■メガネケーブル換装
まずは、電源ケーブル。
送られてきた電源ケーブルは純正なのかどうかわからないが、とにかく細い。
必要最低限という感じで、こんな細いメガネケーブルを手にしたのは初めてだ。
そしてとにかく汚かった。一応拭いてきれいにしましたが。
これではあんまりなのでメガネケーブルを調達。
テレビ用のサウンドバーに導入しているKOJOのKS-MP Ebe P/2.0でもよかったのだが、ちょっと長すぎるので、今回はオヤイデd+Power Cable C7にした。
これだと短めの1.2mが選べる。
レシーバーのカラーがシルバーだから、ケーブルが白でもいいだろう。
■ミニコンポのレシーバーにiPurifier SPDIF投入
さて、R-K731への入力であるが、外部アナログ入力のAUX端子があるので、これまでと同様ADI-2 DACの外部出力端子からこのAUX端子に入力するのが基本となる。
このほかにUSB入力と光デジタル入力端子が2系統ある。
さすがにUSB入力は使わないが、DDC FX-D03Jの出力は同軸のほかに光出力もあり、同時に出力できるから、DDCからR-K731へ入力しようと思った。
が、ここでiPurifier SPDIFを持っているのを思い出した。
今はテレビの光音声出力からブルーレイプレーヤーBD-103DJPLに接続しているが、一応つないではあるもののほとんど全く使っていない。
他に使い途がないのでとりあえず接続しておいた。
接続したのはいいが、結局使っていないので、光デジタルケーブルともどもデスクトップの方へ移動してしまおう。
iPurifier SPDIFの入力は同軸と光のコンボ端子を使うが、出力端子は同軸と光両方にあり、同時出力もできる。
なので、iPurifier SPDIFはデジタル入力のスプリッターとしても使える。
FX-D03JからADI-2 DACへ同軸デジタルで入力する際にiPurifier SPDIFを使って、同軸デジタルはADI-2 DACへ、光デジタルはR-K731へ入力することにした。
光デジタルケーブルはAUDIOTRAKのGlass Black II plusというそこそこのグレードのものを使っているが、さらにiPurifier SPDIFを使ってしまう。
ミニコンポのレシーバーにiPurifier SPDIFを使っている人は他にいないだろうな。
これでアナログ入力とデジタル入力の両方が使え、ADI-2 DACとレシーバーのDACとの比較もできるようになる。
■初めてのバナナプラグ
さらにレシーバーのスピーカーターミナルはスクリュー式で、よく確認するとバナナ端子が使えそうだ。
ここでずっと以前に購入したまま使い途のなかったバナナプラグがようやく日の目を見る。
オーディオテクニカのAT6301というベーシックなものだが、見た目はともかく接続の手間がこれでぐっと軽くなるはず。
スピーカーケーブルはCanareの4S6を引き続き使用する。
スピーカーケーブルを替えて、変にバランスを崩したくない。
ソルダーレスバナナプラグなので、スピーカーケーブルの芯線を入れて2か所あるねじを締めるだけ。
これまでスピーカーケーブルを端末処理して使ったことがないので、今回が初めてだ。
ちょっとドキドキしながら、スピーカーターミナル端子の真ん中の穴にバナナプラグを差し込むと、なんともいい感触で接続された。
スピーカーターミナルからスピーカーケーブルが真っすぐ出ているのってちょっと新鮮。
■けれど長さが足りない
R-K731の設置場所は、PCデスク左側に新しく入れたメタルラックの空いていた下段にした。
右側のメタルラックでは少々幅が足りないが、左側のメタルラックだとPC用のアナログ電源と同様、自作のオーディオボード中に載せるとラックにピッタリと収まる。
最下段では本体のスイッチ操作がしづらいが、この「ジャンク品」のレシーバーは正常に機能するリモコンがついてきたので、電源のオンオフ、音量操作、入力切替などの操作はリモコンでできるので全然問題はない。
これでケーブルを接続すれば、全てOKのはずだったが、そうはならなかった。
ADI-2 DACをPCデスクの右側に置いていて、1.5mのRCAケーブルと光デジタルケーブルだから大丈夫かと思いきや、少しだけ長さが足りない。
ケーブルの買い替えも考えたが、光デジタルケーブルはともかく、RCAケーブルのグレードを下げることになりそうなので、それがちょっとためらわれた。
考えた末、ケーブルは買い替えず、ADI-2 DACとその上に載ったZEN CAN Signature HD6XXをPCデスク上からPCデスク左側のメタルラック上段に移動させることにした。
メタルラックの上段には左スピーカーがすでにあるが、その前にDACを置く十分なスペースがあったので、そこに移した。
右利きなので本当はDACは右側にあるほうがいいのだが、DACにはリモコンがあるし、ヘッドフォンアンプは電源スイッチとボリュームぐらいしか操作しないから、まあ問題ないだろう。
ADI-2 DACとZEN CAN Signature HD6XXの電源をPCデスク右側に置いた電源タップからとっているので、今度はACアダプターのケーブルの長さが短いということになる可能性もあったが、使っているiPowerのケーブルは結構長く、ディスプレイの裏側を通す最短経路をつかったら、なんとかこちらはケーブルの長さは足りた。
ADI-2 DACには光デジタル入力端子以外の端子にすべてケーブルが差し込まれている状態になっていて、同軸デジタル端子にiPurifier SPDIFを使うのでさらに背面が込み合った状態になった。
iPurifier SPDIFには電源が必要でその電源端子が本体の横にあり、さらにスプリットする光デジタル出力端子(丸型)も反対側の横についているので、その隣にあるUSB端子とXLR端子と干渉しそうだったが、iPurifier SPDIFを少し斜めに傾けて差し込むと、なんとか他のケーブルを回避して接続することができた。