せっかくワイモバイルがPHSからの乗り換えを3月末まで延長してくれたのと、
楽天モバイルを利用すると維持費なしで通話回線が持てるということが分かったので、やってみることにした。
PHSからワイモバイル4Gへの乗り換え事務手数料は無料だが、基本料金はもちろんかかる。
一括0円端末は、スマホ4機種、ガラケー2機種。
基本料金はガラケーが安い。ケータイベーシックプランSSなら、通話専用で月額980円。割引はないが、通話放題オプション料が次の機種変まで無料。
ただガラケーだとSIMロック解除が出来たとしても、周波数バンドがフルで対応しているキャリアはソフトバンクのみで、他社はBAND1のみ対応で他社の電波では使いにくい。
MNP予定の楽天モバイルではガラケー並みにコンパクトなスマホRakutenMiniが1円端末になっているので、
通話専用端末としてはこちらを使うことにして、ワイモバイルの方の一括0円端末の選択からは外した。
スマホの方はiPhoneSE64GB、かんたんスマホ2、Xperia8、AndroidOneS6。
この中から選べといわれたら、スペックからしてiPhoneSEかな。
PHSから乗り換えたワイモバイル回線を楽天モバイルへMNPするのを前提とすると、MNP後のスマホの使い方も考えなくてはいけない。
現在メインで使っているAndroid OneX4 ≒ AQUOS SensePlusがまもなく3年になろうとしているので、そろそろ機種変の時期。
次はSIMフリーのAQUOS Sense4かAQUOS Sense4 Plusかなと思っていたが、一括購入なので、
購入時からSIMロックが解除できるiPhoneSEをメインの回線用に使うのもありかなとiPhoneSEをメイン使う方法を考えてみた。
① ワイモバイル:Android OneX4⇒iPhoneSEへ機種変
楽天モバイル:RakutenMini
旧PHS番号は楽天モバイルにMNPして、メインのワイモバイル回線をiPhoneSEで使うというパターン。
iPhone利用で問題になるのは、おさいふケータイ機能に制限があるところ。
現在メインで使っている電子マネーがSuica、QRコード決済がPayPayなのでiPhoneSEで一応問題はないのだが、
その他にnanacoをよく利用する機会があるから、nanacoはRakutenMiniを利用するしかなくなる。
2台持ちとはいえ、常時2台持ち歩くわけではないのでこの点は少々不便。
あとストレージの問題。一括0円で入手できるiPhoneSEは64GBモデルのみ。ご存じのとおりiPhoneはSDカードで本体ストレージ容量を補うことが出来ない。
現状のAndroidOneX4は本体、SDカードあわせてストレージを50GB程度しかつかっていないので、問題ないといえば問題ないがあと数年使うことを考えるとやや不安がある。
さらに一番の問題はiPhoneSE、RakutenMiniともにイヤホンジャックがないこと。実質的にBluetooth接続のワイヤレスイヤホン必須。
② iPhoneSEでDSDS使用
そういえばiPhoneSEはDSDS対応だった。物理SIM+eSIMという構成になるが、楽天モバイルの方がeSIMに対応しているので、
思い切ってiPhoneSE一台持ちにしてワイモバイルと楽天モバイルの両面待ち受けにするというパターン。
1台持ちになるのはいいのだが、iPhoneSEだと楽天回線の利用に制限がある。
楽天回線はRakutenLinkの利用しか考えていないのでこの点は問題ないのだが、①で挙げた点は解決できない。モバイルでのnanacoの利用は諦めるしかない。
選択肢としては①と②のような方法はあるのだが、いろいろ考えると当初想定していたSIMフリーのAQUOS Sense4でワイモバイル回線を使い、
楽天回線は専用のRakutenMiniで使うというのがいいようだ。
特にイヤホンジャックの有無は自分にとってはとても重要。AQUOS Sense4にはイヤホンジャックがついている。
現在使っているAndroidOneX4ではCDリッピングのmp3 320kbps音源をSDカードに入れFinal E2000で聴いているが、
なかなか音がよく、今のところポータブルプレーヤーいらず。SDカードが使えるので音楽も写真も容量を気にせず済んでいる。
このあたりがAndroidからなかなか乗り換えられない理由の1つになっている。
楽天モバイルへMNPした後のiPhoneSEの利用方法が決まらないが、他の端末にする理由もないので、自分としては初のiPhoneをオーダーすることにした。
サービスを終了したPHS回線の乗り換えは、ワイモバイルの専用ウェブページからオンラインストアへ申し込む。
ちなみにこの情報はワイモバイルからPHSユーザーに直接連絡は来ていない。自分はたまたまネットニュースで知った。
ワイモバイルのオンラインストアの利用は2回目なので勝手は分かっている。
ワイモバイルでの基本料金は抑えたいので、スマホプランの家族割引の適用を検討したが、結局やめた。
家族割引の対象となる家族はいることはいるのだが、ワイモバイルの家族割引だと別居の家族の場合は、親族関係を証明する書類として戸籍謄本を求められる。
結婚しているので自分の戸籍では親族関係が証明できないから、別居の親族に戸籍謄本を取ってもらわなくてはならなくなるので、さすがに面倒。
あとは申込のタイミングである。ワイモバイルは2月18日から新プランのシンプルプランに切り替わる。
シンプルプランの方が基本料金は安いのだが、新規割の適用がなくなってしまうので、現行のスマホベーシックプランに新規割を適用させた額と同額になる。
家族割の額はシンプルプランの方が多いのだが、家族割はあきらめたので、さっさとスマホベーシックプランで申し込むことにした。
PHS回線から4G回線への乗り換えは同一キャリア内であってもMNP扱いになるため、MNP番号が必要となる。
PHSサービスが終了してしまっているため、MNP番号発行の手続きがウェブ上から行えず、専用の電話番号に電話しなくてはならない。
専用電話番号に電話すると、自動音声での対応。手続きはスムーズに済んだが、
肝腎のMNP番号発行の段になって分かったことは、通常は電話音声に加えて、SNSでMNP番号が通知されることになっているのだが、
PHSサービスが終了しているため、SNSが使えず、MNP番号の案内は電話音声のみということ。
間違えないようにメモを取り、確認のMNP番号の読み上げでメモしたMNP番号が間違っていないかチェック。
こうしてMNP番号が発行されたので、ようやく乗り換えの申込手続きができる。
手続き自体はかなり簡単。SIMロック解除のルールが変わってから初めて端末を購入するので知らなかったが、
端末代金の支払を一括支払にすると端末購入時にSIMロックを解除した状態で購入するかどうか選択することができるようになっていた。
もちろんSIMロック解除を選択したが、端末購入後に自分でSIMロック解除の手続きをしなくてはならないと思っていたので、手間が省けた。
色は黒をチョイス。料金プランはスマホベーシックプランS。通話定額オプションは特典でオプション料が無料だが、オプション自体の選択は必須になっていた。
通信容量1GB増量オプション1年間無料の方はオプション選択が必須ではなかったので、オプションを外して申し込んだ。
ワイモバイルのオンラインストアは申込者の気が変わるのを避けるためなのか対応が猛烈に早い。
申込の翌日には商品発送のお知らせが来て、翌々日にはiPhoneSEとワイモバイルのSIMカードが自宅に届いてしまった。
箱の中身を確認すると、iPhoneSEが入った小さな箱とSIMカード、
そして前回オンラインストアを利用したときに入っていたものと同じ極々簡単な乗り換え案内のリーフレットのみ。相変わらず必要最小限だ。
iPhoneSEの箱を開け、とりあえず充電する。ガラスを多用した筐体なのでずしりと重い感じがするが、
メインで使うサイズとしてはこれぐらいが大きすぎず、小さすぎず丁度いい大きさ。
MNP扱いなので回線切り替えの手続きが必要で、電話のみの対応となるが、受付時間が10時から19時までと勤め人では平日対応はちょっと難しい。
端末の到着から6日目までに回線切り替えの手続きを行わないと、キャリアの方で勝手に回線切り替えを行う。
強制切替日までに休日があるから、その日に回線切り替えを行うことにした。
回線の切り替え自体は、かみさんのMNPに続いて2回目なので、勝手がわかっている。
回線切り替え専用の電話番号にかけて、自動音声での手続きで2分もかからない。
1時間弱待って、ワイモバイルのSIMを入れると「ワイモバイル4G」と表示された。
あとはiPhoneとワイモバイルの初期設定だが、多少時間はかかったものの無事終了。
特に必要はなかったが、初期設定のメールアドレスをPHS時代のメールアドレスに戻した。
MyYmobileのメール設定のメニューからメールアドレスの変更の画面を開くと、
「新しいメールアドレスにする」のほかに「元のメールアドレスに戻す」という選択肢が出てきたので、それを選択して変更を完了するだけ。
MyYmobileが開通したので、念のため契約時必須のオプションだったスーパーだれとでも定額を外した。月額のオプションなので適用日は来月から。
今月の料金を確認すると、回線切替日からの日割り計算になっていた。新規割引が適用されているが、適用は契約月の翌月からなので来月からだ。
さて、PHSからワイモバイル4G回線への移行は終了。
あとは楽天モバイルへのMNPの時期だが、開通したばかりでMNP番号が発行されるのか気になったので、
MyYmobileのメニューから手続きを進めてみたが、開通当日でもMNP予約番号の発行はできるようだ。
ただ、移行に当たりiPhoneSEを一括0円で購入しているので、MNP転入即MNP転出をした場合に契約上何らかのペナルティがあると困る。
PHS回線移行のHP、契約書類を確認したが特に条件はなさそう。
ただ、調べてみると契約即解約は場合によっては今後のワイモバイルの契約に支障が出る可能性があるようだ。
新規の契約を断られる、またはそこまでいかなくとも契約にあたって受けられるはずの割引が受けられないことがあるみたいだ。
影響が出るといっても永久にというわけではなさそうで、長くても2年ぐらいのようだが、今後2年間だとワイモバイルから転出する可能性はあっても、逆はなさそうだ。
料金の割引といってもワイモバイルは割引らしい割引はほとんどなくなってしまって、家族割引と光回線セット割ぐらい。
あとは端末の割引ぐらいだが、今後はワイモバイルの端末ではなくSIMフリーの端末を使う予定なので特に問題ないか。
楽天のUN-LIMIT Ⅵの発表がもう少し早ければ、PHSから直接楽天へMNPしたのだが、今となっては仕方がない。
とはいえ、メインで使う端末ならiPhoneSEぐらいの大きさがちょうどいいのだが、
サブ回線の端末としてはやはり大きすぎるし、このままMNP転出しないとスマホの基本料金がかかってしまう。
それと、楽天モバイルのUN-LIMIT Ⅵの開始は4月からで3月中はⅤのままだということに今頃気づいた。
まだ基本料金1年間無料キャンペーンをやっているからこのキャンペーンの適用になれば3月契約でも問題ないのだが、
300万回線までが対象のキャンペーンで1月下旬の時点で220万回線とのことで、UN-LIMIT Ⅵの発表後、新規契約はかなり順調のようだから、
このキャンペーンの適用を受けられるうちに契約しておけば、1年間は1GB以上となっても基本料金が無料になる。
Rakuten Miniの一括1円もいつまで続くか分からないので、楽天モバイルへのMNPを急いだ方がいいようだ。
とはいえ、MNP転入した同じ月にMNP転出するのもさすがに気が引けるので、次の月になってから楽天へのMNP転出をすることにした。