きたかったんだよ、この曲。
SU-METALの声がドームの空間を滑空し、ベースソロが、ツインギターが天空を舞う。
そして、ブレイクダウン。ここからの歌い出しも本当に安定してきた。
命を宿したSU-MEATALの歌声は東京ドームの天井を飛び越え、厚い雨雲さえも突き破ってゆく。
素晴らしかった。もう泣きそう。

06. GJ!
来たぞ、三三七拍子!
YUIMETALとMOAMETALの曲は盛り上がるなー。
ヘビーなリフとそれに続くかわいい歌声の対比がたまんなーい。
YUIMETALとMOAMETALは歌がうまくなったと思う。ライブて聴いて改めてそう思った。
このユニゾンのシンクロ感、ほかでは味わえないですよ。
手拍子のところではっきりしたが、東京ドームは本当に残響がひどい。手拍子が1拍分平気でずれて聞こえる。
ディスプレイも実際の動きからかなり遅延しているので、そのせいかもしれないが、ここまでひどいと思わなかった。
ホールの場合、残響を考えて建物自体が設計されているが、このドームは野球場。コントロールできていない残響は手に負えない。
これでは、スピーカーからの直接音があまり聞こえない場所では聞こえる音が相当ひどいものになる。スピーカーが近くて本当によかった。

07. 悪夢の輪舞曲
ロンドです。当然回ってます。しかも相当高速。
ゆらゆら揺れながら聴いていましたが、あまりの舞台回転の高速さに
BOHさんがかなり足を踏ん張って演奏しているのが遠くからもわかってしまう。
これは武道館の比じゃないっすね、ドップラー効果。あ、イヤモニしてるから分かんないか。

08. 4の歌
ウェンブリーと同じ紙芝居のあとは、よんよーん!
おじさん、年甲斐もなく「よんよん」叫んじゃったよ。
やっぱ、かわいらし過ぎますな。
そして恒例のよんよんC&R。「4の歌」だけに4回だよね。
ブロックもディスプレイも4分割。
自分のブロックは「おいCの4」だったかな。
一番近い出島まで来てくれるのかなと思ったら、来なかった。残念。

09. Catch me if you can
と思ったら、CMIYCの前の神バンドソロで大村さんが出島に来てくれた―。
最初は藤岡先生のソロ。1塁側の出島だったので、ほとんど見えなかったのですが、音がすごい。かっこいい。
横アリ2日目の「Mischiefs of Metal Gods」のようなフレーズですが、それをさらに激しくした感じ。
使っているギターは間もなく発売のESP藤岡モデルじゃないですか。超上がる。
そして大村さんの番。初めて生で観ましたが、かっこいい。
ソロ前半はいつもと同じでしたが、後半は聴いたことのないタッピング使ったフレーズだったような気がする(うろおぼえ)。
そこまで比較的静かに聴いていた3列ぐらい前のオッサンが突然「大村さーん!」と叫んで、ちょっと微笑ましい。
ああ、BOHさんのソロ目の前で見たかったな―。
青山さんは場所固定なんで目の前は無理ですね。でも、いつも比較的クールな青山さんが結構激しめだった印象。

「ハイ!ハイ!ハイ!」の掛け声で登場した3人は、回転舞台の上で鬼ごっこ。
個人的にBABYMETALの曲で狂気を感じさせる1曲。
今日もぶっ飛んでる。

10. ギミチョコ !!
キラーチューンは意外とノリにくいが、盛り上がりは最高潮。
やっぱり、この曲と振り付けはくせになる。
チョコを食べるSU-MEATALかわいい。顔芸サイコー。

11. KARATE
ここできましたか、KARATE。
今やギミチョコと並ぶメインチューン。2ndを代表する曲であるとともに、
ライブでも欠かせない曲となりました。
ヘビーなリフがたまんない。
ほいで煽りきたー!今日は英語。ワールドツアーの最後だからね。
現場ではよく聞き取れなかったのですが、最後は「えびばでぃ じゃん!」ではなく「えびばでぃ しゃぅ!」だったようです。
アリーナの皆さんはお構いなしにジャンプしてましたけど。
スタンドは、BABYMETALが東京ドーム出禁になると大変なので、皆さん自重して膝の屈伸運動に止めてました。
サビの「走れ―」のパート、本当にSU-METALの声が伸びる!思わず歓声が上がります。

ここまでホントに休みなく突っ走ってきた感がすごかったです。
ここで見たことのない紙芝居。
みんな息を整えながら、ディスプレイに見入る。
ディスプレイ全体が赤く染まり、赤い円柱が回り出す。
ノイズの中からかすかに聴き覚えのあるイントロが。
藤岡先生がいるから、演るなら今夜。期待は高まりきった。

(まだまだつづく。)


「BABYMETAL WORLD TOUR 2016 LEGEND - METAL RESISTANCE –RED NIGHT & BLACK NIGHT」参戦記~その1

2016-09-27 22:19:27 | ライブ
「あれは夢だったのか?」
「あれは夢だったんだよ。あんなこと本当に起こるわけがないだろう?」
そう言われたら信じてしまいそうなそんな感覚。

●9月19日(月・祝)
BABYMETALに出会ってから1年余り。ようやく念願のライブに行くことができました。
昨年末の横アリは出遅れたこともあり、かすりもしなかったので、ようやくです。
しかも、おそらくこれからも語り続けられるであろう東京ドーム2Days。高まりを抑えることができませんでした。
今回は上さんとふたりで参戦。この1年、BABYMETALの映像デロを爆音で流し続けた甲斐(?)があり、上さんは今やすっかりYUIMETAL推しのメイトさん。
上さんは趣味でイラストを描いているので、BABYMETALイラストを自作ステッカーにして配布することに。

ホテルのチェックインを済ませ、ベビメタTに着替えて東京ドームに向かう。
東京ドーム自体が初めてだったので、水道橋の駅を降りて東京ドームが見えてくると、否が応でも高まってきます。
着いたのが開場1時間前ほどになってしまったので、ベビメタTを着た黒い人たちであふれていました。
自分のことは棚に上げ「オッサン多いな!」というのが正直な感想。
この日は22番ゲートからの入場だったので、ステッカー配布もその辺で行うつもりでいたものの、
あまりに人が多かったので別のゲート付近で警備員の目を気にしつつ、上さんがステッカー配布開始。

とにかく5万人が集まるコンサートとなると人の数が半端じゃない。特にこの日は雨が降っていて、雨に濡れない透明の庇の部分に人が集まってくるので、
開場予定の16時ごろにはとてもステッカーを配れるような状態でなくなっていました。
16時前に22ゲートに向かうと、もうかなりの人だかり。既に入場整理が始まっていたのですが、人が多すぎて並びきれないため列に並ぶのがいったん中止になっていました。

整理スタッフが拡声器で案内をするのですが、周りが騒がしくてよく聞こえない状況。
開場予定の16時を過ぎても入場が始まらず、20分遅れでようやく入場開始となりました。
入場開始になったのはいいのですが、その頃には22ゲート付近は身動きがとれないほどの状況になっていました。
どこに並んでいいのかもわからない人が多く、とにかく蒸し暑い。
入場の様子をみているとスタッフが入場者に透明なものを配っています。もしかしてコルセット?
入場開始から10分以上経ったのに庇の下から人が動く気配がないので、このままではいかん、と思って人波をかき分けて雨の中へ。
なんとか列の最後尾に回り込みましたが、傘をさしているもののかなり濡れながら待つこと30分。
待っている間斜め前に、ベビメタのコスプレをした女の子とその子のおばあちゃんらしい女性を見かけました。
おばあちゃんの方はなんと黒い着物を着て、何やら文字の書いてある黒い帯を付けていました。(足元はさすがにスニーカー)。
ベビメタTを着たおっさん(私もです)ばかり目立っていたので、なんかちょっとほっこり。
庇の下まで進んだ頃には、着ていたジャケット左腕はすっかりびしょびしょ。
そのあとようやくカメラチェック、チケット(この日はThe One1次先行で当選したMOSH'SH SEAT)のQRコード読み取りで座席番号シート発券となりました。
しっかり自分のメタルネームが入ってます。

回転扉をくぐって指定された通路の入り口に向かいます。22ゲートをいうのでバックネット裏かと思っていたら、指定された通路は38? 
あらら、ずぅっと3塁側じゃないですか。通路の入口をくぐると、目に入ってきたのはあのステージ。やはりセンターステージでしたか。
なんたってRED NIGHT & BLACK NIGHTですもの。席は3本ある棺桶型の花道のうち3塁側の花道のほぼ正面で18列目という見やすいところでかなりうれしい。
すっかり濡れて気持ちの悪いジャケットを脱いでTシャツ姿になり、シートに座って会場を見まわします。
半分ほどメイトで埋まっている客席、やっぱり5万人は半端じゃない。東京ドーム広いです。
中央に見える巨大な櫓というか塔というか高い位置に固定されたタンクというか、それがとにかく異様に目立ちます。
高さは20m以上あったようで、そりゃでかいわ。他にディスプレイが見当たらないので、上部の円筒形の部分はディスプレイになっていると思いました(果たしてそうでした)。
後でわかることですが、舞台回し用のモーターからエレベーターまで仕込んであるので、一体重量はいくらあるんでしょうか?

客入れSEが流されているPAスピーカーからは、ライトとレフトのポール前にタワー型のものが設置されていました。
フェスなどでよく見る縦長のタイプです。アリーナ中央側に向けてあるのが一番大きく(長く?)、
その他に外野スタンド向けに中型のもの、外野部分のアリーナ席向けに小型のものが設置されていました。
自分の座席からはほぼ3塁側のスピーカーからしか音は聞こえない状態でしたが、音自体はそんなに悪くありません。
これが本番ではどうなるかとても気になるところ。
バックディスプレイ側にステージを設ける一般的な配置ではなくセンターステージというのは珍しいパターンかと思いますが、
それはもうRED NIGHT & BLACK NIGHTですから。こうすれば外野席まで使えて、どの席からもステージが見やすくなるという配慮もあってのことでしょう。
たぶん舞台も回るんだろうな、だってRED NIGHTだもの、などとぼんやり考えながら、コルセットを首に装着して会場を眺めていました。

そう、コルセットといえば入場時にコルセットを渡したスタッフが何やら説明をしてくれたのですが、
周りがうるさくて聞きとれず。上さんに聞いたら「ゼツエンタイ外せって言ってたよ」とのこと。ああ、この白い小さなプラスチックシートのことか。
これを取らないとコルセットが光らないのね。
この小道具の存在自体は知ってました。手首につけるタイプが多いようですが、コルセットにして首に付けさせるとはさすがBABYMETAL。
でも、あの説明では何をしていいかよく理解できず、コルセットが光らない人が少なからずいるのではと思うような説明。
コルセットの裏側を表にして付けていた人も多く見かけました。この辺の説明は難しいな。ディスプレイ使って説明してもよかったかも。
後から気付いたんですが、コルセットの発光部は東京ドームの形を模したものでした。
ちょっと気になって調べてみたら、東京ドームの屋根と同様14本×14本の筋が刻まれていました。芸が細かすぎる!この辺がBABYMETALらしいところ。

会場にはスモークがたかれ、ちょっともやがかかったような状態。
この日のために用意した双眼鏡で見てみると、一部客席が潰れているとこがありましたが、機材の足場になっていました。
また、ポールの裏側の席に縦に暗幕あり。この理由はすぐわかりました。スピーカータワーの陰になってステージが見えない位置にあります。
それ以外は、シートに暗幕がかかっているようなところは見られませんでしたよ。

開演時刻に近づいてきたら、ほとんど客席が埋まってきてかなり壮観。
アリーナ席が騒がしいと思ったら、旗を振った骨さんたちが出てきて、観客を盛り上げています。おー、いよいよ高まってきた―。
開演時刻になってもSEが鳴りやみません。あの入場の様子からすると遅れて当然でしょう。
開演予定時刻を20分ほど過ぎたころに、ようやくSEが鳴りやみ、客電が落ちました。
ものすごい歓声。紙芝居が始まる。

武道館の例によって骨スーツを着たKOBAMETAL登場。MCなしアンコールなしなることを告知。
2DAYSになって「RED NIGHT & BLACK NIGHT」と名前を付けられたのだから当然。武道館のオマージュなんですから。
そして、2日間の公演で1stと2ndの曲を全て演る!ただし一度演奏した曲は2回演らないと衝撃のアナウンス!
心の中で大ガッツポーズ。思わず「よっしゃ!」と声に出てしまいました。
白ミサのセットリストから2日セットのニコイチ的な雰囲気は出ていましたが、1日目と2日目で曲を全く被らせないとはかなり大胆。あした平日だよ。
あー、思い切って有給取って2日とも参加にしといてほんとによかった。
あの曲もこの曲も、まだライブで演っていないあの曲も全部生で聴ける、しかもこの東京ドームで。願いが叶いました。
そして、いよいよライブスタート!!

(つづく。あまりに長いので数回に分けて掲載します。)

「MetalResistance」雑感

2016-09-17 16:10:11 | 音楽

リースから早半年近く。
これほど聴けるのを心待ちにして、聴き込んだアルバムはいつ以来だろう。
高校生の時に聴いたR.E.M.の「Lifes Rich Pageant」かな。
とくにかく、とんと記憶がない。

初回限定盤は、横アリ2日目終演後、速攻で予約。
The One限定盤は、赤ミサ黒ミサ映像が特典で付いてくると分かり、即決で予約。
海外盤は、かなり悩んだものの価格が安かったので結局購入。
結果的に3枚買ってしまいました。

1stのとき一番の不満だった録音は大幅によくなりました。
というか普通になっただけですが。
1stは音圧を稼ぐためにコンプをかけ過ぎて、音が混濁してまっています。
「MetalResistance」はその辺が適正になったと思ってます。
この辺が2ndは音圧が足りないという意見を生む原因になっているのでしょう。
楽器ごとの音の分離がよくなり、音の混濁があまり感じられません。
NRNRでストリングスを使っているので、コンプ強めというわけにはいかないですね。
一部で言われている海外盤のほうが音がいいという話ですが、
個人的にはそれほど差はないと思います。
若干海外盤の方が音圧強めかな、という程度の印象です。

このアルバムで特に気に入っているのは、1曲目から5曲目までの流れです。
リリース前に1曲目がRoRというのが分かった時には、今さらという感じはあったものの、
実際アルバムを通しで聴いてみると、この曲が1曲目というのは納得。
2曲目の「KARATE」とのテンポの差が際立ってとてもいい流れになります。
「KARATE」のリフとサビはやっぱりいいですね。このリフを聴くと思わずヘドバンモードに入ってしまいます。

3曲目の「あわだまフィーバー」は、ようやく公式音源となったわけですが、
正直「ギミチョコ」よりも好き。
メロディーラインとドラムンベースの対比がたまりません。
アレンジも初期のものから変わっているようですが、現在の方がいいですね。
ポップとラウドとのコントラストが高ければ高いほどBABYMETALの曲は輝きを増すように思います。

「Yava!」は、スカとメタルってどうなんだろうと思っていましたが、想像以上の仕上がり。リズム隊の音が分厚くなっています。
最初は、ブレイクダウンが突然入るのでちょっと違和感がありましたが、聴きなれてくるとこれがいい感じになってきます。

そして、「Amore」。サブタイトルが「蒼星」というだけあって、「紅月」と同様メロスピ系と予想していましたが、果たしてそのとおり。
第一印象は、「ライブで演ったら映える曲だろうな」ということでした。
「紅月」との最大の違いは、サビのメロディーがメジャーコードだということ。
これによって文字通り「宇宙まで」飛んでいきそうな飛翔感のある曲となっています。
間奏のベースソロは、ライブでは音源以上にBOHさんが音数増やして演奏してるし。
「紅月」といい意味で対照的ですね。どちらも好きです。

ここまで一気に突っ走ってきて、「META!メタ太郎」でちょっと一服といった構成になってます。
知りませんでした。勇ましいはずのヴァイキングメタルにKAWAIIを持ち込むとこんな感じになってしまうとは。

7曲目が国内盤と海外版で曲が違います。
国内盤の「シンコペーション」を聴いたときに、SU-METALがショートマイクスタンドを持って歌う映像が浮かびました。
この曲も音源よりライブで映える曲だと。
V系のこの曲は、聴いてると恥ずかしいと感じる方もいるようですが、ほとんどV系を聴いていなかった自分としてはそこまでの印象はありません。
KOBAMETALによると、最初はもっとV系っぽい曲だったとのことですが、エモぽっさを加えて現在の形になったようです。
あんまりV系が得意でないので、このぐらいのバランスになってよかったのかなという印象は持っています。

海外盤の「From Dusk Till Dawn」は、最もBABYMETALらしくない曲。
おそらくライブを想定していない実験的な曲ですが、これはかっこいいですね。
ヴォーカルには相当エフェクトがかかっていますが、SU-METALのファルセットが聴けるとは思ってもみなかったです。

8曲目と9曲目はBBMの曲が続きます。
「GJ!」は個人的にはこのアルバムの中では一番ポップに感じた曲。
その後ろに「Sis.anger」が控えているからだけかもしれませんが。
「Sis.anger」は、デスメタルの曲に乗せてゆいもあからお叱りを受けるんですよ。
聴くたびになんともいえない不思議な感じに襲われる曲です。

そして10曲目。お蔵入りと思っていた「No Rain, No Rainbow」がまさかの音源化。
この曲の位置が絶妙です。デスメタルの嵐とプログレメタルのスパイラルの間に咲いた花のよう。この位置だからこそ曲が引き立ちます。
曲自体は、武道館の時とは印象が全然違います。
アレンジ自体は以前と変わらないのですが、やはり違うのはSU-MEALのヴォーカルの表現力。
SU-MEALのヴォーカルの進化と深化のベンチマーク、そんな意図を感じます。
現在のSU-MEALがライブでこの曲を歌ったら…
そんな想像をかき立てられます。

その後は、プログレ祭り。
メタルよりプログレの方が断然馴染みがあるので大歓迎です。
正直「Tales of The Destinies」はやりすぎ感を感じるのですが、
そこがまたBABYMETALらしくていいです。
個人的にはもうちょっとハード目の音でもよかったかなと思います。

最後の「The One」は3枚買ったアルバムそれぞれ違うバージョンが入っていますが、
素直に日本語のノーマルバージョンが一番いいです。
ただ、The One限定盤に収録されている「Unfinished Version」も捨てがたい。
車載用にはノーマルバージョンの次に「Unfinished Version」を入れて聴いてます。

このアルバムコンセプトとして、プロデューサーKOBAMETALは「メタルのサブジャンルめぐり」というのを挙げていましたが、
まさにその意図どおりの仕上がりですね。
メタル縛りという制約の中でどのぐらい変化をつけられるかがポイントですが、
メロスピからデスメタルにバイキングメタル、プログレメタルまで1枚のアルバムに入れて許されるのはBABYMETALだからでしょう。
ジャンルの細分化という蛸壺に陥りがちな現在、この点がBABYMETALの強みだと思ってます。

1stと比較すると1stはシングルコレクション的な成り立ちなので、アルバムとしてはこれが実質的な初アルバムということになるんでしょうけど、
1stほどの「なんじゃこりゃ感」、インパクトはないかもしれませんが、1曲1曲がよく作りこまれているし、
1曲目から最後まで流れのあるアルバムらしいアルバムという印象を受けました。
ただ、BABYMETALの真価が問われるのはこの次の3rdアルバムではないかなと思います。
メタル縛りという制約がある中で、意外性とさらなる進化の両立ができるのか、今からそれが心配になるほどの仕上がりですよ、このアルバムは。

このアルバムを聴いてて最近思うんです。
音楽って素晴らしいな、楽しいなって。
この歳になって、素直にそう思える自分は今とても幸せです。



さあ、時は来た!
TOKYO DOME 2DAYS!
2枚のアルバムの曲全部聴きたいDeath!

フレッツ光転換の顛末

2016-09-05 11:57:07 | 通信

考えてみると、インターネットを始めてそろそろ20年経とうとしております。
通信回線の変遷も一通り経験してまして、初めはもちろんアナログ回線のダイヤルアップ従量制でした。
一番最初は住んでいた市内にアクセスポイントがなく、隣接エリアにしかなかったためエリアプラスというオプションを付けてましたね。
その後、転勤で実家に転居。当時の実家の電話はなんと黒電話(w)。
通信定額など存在するはずもなく、無線LANは国際規格IEEE801.11bの制定前(!)でしたね。
当時のモバイル通信の主流PHS(32kbps!)でしのいでおりました。



そうしたら、なつかしのiアイプラン3000(定額3000円で7500円分使えるというISDN向けのオプション(当時。現在はアナログ回線でもOK)。実はまだあるらしい。)が始まったので、
実家の回線をアナログからISDN回線に変更してもらったのは遠い昔。
ISDN回線のためTA(!)とはシリアル接続(w)となるわけですが、
当時存在してた無線シリアルなるものでパソコンのある部屋と離れていたTAを無線で接続することが可能となり、
インターネット環境は格段に快適に(それでも通信速度は33kbpsのままw)。
そういえば接続時間管理用の常駐ソフトで接続時間を管理してましたねー。



さらにしばらくすると当時としては衝撃の通信定額、フレッツISDNがスタート。
料金が下がったうえにインターネットが無制限で使えるなんて、ほんとにスバラシーと思ったものでした。
その後結婚しましたが、ちょうどそのタイミングでフレッツADSLがスタート。
通信速度が33kbpsからなんと1.5Mbps(www)と45倍に。
ちょうど引越し先がフレッツADSLの提供エリアになっていたので申し込むと収容局(なつかしすぎ)から遠くて接続が保証できないからという理由でNTTから契約を断られ、
渋々フレッツISDNで我慢しておりました。
結婚して自宅にパソコンが2台となったため、ISDN回線用の無線ルーター(w)を導入したのはいいものの、
まだIEEE801.11bに正式対応した無線LAN用のPCカードがほとんどなく、PC側でももちろん対応していないため、
メーカー独自のドライバーを使わなければならず、とにかくトラブル続きで苦労した記憶があります。


そうこうしていいるうちに、市内で引越しすることとなり、その頃にはADSLも無線LANも普及してきたので、
フレッツADSLと無線ルーターという組み合わせでしばらく使っておりました。
フレッツADSLも最初の1.5Mから8M→モア(12M)→モアⅢ(47M)とグレードアップしていきました。
収容局は遠かったもののノイズが少なく比較的速度が出ていたので、怪しげなフレッツ光の勧誘をすべて断っておりました。集合住宅だったこともあったのですが。
その後戸建に引っ越すこととなり、そこは収容局からかなりの距離があったため、ADSLから乗り換え割引があるうちにということでフレッツ光に乗り換えました。
料金はだいぶ高くなりましたが、通信速度はさすがの光、速くなりましたね。
さらに豪雪地帯の町に引っ越しましたが、そこでは固定回線は光しか使えなかったため、継続してフレッツ光を使っていました。
固定回線を引くのがめんどくさい人は携帯で通信してましたね。

その後、地元に戻ってもフレッツ光を継続。レンタルしたONUに無線LANカードが付いていましたが、無線ルーターを持っているのでそれは使用していませんでした。
固定電話はひかり電話。これで特に問題もなく使っておりました。

光回線も最初はNTTのみでしたが、ほかの大手キャリアも光回線を扱うようになり、
上さん用に契約しているauからの勧誘がかなりしつこいのです。
インターネットプロバイダーは初期はInfoSphirerを使ってましたが、その後ぷららにしてずっとぷららを利用。
いまさらメールアドレスは代えようがありませんから替えるつもりもなかったので。
ただ、インターネット回線とプロバイダが別契約なので少々煩わしかったのと、フレッツ光のポイントバックの処理が面倒でした(ポイントは全てフレッツ光料金の割引に利用)。
そんな中久しぶりに見たぷららのHPで「ぷらら光」なるものを発見。契約が一本化になるし、
フレッツ5年目のポイントを差し引いてもお得な料金なので、あまり悩むことなく乗り換えることにしました。
乗り換え自体は非常に簡単。MNP並みとはいきませんが、ネット経由で手続きをして終わり。
乗り換えの費用は特にかからず。開通後も何が変わることもなく、そのまま継続して使えていました。

問題その1:料金が高い?
さて、ぷらら光に乗り換え後初めての請求がありました。特に申し込んだ記憶がなかったのですが、NTTの料金とまとめての請求になっておりました。
明細を見て、「ん?若干高い?」ホームページに記載されていた料金よりも若干高く請求されているのです。
ぷららに問い合わせたところ、使っていない無線LANカードのレンタル料金とのこと。いやいや、それは最初に言ってもらわないと。
交渉した結果、無線LANカードをNTTに返却することでOKとなりました。

今回分かったことなのですが、以前はフレッツ光を契約するとレンタルのONUに無線LANカードが必ずセットになっていたのです。
それが、いつの間にか無線LANカードのレンタルなしの「ギガラインタイプ」なるものができていました。
料金も無線LANカードがない分若干お安いです。これまでのプランは「スマートタイプ」として提供されてました。知らんかった。
今はノートパソコンに無線LANが付いているのが当たり前なので、無線LANカード付きでONUをレンタルする方が多いのでしょうけれど、
無線LANルーターを持っている人には無用の長物。知っていれば乗り換えたのに。
ぷらら光に乗り換えたことによって分かったことなので、まあよしとします。

問題その2:請求額が確認できない。

ぷらら光の料金は、NTTの料金と合わせて請求されていました。
これまでもWEBビリングで確認していたので、確認してい見ると、「仮解約」との表示が。
どうもぷらら光に乗り換えたので、NTTの契約上仮解約という扱いになっていたようです。
ぷらら光の料金は、ぷららのHPからも確認できるのでよいのですが、困ったのは継続して使用しているひかり電話の料金。
まあ、ほとんど固定電話では通話しないので料金はだいたいわかるのですが、それでも明細が分からないのは困りもの。
そもそも請求確認に必要な「お客様番号」が変わったかどうかすらわからないです。
問い合わせようとしてもWEBビリングを運営しているNTTファイナンスのお問い合わせ先は、平日9時から17時まで。しかも電話のみ。
休みを取らないと問い合わせできないですよね。

ともかく現在の「お客様番号」を確認しようと、土日も問い合わせができるNTTに問い合わせたら、電話ではお答えできない、ぷららに確認してくれと冷たい対応。
ぷららに電話すれば、長いこと待たされた挙句、全く要領を得ないお答え。
とにかくぷららで持っている接続情報を全て送ってもらうことにしましたが、いつまでたっても送ってこない。
(この件は、問題が解決してすっかり忘れたころに、担当者が引き継ぎをちゃんとしていなかったので遅れて申し訳ありませんとのお手紙と一緒に郵送されてきましたw。
 ぷららが把握してる接続情報にはNTTの「お客様番号」はありませんでした。当たり前ですね)。
しびれを切らしてもう一度電話すると、以前の担当よりは内容が分かっているらしく、
WEBビリングではなくでNTT本体でやっている@ビリングの方に申し込んでだめならもう一度連絡くださいとのお答えでした。
そういえば、引っ越した時にBフレッツからフレッツ光ネクストに契約内容が変わり、それに合わせて「お客様番号」も変わったのですが、
WEBビリングの方だけ申し込んで、@ビリングには申し込んでおりませんでした。
どうもぷららの担当の口ぶりからすると、同様の問い合わせがあるみたいで、その解決方法が@ビリング申込の模様。
現在の「お客様番号」の確認ができないままでしたが、NTTから「お客様番号」の変更の通知もなかったので、直近の「お客様番号」で@ビリングを申し込んでみました。
2週間ほどでIDの通知がはがきで到着。WEBでサービスの申し込みをして画面を見ると、「サービスが利用できません」的な表示が。やっぱりだめかと思ったのですが、
とりあえず請求時期になるのを待って再度アクセスすると、ようやく請求内容が表示されるようになりました。
正確には@ビリングで確認できるのは「ご利用料金内訳」なのですがもちろんOKです。
しかし、たまたま@ビリングを申し込んでいなかったのでよかったのですが、もし申し込んでいた状態ならばどうなっていたのでしょうか?
一番困ったのは、NTTの請求をNTTファイナンスに一本化したのはいいのですが、問い合わせ時間が平日昼間のみとは。
いまさら確認する気にもならないので電話しませんが。
それと、ぷららの受付体制のまずさ。昔ぷららがインターネットプロバイダを始めた時の状況と似ているような気がします。
比較的安い料金で人気になったのですが、とにかく電話がつながらない、速度が出ないという状況。
最初からプロバイダをぷららにしなかったのはそんな状況だったからでした。
当方は、ぷらら光乗換後に速度低下は起こっていませんが、ユーザー数の多い地域では乗り替え後の速度低下が起こっているようですね。
ぷらら光を始めたのはいいのですが、サポート体制強化、回線増強が追いついていないようです。
そのうち解消すると思いますが、料金が安い分そのへんにあまりお金をかけていない、かけにくいというのは、相変わらずなのかもしれません。

とにかく、現在フレッツ光を契約していてひかり電話を利用している方については、光コラボで他社に転換をする場合は要注意です。ひかり電話はNTTとの契約のままですから。
ひさびさに通信の手続き関係で振り回された次第です。