奈良県立民俗博物館 企画展「結びの民俗 ~ひも・なわ・つな~」
「結びの民俗 ~ひも・なわ・つな~」を見たよ。
今まで読んだ中には、「おつなさま 注連縄」のことは書かれてなかったか、或はわたしが意識してなかったのので、今回の企画展はこれが目的だったよ。
わたしは奈良県に住んで初めて知った勧進縄。この写真パネルも展示されていた。
奈良には色々な縄があるらしく、信仰に使う物が多いらしい。
玄関先の神の依りしろとしてまつられる物も展示されていた。
特に印象深い注連縄などを少し記録しておこう
唐招提寺 五色の「るや」
春日若宮社(大和郡山市野垣内町) 伊勢エビやみかんなどが吊るされている
宇陀市大宇陀区平尾 動画短く頭が大きく手脚の長い人形に黒面
体がぐるぐる巻にまかれ、複数枚 水色の紙
胴部分に注連縄
腰に二重の赤糸
橿原市四条町のオツナサン
江包・大西のお綱祭 桜井 ○鳴神社(神社名無し)
鳥居前に巨大で太い注連縄
矢田坐久志玉比古神社 縄掛け
鍵蛇巻 おそらく田原本町
お仮屋 桜井市高田
オハケ 平群町篠原 玄関先
亥の子祭りの祭具
『御祭礼記』(奈良県立民俗博物館蔵)が見開きで展示されていた。
これには吊るされた魚(おそらく鯛)や鳥(おそらくキジ)が上部に描かれている。
この光景を三輪神社を写した祭儀写真で見たことがある。
中央に巫女
見物人や通行人
中央少し右下に検校(? 目の見えない人)と弟子
右下には、なが大の上で食べ物が販売されていた。この光景はスイカを売られているのを絵巻物実物(博物館)で見たことがある。
とても面白く、結構長く楽しませていただいた。
平成24年4月28日(土)~7月8日(日)
奈良県立民俗博物館 企画展示室
主な展示品 : 信仰に使用する「橿原市四条町のオツナサン」や「注連縄」などの他、
仕事に使用する「トチカン」「丁縄」、生活に関わる「腰紐」など
身近なものを展示