夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

「メタル」向けのオーディオ(デスクトップ編その4)

2016-02-28 10:24:58 | オーディオ
問題はアンプです。正直あまりお金はかけたくないですが、それ以上にスペースの問題が大きいです。可能であればデスクトップ用のミニアンプにしたいところ。候補はFOSTEXのAP15dですが、出力が15W+15Wでこのクラスで果たして明確な差が出るのかことが難しいところです。


そこで考えたのは、現在使っているLXA-OT1の後継というか上位のLXA-OT3というアンプ。これも雑誌のフロクです。電源が強化されてAP15dと同等の12W+12Wです。雑誌自体は売り切れですが、アンプ本体は出版社の直販サイト買えます。2台セットで3780円。基盤のみですが、LXA-OT1用のケースがそのまま使えるようです。AmpBaseという名前のこのケース(というか名前のとおり基板を固定する台座ですね)ですが、質感が良くお気に入りなのです。


 で、注文してしまいました。待たされる予定が意外と早く到着。基盤の色がLXA-OT1の緑から赤になっています。ACアダプターも大きくなり15Vとなっています。早速ケースからLXA-OT1を外してLXA-OT3に換装、スモークカラーのアクリルフードをかぶせると見た目は全く変わりません。正直あまり期待しないで音出しをしたものの、これが大当たり!
まず聴感上のS/N比が明らかに違っていて、以前から感じていた音の紙臭さが払拭され、音がクリーン。そして、低音の質の改善。抑制の効いていない音の輪郭があいまいな低音からしっかりコントロールされた弾むような低音への様変わり。さらに中高域の抜けが明らかに違う。一番違いを感じるのは歌もの再生したときで、ストレスなく朗々と歌ってくれます。しばらく聴き入ってしまったぐらい。

 ここまで鳴るのであればアンプはLXA-OT3で固定して他を詰めていった方がいいと判断しました。このアンプに限らず、中華デジアンも含めて気になるのがACアダプター。コストの兼ね合いもあるので、当然スイッチングですし、それほどいいものは使われていないと思われます。せめてトランス式のACアダプターをと思って探していたら、見つけてしまいました。LXA-OT3用のトランス電源キット。OIトランスを使用したキットで、内部配線をつなぎかえることで12V仕様にもなるとのこと。中華デジアンも12V仕様のものも多いので流用もできそうな感じです。DACで電源の重要性を思い知らされたので、ちょっとお高めですがこれを導入してみます。
(まだまだいくよ。)

「メタル」向けのオーディオ(デスクトップ編その3)

2016-02-21 09:27:53 | オーディオ
PM-SUBmini2は結構な人気商品のようで品薄だったのですが、なんとか入手することができました。
実際に手に取るとかなりコンパクト。こんな大きさで低音が出るのだろうかとちょっと心配になる大きさです。

PCデスクの左側の足元に設置したところぴったりとおさまりました。
PM-SUBmini2の下には以前自作したパネコート使用の福田式インシュレーションボード小を敷いています。これまた大きさがジャストサイズでした。
ミニアンプに接続していたDACからのアナログ出力をPM-SUBmini2の入力につなぎました。
PM-SUBmini2からアンプへの接続です。PM-SUBmini2の付属品にRCAケーブルがあるのですが、本当にオマケという感じで頼りないものですから、AVアンプ用に注文していたGothamのGAC-2 PURを使用。

まずはセッティング。
はじめはPHASEスイッチで位相を決めます。これは一聴して0°で決定。180°にするとLRを逆につないだ時のあの何とも言えない気持ち悪い感じになります。
次にボリュームの調整です。これは取説に記載のあったPM0.3のセッティング例を参考にしました。とりあえずアンプ側のボリュームを12時の位置に固定して、PM-SUBmini2側のボリュームを9段階の目盛の4にして試聴。今まで他の音に埋もれていたベースラインがガンガンに聞こえてきます。AV用ではないピュアオーディオ用のサブウーハーを使うのは初めてなのですが、サブウーハーを使うとなぜが中高域の音の抜けが良くなることを発見。サブウーハーの位置が左の足元にあるので定位が悪くなるのではないかと思っていたのですが、ほとんど問題にならないレベル。ベースもドラムスもちゃんと左右スピーカーの中央付近から聞こえてきて、左右どちらかに偏るということもありません。

最後にクロスオーバー周波数の調整です。PM-SUBmini2のクロスオーバー調整の範囲は、60Hzから150Hzまで。交渉再生周波数特性は40Hzから150Hzとなっていますが、40Hzから下はともかく、150Hzより上の音は全く出ていないわけではなく、クロスオーバー周波数として設定した帯域をピークとしてその上下の帯域の音量が逓減していくようです。クロスオーバー周波数を最低の60Hzに設定した場合でも、PM-SUBmini2からは2kHz程度まで音がわずかながら再生されるようです。実際にアンプ側のスイッチを切り、PM-SUBmini2のみで再生をするとベースとドラムスの音に混じってかすかにボーカルが聞こえます。BABYMETALの曲だと何の曲かわかる程度には再生されます。取説を参考にクロスオーバー周波数を調整するFREQUENCYつまみを9目盛の2(70Hz程度でしょうか)に設定しました。
この設定だと低音が出過ぎです。試しにクロスオーバーを150Hzに設定すると、でかいサブウーハーを積んだ車から聞こえてくるあのボンボコした音となり、音楽を聴くという感じではなくなります。FREQUENCYつまみを9目盛の2にして、今度はボリュームの方を最大にすると完全に近所からクレームが来るレベルの低音の音量です。ボードを敷いていますが、床鳴りがします。
もともと低音厨ではないので、FREQUENCYつまみを9目盛の1、つまり最低の60Hzに固定して、聴感でボリュームの調整をしました。PM-SUBmini2についている2つのつまみはどちらも同じもので、連続可変ではなく40段階のステップになっています。いろいろ試してみたのですが、個人的には40段階中5ぐらいがちょうどいい。これ以上だと低音ばかりが目立って中高域の音がマスキングされてしまいます。ただ、ボリュームをあまり絞ってしまうとサブウーハーを入れた意味がなくなってしまうので、NS-10MMTとバランスが取れるのがこれぐらいというところです。全体のボリューム調整はbabyface側で行っています。

調整後に改めてBABYMETALを曲を聴いてみると、埋もれがちだったベースの音がかなりはっきり聞こえてきてグルーブ感が出てきます。特にベースの音が比較的小さいライブ盤で顕著で、NS-10MMTだけのときはほとんど聞こえなかったBOHさんのベースがはっきりと聞こえてきます。低音は音の土台。この質感が全体の印象大きくと変えてしまいます。全体として音に厚みと立体感が出てきます。
ただ、巷の評判ほど劇的な音の改善は感じませんでした。メインのスピーカーが極端に低音不足であればともかく、NS-10MMTはカタログ上は再生周波数帯域が75Hzからとなっており、聴感上もそれほど低音不足を感じていなかったことがあります。スピーカーとアンプの限界を感じますので、こちらの質を高めないとだめなのでしょう。
 スピーカーはAVアンプにつないでいたときはそれほど不満を感じていなかったので、やはり問題はアンプ。さてどうしたものか。
(つづく)

「メタル」向けのオーディオ(デスクトップ編その2)

2016-02-13 10:12:40 | オーディオ
デスクトップのスピーカーの高さ調整は、デスクトップ用のスピーカースタンドを使って調整しようと思うと、これが適当なものがない。木工で自作するほかないかなと思っていたら、ちょうどよさそうなものがありました。キクタニというメーカーの DJモニタースピーカースタンドDJ-SPS。

金属製で高さが245mmとちょうどよい高さ。天板のく強度確保のためか、天板のふちが折り曲げてあるのがちょっと気になります。ただ、何といってもかなりリーズナブルな値段に惹かれて、Amazonで注文しました。

 あっという間に届きましたDJ-SPS。鉄製で思っていたより鉄板の厚みもあり、塗装も比較的よく、仕上げは価格からすると十分です。天板と底板、支柱の3つのパーツに分かれていて、支柱に天板と底板をそれぞれ4本のねじで固定するようになっていました。プラスドライバー1本であっという間に完成。ネジ穴の精度もよく、ネジがうまく締まらないなどということもありませんでした。
ただ、完成してから天板を指ではじいてみると案の定チーンとよく鳴ります。これには対策が必要です。鳴き止め対策といえばブチルゴムですよね(昭和の発想)。自動車のパーツ接着用のブチルテープを購入して天板の裏面に貼りました。鳴き止めにブチルテープを使ったのは高校時代に当時使っていたレコードプレーヤーYAHAMAのGT-750のターンテーブルの鳴き止めをして以来です。そのままだとべたつくので、床用の防音シート同士をくっつける粘着テープが手元にありまして、これを貼り重ねすることにしました。ベースは硬質プラスティックですが金属粉を混ぜてありかなり重量があります。チーンの鳴いていた天板がコンという感じになり、鳴き止め対策はOKです。
底板はそのままだと滑りやすそうなので、付属の制振インシュレーター(笑。プラスティック製の滑り止めです。)を四隅と支柱の真下の計5個所に貼りました。
そしてデスクトップにセッティングしたのがこれ。

なかなかいい感じとなりました。スピーカー下にはにはフォステクスのおまけインシュレーターを入れてあります。椅子に座ってみると、ちょうど耳の高さにツイーターがきて高さの調整としてはうまくいきました。

音を出してみると、デスクトップ直置きよりは定位が良くなり、細かい音が良く聞こえてきて効果はありますが、なにせ紙臭いカサカサした感じはとれませんし、ボリュームを上げるとうるさく感じます。シンバルも相変わらず割れ気味、低音不足は致し方のないことですが、紙臭いカサカサがした感じがどうにも我慢ならないです。AVアンプで鳴らしていたときはそれほど感じなかったので、スピーカーだけでなく、アンプにも問題がありそう。上流は固めているので、スピーカーとアンプの限界のようです。帯域を欲張らずボーカルを中心に中域をうまく鳴らしてくれれば満足度は上がるのですが、そうはなっていない。このままだとBGM用にもならずに、結局使わなくなってしまう感じがします。
 さて、それではどうするか。
①とりあえずアンプを替えて様子を見て、その結果でスピーカー更新。
②パッシブスピーカーをあきらめてパワードスピーカーにする。
①についてはとくかくアンプが問題。フルサイズのアンプは置く場所がないうえ、主にBGM用なのでそれほど費用をかけたくない。コンパクトで安価なアンプというと中華デジアンが思い浮かぶわけですが、どうも品質が心配です。国内メーカーだとFOSTEXのAP15dぐらいしかありませんが、15W+15Wとパワーはそれほどなし。仮にアンプをFOSTEXのAP15dとするとスピーカーがさらに問題。今のスピーカーは、D級のアンプで鳴らすことを想定しているので、低インピーダンスで低能率。非力なアンプではなかなか辛いところです。
②にするが手っ取り早いのですが、候補がフォステクスぐらいしかなく、モニター系の音になるでしょうからちょっと面白みに欠けます。
 どちらにしても低音不足は否めないので、ここはサブウーハーで低音を補いたいところ。これはFOSTEXのPM-SUBmini2が価格的にもサイズ的にもちょうどよい。2になってオートパワーオフ機能が付いたので、電源スイッチが背面にあっても問題なし。狭いPC周りでもなんとか足元におけるサイズ。
まずは、NS-10MMTにPM-SUBmini2を追加してみたいと思います。
(つづく。)

「メタル」向けのオーディオ(デスクトップ編その1)

2016-02-06 19:49:25 | オーディオ
テレビ脇に置いていたNS-10MMTというスピーカーはGX100の代わりにPC脇へ引越しとなりました。
スピーカーについては、戸建に引っ越したことで気にしなければならないのは家人のみになり、
比較的自由に鳴らせる環境となりました。
アンプがないので、雑誌のフロク、ラックスマンのミニアンプLXA-OT1を引っ張り出してつないでみました。


PC回りの環境は以前と変わっておらず、
ファンレスPC(NofanA43 起動をSSDにしたのでHDDがスピンダウンすると回転するものは皆無。)
+プレーヤーソフト Lilith /Wave FilePlayerforExperimental(音源はCDリッピングのWAVが中心)
→USBケーブル AudioQuest  Carbon
→DAC RME Babyface(ああ、やっぱりキツネ様のお導きですね。このまま使い続けます。)
 +BusPowerPro+FIDELIXのACアダプター

→RCAケーブル 吉田苑オリジナルのbabyface専用ケーブル(標準のブレイクアウトケーブルは使ってません。)
→アンプ ラックスマンLXA-OT1(専用のケースに入れてます。)
→SPケーブル 何かの付属品で使っていなかった赤黒のノーブランド
→スピーカー ヤマハNS-10MMT(8cmウーハー。シアターサラウンド用です。)
とりあえず鳴らしてみましたが、どうもイマイチ。さすがに5W+5Wのアンプでは鳴らし切れていないようです。

NS-10MMTは、純正の一本足スピーカースタンドにセットしています。スピーカーを耳の高さに合わせるためにスピーカースタンドの高さを目いっぱい高くしているのですが、そうするとスタンドがぐらついてしまいどうも具合が悪い。
そこで考えました。PCデスク周りにも若干スペースができたので、PCデスクからPCを下して、デスク脇に置き(PC台は使っていないシンク下用のメタルラックがぴったり!)、スタンドから外したスピーカーをデスク上に置きました。
これでとても机の上がスッキリ!スピーカーにはGX100のおまけについてきたインシュレーター(ウッドキューブの上面にタングステン片が張り付けてあるもの)をかましてあります。
改めて聴いてみましたが、やはり良くないです。まず、スピーカーの位置が低すぎるのと、音自体がよくなく、ボリュームを上げるとうるさく感じる。シンバルが割れて聞こえる。同じシステム構成でGX100を鳴らしたことがありますが、それより印象が良くないというのはスピーカーそのものの問題が大きいのでしょう。スピーカ―自体も10年以上経過し、ウーハーのセンターキャップにしみができている状態です。ニアフィールドで使っているということで、出てくる音のあらが見えやすくなっているのかもしれません。

これまでは、スピーカーを置くスペースがなかったので専らヘッドフォンを使っていました。もともとゼンハイザーのHD595を使っていたのですが、オープンエアのため音が漏れまくりのため、密閉式のAKG K550も持っています。K550は低音の質自体はいいのですが、あまりにタイトすぎて、ラウド系を聴いても本当につまらないので、全くといっていいほどラウド系には向きません。そのため、最近は専らHD595を使っておりますが、HD595がラウド向けかというとそんなこともなく基本的にマイルドな音調で、低音は量感あるものの膨らむ印象。女性ボーカルは得意なんですけど、ロック系もまあまあといったところです。
DACのbabyfaceに関しては高解像度、シャープな音質の傾向でメタルにも合うかと思います。

プレーヤーソフトについては、メタルということで久々にfoobar2000をASIO接続で試してみましたが、やはり高音が耳に付く感じでやはり好みでない。同じ音源でLilithとWave FilePlayerforExperimentalとも比較してみましたが、ラウド系でもWave FilePlayerforExperimentalが変な癖がなくワイドレンジで一番好みです。ASIO接続のLilithはちょっと音が丸くなる印象を改めて確認。ただWave File Playerの方はWAV専用なので、MP3も聞けて曲のスキップのできる(Wave File Playerは1曲分のデータをメインメモリに展開してしまうので、曲中のスキップができないのです。)Lilithは手放せません。

ここでBABYMETALの国内盤ファーストアルバムに入っていないRoad of Resistanceのスタジオ音源がどうしても聴きたくなり(セカンドアルバム発売まで待てない!)、Amazonで配信シングルを買ってしまいました。

ダウンロードしてみるとやっぱりファイルはVBRのMP3で、平均のビットレートは280kbpsと以前に買ったものとほぼ同じ圧縮率でした。
聴いた感想は、曲自体よりも録音が気になってしまう。MP3であることを考慮しても、ファーストアルバムから録音が良くなったとは言えないですね。ほとんど打ち込みを使ってないはずなんですが、なんでこんなに悪いのでしょう。eastern youthの新作の方がよほど録音はいいですよ(内容もよかったです)。音自体の濁りは多少良くなったと思うものの、音の粒が潰れてしまって、全体的に平面的なのが特に気になります。なんとなくインディーズっぽい音がする。大昔LPで買ったJAGATARAの「裸の王様」を思い出しました。
セカンドアルバムはこのへん何とかしてもらえないでしょうかね?BABYMETALはかなりの割合でライブ音源を聴く機会が多いのですが、スタジオ音源についてはその良さがあるはずです。神バンド並みの凄腕エンジニア希望!(もう遅いか) この辺にもお金をかけてほしいDeath!

ヘッドフォンについてはアップグレードをしたいところですが、現行のシステムをグレードアップとなるとかなりの投資が必要。DACは当面このままとしても、現在ヘッドフォンをbabyfaceに直挿ししているのでヘッドフォンアンプの追加とヘッドフォンのアップグレード(HD700がいいですね。)をやりたいですが、資金もないので当面このままかな。
スピーカーについては使用頻度が上がったので、少々スピーカー周りに手を入れてみようと思います。
まずは、当面の対策としてスピーカーの高さの調整をしてみます。