■デスクトップ環境にもハブを導入
エレコムのハブの調子に不安があるので、その予備としてハブを追加で導入してみるか。
使う場所は、デスクトップのアクセスポイントの直下。
Wi-Fi Router…(Wi-Fi)…AccessPoint→(LAN)→HUB→(LAN)→PC〔WASAPI〕→(USB)→DDC→DAC→(XLR)→HeadphoneAmp→Headphone
PCにはマザーボードのLANポートではなく、PCIeバスに取り付けてあるNET Card Femtoというオーディオ用のLANボードの方に接続している。
ただ、接続するのはネットワーク機器ではなく、PCのみになる。
効果があるかどうかも分からないので、高価なオーディオ用のハブを導入する気は更々ないが、とりあえず信頼の置けるメーカー製で、金属筐体のファンレスハブを使ってみることにしよう。
そんなハブを調査してみると、NETGEARのGS305-300JPSが良さそうだ。
型落ちだが、アマゾンでまだ購入することができて、かなりリーズナブルな価格で入手できる。
そういえば、LANケーブルも手持ちがなかったので、同時に購入。
手堅く、エレコムのCAT6eの1mにした。
NETGEARのGS305-300JPSは、価格は安いがすでに使っているエレコムのプラ筐体のHUBとは違い、作りがしっかりしている。
金属筐体ということが大きいが、重量もあり硬いLANケーブルをつないでも、本体が浮いたりしない。
ポートの端子もしっかりしていて、LANケーブルのコネクタががっちりはまるので、なかなか抜けない。
正直結果についてはあまり期待していなかった。
接続するのがPCなので、その通信ライン上にHUBをはさんだところで変わらないだろうと思っていた。
音を出してすぐはほぼ変わらない印象だったが、いつもの試聴用のオフィシャルプレイリストの曲を聴いていくと、以前とはやはり違う。
具体的には、全体的にすっきりした感じになり、聴きやすい。
見通しがよくなった印象で、楽器の分離も若干よくなった。
HUBをかませるだけで意外と変わるものだな、というのが率直な感想。
メインシステムのHUBと入れ替えてもいいぐらいだが、とりあえずデスクトップで使うことにしよう。
■ストリーマーとTIDAL
当面デスクトップでストリーマーと呼ばれるものは使わずに、Qobuzのハイレゾストリーミングを楽しむつもりだが、ストリーマーを入れるとするならZEN Streamクラスのものを選ばないと、安物買いのなんとやらになりそうだ。
そういえば、Qobuzがようやく日本で正式にサービスを開始したばかりだが、それに対抗したわけでもないだろうが、もうひとつのハイレゾストリーミングの雄TIDALが日本参入を準備しているという情報がある。
確かに、以前はなかったと思われるTIDALの日本語ウエブページが公開されている。
TIDALはMQAでのストリーミングをやめて、Qobuzと同様にFLACでのストリーミングに統一したようなので、ユーザー側としては利用するためのハードルはぐっと下がったといえるだろう。
あとは料金とコンテンツ、特に邦楽の品揃えがどうなるかといったところだが、当面Qobuzを利用して、TIDALのサービスが始まったらまた考えよう。
■You Tubeへの恩恵
デスクトップ環境では、DDC経由で音を出すというのはこれまでどおりだが、QobuzのためにBusPower-Proを使ってDDCの電源強化を行った。
Qobuzのために行ったことだが、普段視聴しているYou Tubeの音声への恩恵がとても大きい。
You Tubeの音声チェック用にはTHE FIRST TAKEの曲を聴くことが多い。
You Tubeだから、その音声は当然圧縮されているロッシー音源なのだが、見直し後のデスクトップ環境で聴くと、ちょっと感動を覚えてしまうほどよくなっている。
あれ、DISH//の「猫」ってこんないい曲だったっけと思うほどだ。
SU-METALのようなハイトーンの女性ボーカルはそれほど感じないのだが、それよりちょっと低い帯域のボーカル、そうまさに北村匠海くんのような男性ボーカルがとても気持ちよく聴ける。
ハイレゾだからよくて、ロッシーだからだめということじゃないんだ。
好きな音楽を楽しく、気持ちよく聴きたいだけなんだ。
その点でいうと、今回のデスクトップ環境の見直しは成功だといっていいだろう。
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