乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『楢神社』 4  / 奈良県天理市 (「牛絵」大型奉納絵馬にドラマ性の広がりを感じる)

2009-05-31 | 民俗考・伝承・講演
 楢神社にも大型奉納絵馬がかけられている。多くの神社でよく見かける老夫婦の子孫繁栄・子育て祈願の絵馬(写真左上)の下には馬絵。その横には牛の絵馬がある。絵馬は馬や武者絵や老夫婦や金太郎のようなものなどをよく見かける。ここでもう一度、上写真をみていただきたい。私は上写真のように牛の顔を布で隠した大型絵馬ははじめてみた。

 こういった絵馬は私にはドラマ性の広がりを感じる。この絵馬を宮田登先生や赤坂憲男先生や赤松啓介氏や柳田國男氏やその他多くの先生方がみられたら、なんとおっしゃるのだろうか・・・。四人の各先生方においては何となくおっしゃる内容の輪郭が想像できて楽しい感じがする。私にはこの絵を奉納された方の祈願を勝手に感じているが、ここではあえて省かせていただきたい。いずれにせよこの絵馬に対しても、人々の願いや厄払いや奉納者の生活や呪術的要素を強く感じるである。



 住所   奈良県天理市楢町443
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『楢神社』 3  / 奈良県天理市 (御神木の祠内には石仏がおられる)

2009-05-31 | お出かけ



 天理市の『楢神社』は子授け、長寿招福の神として有名と『楢神社 1 /  八代目市川団十郎奉納の井筒がある』でも書いた。楢神社正面のすぐ右横には祠(ほこら)のある御神木。祠の中には石仏がおられる。石仏の絵姿はあいにくはっきりとはしない。写真上がそれである。何となくお顔やお姿に感じるラインが認められる。




               


 上写真は御神木のようす。このように石仏がおさめられている。子授けの楢神社にふさわしい景色に感じるのは私だけか・・・。



 
 住所   奈良県天理市楢町443
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『楢神社』 2  / 奈良県天理市 (八代目 市川団十郎を思う)

2009-05-31 | 舞台・音楽 雑感メモ

 かって何人の人々がこの神社を訪れたのであろうか。写真の鈴を鳴らして拝む姿は今も耐えないことであろう。

 八代目市川団十郎が井戸を奉納したことは『奈良神社1』でも書いた。団十郎は男の子を願ったのであろうか。いずれにせよ今の歌舞伎に団十郎家がご活躍と言うのはうれしい限り。浮世絵でも団十郎を描いた役者絵は多く、ここのお家芸の十八番やお家芸も江戸時代からの人気ぶり。『楢神社』万歳である。



 
 住所   奈良県天理市楢町443
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『楢神社』 1  / 奈良県天理市 (八代目 市川団十郎奉納の井筒がある)

2009-05-31 | 舞台・音楽 雑感メモ

 今月の初めのこと。奈良県の郡山市、奈良市、天理市などを原付バイクで回って遊んだ。おおよそ十神社仏閣を見て回り楽しんだ。

 天理では『楢神社』にも参ることにした。ここは子授け、長寿招福の神として有名。奈良神社ではなく楢(ナラ)神社と書く。「ナラ」とは 国、緩やかな傾斜地、宮殿、王などの意。緩やかな傾斜地に帝都ができたので、帝都をナラとよんだといわれているとのことである。

 神社には八代目市川団十郎奉納の井筒があるそうだ。井戸水は子授けの霊水。子を望む者にとってはあるがたい神社だ。ここで私の心はときめく。八代目市川団十郎奉納の井筒!!なんと、かっこいい!!

 この神社は子授けで参る神社とあって、名付けもされているとのこと。ちなみに、この辺り(あるいは楢全域か?)では、かって楢彦や楢太郎や楢子と言った名前も多かったと言う。

 


 住所   奈良県天理市楢町443
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